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適材適食 -てきざいてきしょく-

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103食目「ビタミンDのつくりかた」ー紫外線にご注意ー

ビタミンDのつくりかたー紫外線にご注意ー@沖縄伊計ビーチ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

ビタミンDは、

食べたものの中からカルシウムの吸収を促進したり、

血液の中のカルシウムの濃度を安定させる働きを持っています。

 

カルシウムと訊くとやっぱり「骨のもと」ですよね。

人間の身体を支える骨格=骨を健康に保つために必要です。

骨の密度を高め、骨粗鬆症を防ぎます。

 

ほかにも、

■免疫力増強作用

→風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する働き

■がん予防

→肝臓がん、肺がん、乳がん、前立腺がんなどを予防

■うつ予防

■ダイエット効果

など、

健康を保つために必要な栄養として注目されています。

 

カルシウムを摂るためには

  • 乳製品    (牛乳・ヨーグルト・チーズ)
  • 大豆・大豆製品(豆腐・納豆・湯葉)
  • 海藻・小魚  (ひじき・小エビ・しらす・めざし)
  • 野菜     (コマツナ・チンゲンサイ)

などカルシウムを含む食材を食べると

体内に吸収されるのですが、

そこで吸収率が関わってきます。

どんなに食べても吸収できなければ意味がありません。

 

そこで登場するのが「ビタミンD」。

体内にカルシウムが入ってくると

反応して効率よく吸収してくれるのです。

 

ビタミンDにも種類があって、

植物に多く含まれているビタミンD2

動物に多く含まれているビタミンD3

特にビタミンD3が大事です。

 

そしてこのビタミンDですが、

実はおひさまと関係しているのです。

 

ビタミンDは「日光を浴びることで体内で合成」されるのです。

植物の光合成みたい、ですよね。

 

ですから極端に日光を浴びないと

ビタミンDが不足してしまいます。

 

だからおひさまの光を浴びるのは

とっても大事なことなのです。

 

しかし、注意が必要です。

日光には「紫外線」が含まれています。

紫外線は皮膚のコラーゲンと弾性繊維に

ダメージを与えて「肌を加齢」させてしまいます。

紫外線を浴びすぎると、

肌に弾力性がなくなって、

老化を加速させてしまうのです。

 

だから、

「健康的な小麦色の肌」

というのは間違いで、

本当は皮膚にとってはよくない状態なのです。

 

これから夏。

日射しがますます強くキツくなっていきます。

天候や気温に関係なく

紫外線は降り注いでいます。

雨の日も曇りの日も肌寒い日も関係ありません。

 

紫外線対策は、UVケアをすることです。

出かける前にしっかり塗りましょう。

薄く塗るだけでもしっかり紫外線をはじいてくれます。

だけど、そのまま1日中過ごすのはダメです。

衣類や汗でUVクリームは落ちてしまうので、

小まめに塗りましょう。

同時に水分も摂りましょう。

 

外に出ることは

歩いたり運動するだけでなく、

日光を浴びることも健康的な身体を得るために必要です。

が、注意も必要なのです。

 

さらに詳しい情報は以下をご覧ください。

 

www.dm-net.co.jp

 

 

★わん!ポイント★ 

沖縄で一足早く初夏を体験してきました。

もちろん、UVケアは欠かしませんでした。

水分補給も。

帽子も有効です。

 

季節はまだ春ですが、

もう紫外線は強くなっています。

 

みなさんご注意を。 

 

 

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。