食べられるのに捨てられてしまう食べ物「食品ロス」の削減について、政府が初めて数値目標を設定する。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿い、家庭での食品ロスの量を2030年度までに00年度比で半減させることを目指す。環境省が改定中の「循環型社会形成推進基本計画」に盛り込み、月内にも閣議決定する見通し。
ニュースで「食品ロス」について
政府が目標を定めたことが取り上げられていました。
目標は「現在の半分」。
食べられたはずのものを捨てた経験、
誰にでもあると思います。
恥ずかしいですが、私にもあります。
食品ロスについて考えてみたいと思います。
どうして捨てることになってしまうのでしょう。
賞味期限が切れてしまうから、です。
賞味期限あ切れてしまう理由は、
- うっかり
- 買いすぎ
が原因ではないでしょうか。
冷蔵庫に入れてあることを忘れてしまった。
保存期間が長いので後で食べようと思った。
安いのでついたくさん買ってしまった。
買ってあるのを忘れてしまった。
など、どの理由も買う時点で
「食べよう」と思っていたはずです。
賞味期限を超えたものを食べることは、
細菌が繁殖していて食中毒を起こすなど
健康を害する可能性があるので危険です。
ということで、
「モッタイナイ」をなくすために
「アタリマエジャン」なポイント
を確認したいと思います。
それは意外と健康的な食生活へのヒントかもしれません。
■買いものに行く、その前に。
*何を作って食べるか=献立を考えましょう。
*冷蔵庫や棚に保管している食材を確認しましょう。
*足りないものをメモに書きましょう。
*お腹の空いている状態で買いものに行くのはやめましょう。
■買いものをする。
*賞味期限を確認しましょう。
*すぐに食べるもの、今日作るために必要な材料は
敢えて日付けの短いものでも大丈夫なはずです。
*たくさん買いすぎずに、使う分だけを買いましょう。
*献立にないものは買わないようにしましょう。
■調理する。
*買ってきた食材は使い切りましょう。
*作りすぎないようにしましょう。
■食後。
*残ったものは、別のものにアレンジして
すぐに消費しましょう。
■保管する。
*賞味期限に気をつけましょう。
*期限が迫っているものは眼の付くところに保管しましょう。
*保管したものは次の食事の時に食べるようにしましょう。
*長い時間保管しないようにしましょう。
*食べかけたものなどは、
梱包の袋についていた賞味期限シールを剥がし
捨てずに貼り替えておきましょう。
■外食時。
*注文しすぎないように注意しましょう。
*残さず食べましょう。
*残してしまう時は持ち帰れるお店もあります、
お店の人に声をかけてみましょう。
*持ち帰ったものはすぐに食べましょう。
いかがですか。
食品ロスを意識することは、
食事を考えること、
食べものについて意識すること、です。
なにを
いつ
どれだけ
食べるのか。
を意識すると
食べる量や栄養バランスも自然と整ってきます。
それは健康なカラダづくりのための食事となるのです。
そして賞味期限は美味しく頂ける目安でもあります。
★わん!ポイント★
モッタイナイ、なくしていきましょう★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。