毎年9月12日から9月18日まで
福岡 筥崎宮はこざきぐうで行われる
『放生会ほうじょうや』
の最終日に行ってきました★
私にとって初めての「放生会」です★
福岡・箱崎の筥崎宮(筥崎八幡宮)は
京都・八幡の石清水八幡宮、
大分・宇佐の宇佐神宮と並んで三大八幡宮と言われる
由緒正しい神社です。
最寄り駅は福岡市営地下鉄「箱崎宮前」駅。
神社の名前は「筥崎」なのに駅の名前は「箱崎」なのは、
筥崎八幡神に対して恐れ多いという理由だそうです!
ちなみに「筥」は円筒形の容器の意味らしいです。
ということで、まずは筥崎八幡神にご挨拶をしなくては!
看板に従って本殿に向かって右へ曲がって地上に出ると、
そこは、もう、
お祭りでした!
スゴい!スゴい!スゴい!
人も屋台もいっぱい!!!
でもキレイに人の流れができていて移動がスムーズです。
みなさん慣れているのかな?
こんなに混んでいるのにぶつかることがほぼありません。
鳥居がすぐに見えてきました。
石造りの大鳥居。
とっても立派です。
右手にある「手を洗って清めるところ」に向かいます。
さて、ここは正式にはなんていうのでしょうか?
正解は「手水舎」です。
読み方は「ちょうずや」ですが「てみずしゃ」とかほかの読み方もあるみたいです。
浴衣の子がいました。
さて作法ですが、
- 手水舎に一揖*(いちゆう)する。
- 右手で柄杓(ひしゃく)を取り、手水を掬(すく)う。
- その手水で最初に左手を清める。
- 次に柄杓を左手に持ち替え、同様の動作で右手を清める。
- 次に口をゆすぐためもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含む(柄杓の椀に直接口をつけない)。
- 音を立てずに口をゆすいで清め、そっと吐き出す。
- 先の動作で左手をもう一度清める。
- 最後に柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾け、柄に手水をしたたらせて洗い流す。
- 柄杓を元の位置に静かに戻し、一揖する。
*一揖:会釈する、おじぎする
なんだそうです。
身を清めたところで先に進みます。
提灯がたくさん並んでます。
本当のろうそくを使った明かりです。
子供会でやっているようでした。
そして門の前まで来ました。
なんだか、物騒。
こちらに詳しい意味がありました↓
そしてご挨拶。
なにやら神事中のようです。
奥をよーく見ると左右に赤と青の天狗のお面があります。
本殿の横に展示スペースがありました。
ビードロと呼ばれる「放生会ちゃんぽん」です。
ちゃんぽんと言っても麺ではありません。
吹くと「チャン!ポン!」と音がするのです。
次は「放生会おはじき」です。
これは和食がテーマだったので思わず撮りました。
そしてナゾの書が!
王貞治氏の直筆のようです。
「執念(しゅうねん)」と書かれています。
執念深い、、、と何だか悪いイメージですが、
執念とは
ある一つのことを深く思いつめる心。
執着してそこから動かない心。
王さんらしい言葉、です。
本殿から出ようとした時、
ふと上を見ると、
蝶とツバメの図案?なぜでしょう。
調べたけど、判りませんでした。
右手の社務所には有名な「鳩みくじ」があったのですが華麗にスルー。
あ、先程の神事?の説明が書いてありました↓
私共、
人間はその生活を営むために
止むを得ず
多くの魚や鳥、
その他の生物を
殺生しております。
当宮では、
放生会の期間中、
それらのもの言わぬ、
生物の霊を慰めるための
感謝の祈願を受け付けております。
ご希望のお方は札所にてお申し込み下さい。
放生会とはそういうお祭りなのです。
私たちは生きるために、
多くの動物や植物の命を奪います。
そのことを忘れないように祈願するのです。
食べものは命そのもの。
食べものも命そのもの。
だからこそ食べものを大切にする。
それが放生会なのです。
鳥居のところまで戻ってきたら、ものすごい人ひとヒト!
1000年以上続くと言われている放生会。
7日7夜に渡り、
500軒もの露天屋台が並び、
期間中はのべ1,000,000人(100万人)が
訪れると言われているだけあって、
スゴい光景です。
さて、お参りも済ませたので
まずは放生会名物を2つ廻ります。
最初は「新しょうが」です。
でもなぜ新しょうが?
それを説明するには黒田官兵衛が出てきます。
時代は織田信長の時代までバックします。軍師官兵衛である如水公が、信長の使者となって摂津城城主荒木村重のところに出向き、織田側につくように説得に当たりますが如水公の口がうまいことを熟知している如水公と旧知の間柄の村重は如水公の口にまるめこまれるのを嫌って官兵衛が来るなり岩牢へ抛りこんでしまいます。約1年後に救出されるまで、岩牢の
監視役だった加藤重徳は、食事や医薬などなにくれとなく親身にお世話をし、そのお蔭で、如水公も生きながらえることができたことは、皆さんもご承知でしょう。救出された際に如水公は重徳の恩義にこたえるために、自分に仕官するように求めますが、重徳は自分に代えて、息子の三左衛門を仕官させることになります。如水公、初代藩主長政公の福岡入りに伴い三左衛門も筥崎の地に土地をあてがわれ、父親の重徳を呼び寄せることを許され、父とともに、この土地に生姜を植えて暮らしておりましたが、ある秋の日に、如水公、長政公の筥崎宮の参詣を知り、重徳は、手土産に掘り起こした土のついたままの新生姜をもって如水公、長政公に会い新生姜をお二人に献上し、五穀豊穣を喜ぶとともに、相互に感謝を語りあったとされます。このような背景から、新生姜は、筥崎宮参詣の証として長年にわたって放生会の主役として語り継がれてきています。
なるほど、です。
2つめはこちら、
「筥崎さんのやきもち」です。
社日餅と書かれています。
社日(しゃにち)ってなんでしょう?
生まれた土地の神様を祀まつる日
なんだそうです。
でもそのまんま太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅うめがえもち」です。
どちらも社日餅だからいいのか!
焼きたてで中のあんこが甘くて美味しかったです!
さて、少し歩きます。
なんだか気になるものが。
透明な風船なのですがカラフルな電球が光っていて、
大きなシャボン玉みたいでとても幻想的でかわいかったです。
しかも目立ちます。
小さなお子さんから大きなお友達まで持っていました。
(ちょっとだけうらやましい)
人波の流れに乗りながらど派手な屋台を発見!
韓国式アメリカンドッグ「チーズハットグ」です。
まわりはアメリカンドッグ的なのですが
中にはモッツァレラチーズが入っていて食べると
のびーーーます。
とても美味しかったです!
またまたうろうろしていると、変なところに!!!
おばけ屋敷に見世物小屋にゾンビ村・・・。
もちろん足早に通過です・・・。
でもおばけ屋敷の呼び込みは面白かったです。
私は撮れませんでしたが動画を見つけましたので貼ります。
「ほらほらほらほら!」って
「ホラー」って意味かしら。。。
その先には子どもたちの遊べる遊具的なものがあったのですが、
右の『ぼく・・・くまさん』がライトアップされて
コワいです・・・。
気を取り直して、その先にあった「射的」に挑戦しました。
倒せるには倒せたのですが
棚の下に落ちないと景品はもらえないようです。
残念。
また少し歩くと、端まで来てしまいました。
振り返るとやっぱりスゴい数の人。
時間が経つにつれて増えてきました。
折り返し。
戻ってみると、
あ!
「あまおう」の文字っが!
「博多あまおうけずり」アイスのようです!
見てください!
凍らせた博多あまおうを薄くスライスしてその上に生クリーム★
鮮やかな赤と真っ白な二色のコントラスト!
絶対に美味しいヤツ!だけに
絶対に美味しかったです★
大当たりです!!!
という感じで
福岡三大祭「放生会」の最終日に
放生会初体験をしました!
★わん!ポイント★
筥崎宮放生会へは福岡市営地下鉄で★
駅をでるとお祭りのど真ん中にでることができます。
唐揚げ、ポテト、焼き鳥、焼きそば、お好み焼き、チョコバナナ、りんごあめ、わたあめ、いっぱーいありました!
厳しいことは言いません。
お祭り、だから★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。