『ばかにするな!』
いいえ、真剣に真面目に訊いています。
誰もがその可能性のある「認知症」、
認知症は日常生活の活動が低下することで
引き起こされるのではないかという研究発表がありました。
認知症の引き金となるのは、
- 年齢
- 6ヶ月前と比べて毎日の活動力や周囲への興味減少の程度
- 外傷性脳損傷
- 聴力が落ちてしまっている
- 痛みの有無
- 人生が空っぽと感じるかどうか
などのアンケートにより
- 自分で風呂に入る
- 自分で服を着る
- 自分でスケジュールを立てる
などに「支障がある人」の方が
認知症を引き起こす可能性が高いことが判ったそうです。
自分でできるはずのことができないことで、
気分や意欲が落ち込むことで
認知機能が低下する、ということです。
お風呂や洋服を着る、という何でもないこと。
特別なことでない誰もが普通にやっている日常の風景です。
何気なく繰り返す普通の生活こそが
認知機能に影響する、ということなのです。
それは生活習慣とも言えます。
糖尿病があると認知症を引き起こしやすいと
言われる要因のひとつです。
糖尿病の治療、
食事療法や運動療法は
生活習慣の中で見直した方がいいことを
よい方向へ変えていくこと、です。
糖尿病を正しく、きちんと治療していくことは
カラダだけでなく「こころの健康」にも
大きく関わっていくのです。
ある日、突然、
服のボタンがかけられなくなったり、
ズボンをはこうとしてよろけてしまったり、
「あれ?」
と思ったら、
医療機関に相談することが大事です。
恥ずかしいことなど何もありません。
早期治療が最も効果があります。
★わん!ポイント★
決して他人事ではありません。
もちろん、私もそうです。
年齢も大きく関係しますが、
若くしてもなることがあります。
そして、
すべては防げないとしても
毎日の生活をきちんと送ることで
予防できる可能性があるとしたら、
あなたならどうしますか?
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。