「健康食品」についての選び方や使い方を
政府がアドバイスしてくれている
その名も「暮らしに役立つ情報」について
後編の今回は
『健康食品』の使い方
について見ていきたいと思います。
では早速「使い方」について見てみましょう。
■3.「健康食品」を活用するには?
「健康食品」を摂ってさえいれば、健康になれるでしょうか?
答えはノー。
健康を保ち、増進させるには、健全な食生活、適度の休養、適度な運動の3つのバランスをとることが大切です。
健康の保持・増進に欠かせない3つの「バランス」
●健全な食生活
●適度な運動
●適度の休養
とされています。
健全な食生活の基本は、
主食・主菜・副菜など
様々な食品から必要な栄養素を摂取するバランスの良い食事を
実現すること。
まさに「食事バランスシート」です!
毎食、主食+主菜+副菜の3つを揃えるだけでバランスのよい食事になります。
ウェブサイトでダウンロードできます。
健康食品を使う際は
注意事項として以下の内容を挙げています。
- 効能があいまいなもの、事実確認ができない体験談を安易に信用しない
- いくつもの製品を同時に利用しない
- 持病がある人は薬との飲み合わせにも注意
- 利用状況についての記録を取る
- 異常を感じたらすぐに医療機関に相談を
健康食品を摂る際は、いつ、何を、どれだけ摂ったかと、その後の効果や体調の変化などを記録しておきましょう。健康食品を摂っていて体調が悪くなったときは、摂取をやめましょう。
健康食品は利用していなくても、
サプリメントならお守り代わりに使ってる、
そんな人も多いと思います。
でも、本当にそのサプリメントは効いているのでしょうか。
サプリメントはあくまでも食事の「補助」的な役割です。
有効かどうか、ここにあるように
記録するというのはとても有効な方法です。
なんとなく健康によさそうだから、と言って摂っても、
カラダが必要としてなければ意味はありませんし、
摂り過ぎて病気になってしまう可能性もあります。
口にしたものは明日のあなたになります。
ちゃんと理解して納得したものを
食べるようにしたいですね。
★わん!ポイント★
健康食品の選び方に続いて使い方について
政府のサイトを紹介しながらお話してきました。
食事は誰もが毎日行う当たり前のことです。
呼吸をするように
食事をするのは当たり前です。
その当たり前を毎回きちんと整えていくことで
少しずつ積み上げ、
気づいた時には大きな差を生みだします。
ぜひこの機会に食事について考えてみてください。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。