学会についてお話したいと思います。
いわゆる学会ってどんなことをしているのでしょう。
今回、私が参加させて頂いている
「日本病態栄養学会 年次学術集会」
の場合、
全国から集まった医療関係者が
各々講演をしたり、
ディスカッションをしたり、
発表したりしています。
一方的に発表するだけでなく、
参加者全員で意見を交換することもあります。
特に今回は「栄養」に関しての学会なので、
「レシピコンテスト」がありました。
全国の医療施設から応募のあった
オリジナルレシピを実際に味わうことができます。
どれも美味しくてすぐになくなってしまいました。
お昼用のお弁当もひと味違います。
シュウマイで有名な「崎陽軒」の本格的中華弁当だったりします★
さすが横浜!です。(美味しかったです★)
さらに特別企画として『料理の鉄人』陳建一氏の講演がありました!
というようにあちらこちらで様様なイベントを行っています。
そんな中偶然、今回の会長
寺内 康夫先生
(横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学 教授)
をお見かけしました。
とてもご高名な先生なのでかなり躊躇しましたが、
恐る恐る声をかけさせて頂いたところ、
とても気さくに対応してくださいました!!!
初対面でとても緊張している私↓
寺内康夫先生に伺いたいことがありました。
今回の陳建一氏の特別講演は
会長の寺内康夫先生が企画され実現した
と伺っていたので思い切って訊いてみました。
なぜ陳建一氏なのか。
陳建一氏の講演は
「食事は美味しく楽しくするもの」
とお話されていました。
そこには、
食事療法となるとつい
エネルギー量や栄養バランスばかりに
意識がいってしまいがちだが、
本来、
食事とは美味しく・楽しくするべきもの。
食は人生を豊かにしてくれるもの。
というメッセージが込められているのではないか、
と尋ねてみました。
寺内康夫先生は
「その通り!」
と教えてくださいました。
糖尿病などの生活習慣病の治療として行う食事療法は
検査の数値に左右されがちです。
数値をよくするために食事が苦痛になってしまっては
なんのための治療かわかりません。
ずっと治療していく糖尿病だからこそ、
美味しく楽しい食事を
ひとりひとりに見つけていくことが
管理栄養士の役目なのだ、と改めて考えました。
大変お忙しい中、貴重な時間を頂き、深く感謝しています。
ありがとうございました。
★ぶー!ポイント★
寺内康夫先生に
SNSやブログをやっていること。
一緒に撮らせて頂いた写真をアップさせて頂きたいことを
伝えたところ、快く承諾頂き
「がんばってね!」
と言葉を添えてくださいました。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。