3月3日桃の節句。
ふと思いだしたことがあります。
長崎出身:桃カステラ食べたいとです
私 :え!?桃カステラって何?
長崎出身:そーゆーのがあるとです!
私 :へー、そーゆーのがあるんだー
という話を思い出しました。
それが長崎出張の直前という奇跡★
ということで、先日の
半日ダッシュツアー@長崎で登場した
眼鏡橋近くのこちらのお店↓
「岩永梅寿軒いわながばいじゅけん」で買ったのがこちら↓
「桃カステラ」です!
3月3日は、5節句の1つ、「上巳(上旬の巳の日の意)の節句」といわれており、昔の中国では、この月に野や川に出て禊(みそぎ)をし、けがれを祓っていたそうです。この風習が日本に伝わり、お雛様にけがれを託したのが「流し雛」らしく、今日のように、女の子の節句となり、人形等を飾るようになったのは、江戸時代の頃ではないかと伝えられています。
また、この日が「桃の節句」とも呼ばれるのは、中国で桃の種から作る薬湯を飲む習慣からともいわれ、「長寿の実」、又は「難除けの実」等として、桃は大変縁起の良いものとされています。
長崎では、「初節句のお祝いのお返し」として、この縁起の良い桃の形をあしらった「桃菓子」を、1軒1軒、心のこもった御挨拶と一緒に差し上げるという、素晴らしい風習が残っています。桃求肥は別ページで紹介しています。
スポンジが淡いピンク色のかわいい感じを
想像していた私にはちょっと衝撃的でした。
しかも、この桃カステラ、とても「大きい」のです。
直径約9cm、高さ5cmはあります。
あまりに大きいので店員さんに
「これ、何人で食べるんですか?」と尋ねたら
「え!?(何言ってるの?この人?
お一人でも大丈夫だと思うのですが・・・」
と半ばあきれた感じの回答を得ました。
いや、だって・・・。
桃カステラは
下に桃をかたどったしっとり系のカステラ的スポンジがあって、
その上に砂糖細工の桃の実が載っています。
そしてとっっっっっても「あまーい」です★
長崎は大航海時代から海外へ・世界へ開かれた港町。
そこから始まった「砂糖文化」は
「長崎街道 シュガーロード」
と呼ばれています。
長崎カステラは有名ですが、
その原点も「砂糖」にあります。
桃カステラは
桃・・・・・・中国
カステラ・・・ポルトガル
のふたつが日本・長崎でひとつになった、
そんなお菓子なのです。
そんな事を考えながら、
桃カステラ、イタダキマス。
(でも、やっぱりあまーい)
★ぶー!ポイント★
桃カステラは「縁起物」です。
でも、食べ過ぎに注意です。
ところで
長崎出身の人はみなさん、
桃カステラ、食べているのでしょうか?
気になります。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。