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適材適食 -てきざいてきしょく-

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434食目「キャンディーを6億5000万円売り上げる女子中学生」Zollipops(ゾリポップス)社

「キャンディーを6億5000万円売り上げる女子中学生」Zollipops(ゾリポップス)社【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

13歳の女子中学生CEOの会社は年商6億円。

開発した虫歯予防キャンディって?

 

 アメリカでは小学校の頃から投資や保険など、お金に関するあれこれを学びます。学校によっては“ごっこ感覚”でアントレプレナー教育(起業家育成教育)をするところもありましょう。
 そんな国ですから、年商600万ドル(≒6億5000万円)を叩き出す女子中学生CEOが出たと聞いても驚いてはいけません。

 

YouTubeでキャンディ作りを学んだ

天才少女の行動力

 

 話題の女子中学生の名前はアリーナ・モース。虫歯予防や歯垢除去効果のあるヘルシーキャンディ販売会社「ゾリポップス Zollipops」のCEOとして、若干13歳、史上最年少で雑誌『アントレプレナー Entrepreneur』(2018年9月号)の表紙を飾った天才少女です。

 記事によると、アリーナ・モースがヘルシーキャンディ作りを思い立ったのは7歳の頃。当時、キャンディを手に取るたびに親から「歯に悪いぞ」と注意されていたことから、「歯に良いキャンディはどうしたら作れるのか」を考え始めたといいます。

「親から小言を言われるのにうんざりしちゃって」と、実に子供らしいエピソードを語るアリーナちゃんですが、そこからヘルシーキャンディ開発にいたるまでの2年間で大人顔負けの行動力を発揮します。

 何が歯に悪いのかを突き止めるためにかかりつけの歯科医師や歯科衛生士を巻き込み、YouTube動画を観てキャンディ作りを独学で習得。自宅キッチンで100回以上の実験を繰り返し、何種類もの植物を使って試行錯誤を繰り返したそう。

 こうして生まれたキャンディには歯に悪いものは一切使われておらず、カロリーゼロの甘味料であるキシリトールの他に、エリスリトール、クエン酸、ステビア、色付けにビーツジュースやウコンが使用されています。

 シュガーフリー、グルテンフリー、乳製品フリー、ビーガン、そして遺伝子組み換え組織を使っていない「Non-GMO」マークまでつく超ヘルシーなキャンディが一人の少女の手で完成したのです。

 

TEDトークの堂々たるプレゼンに脱帽!

中学生CEOはダテじゃない?

 

『トゥデイ Today 』オンライン版によると、「ゾリポップス Zollipops」はアリーナちゃんが小さい頃から貯めてきたお小遣いとお父さんからの援助を合わせた 3750ドル(≒41万円)で立ち上げたそう。

 初年度の売り上げは7万ドル(≒776万円)程度でしたが、売り上げは年々倍増し、2018年には600万ドル(≒6億5000万円)を売り上げる会社に成長しました。

 商品はウォルマートやホールフーズなど大手スーパーマーケットとオンラインで販売され、2018年の米アマゾン・ベストセラーランキングではシュガーフリーキャンディ部門で1位、ロリポップ(棒のついた飴)部門では2位に輝いています。

 現在、8年生(中学3年生)のアリーナの一日は、学校で勉強し、放課後はダンスクラスで汗を流してから家に帰り、その後に宿題をするというごくごく普通の中学生スタイル。

 普通とちょっと違うのは、お父さんに車で学校まで送ってもらう道中でのミーティングで一日が始まり、宿題が終わると事務所に顔を出して新商品の企画や広告戦略の話し合いに参加すること。

 

転載元:

 

 

アリーナ・モースさん。 

スゴいです★

キャンディーなんて新しいものなんて出しようがないと

言ってもいいぐらい種類があるものです。

そんなありふれたキャンディーを

「歯にいいもの」にするという発想で

これだけの指示を得ました。

しかもキャンディーの作り方をYouTubeで学習した!なんて!!!

シュガーフリーにしても

グルテンフリーにしても

乳製品フリーにしても

別に特別のことではなく既にあるものです。

例え歯にいいものだけを揃えたとしても

とてもこんなにバクハツ的に売れる未来を

私は想像できません。

 

スゴいです★

 

 

 

 

★ぶー!ポイント★

 

世の中に無かったものだけが新商品ではないのかも知れません。

世の中が求めていたものこそが新商品になれば

ヒット商品に成長するのかも知れません。

 

きっと当たり前の中にあるのかも知れません。

例え目に入っていたとしても

当たり前とアタマで判断してしまっていて

見ているのに景色にすらなっていない。

確かに見ているはずなのに

それを認識できていないのかも知れません。

 

意識を持って見ると

見慣れた景色でも違って見えるのかも知れません。

 

そんなことを考えた記事でした。

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。