天神勤務のランチ。
以前から行ってみたかったお店に向かいました。
目印は「水鏡天満宮すいきょうてんまんぐう」です。
菅原道真公は京より大宰府に左遷される道中で博多に上陸した際、今泉にある四十川(現在の薬院新川)の水面に自分の姿を映し、水面に映る自身のやつれた姿をみて嘆き悲しんだとされ、これにちなんで庄村(現在の中央区今泉)に社殿が建造され「水鏡天神(すいきょうてんじん)」「容見天神(すがたみてんじん)」と呼ばれた。
なんとあの学問の神様・菅原道真公が
「自分のやつれてしまった姿を嘆いた」ことが
その名前の由来なんだそうです。
そんな 菅原道真公を慰めるかのように、そのお店はあります。
水鏡天満宮の隣です。
お昼ということもあるのですがとても混んでいました。
食べに来ている人がたくさんいたので店内を撮ることはできませんでしたが
とても素敵な感じのお店です。
店内に入ると、何人か聞かれ席に案内されます。
・・・・それだけです。
こちらはランチの時間は
「サバ定食」のみなのです★
「サバ定食」のみなのです★(大事なので2回言いました)
ですからここに来ている人みんなのお昼ご飯は
「サバ定食」なのです!
待っている間、退屈しません。
お店の奥からサバを焼く炭焼きの香りが
期待感をどんどん高めてくれます!
程なく私の目の前に運ばれてきたのがこちらです!
どうですか!!!
この立派過ぎるサバ!!!
こんなに身が大きくてしっかりしているサバは
あまりお目にかかれません!
炭焼きなので本当に香りが溜まりません!
ご飯、お味噌汁、冷や奴、漬物、お茶がワンセット。
イタダキマスー!
身がふわふわで、とっても美味しいです!
しかもボリューミー!
なんと言っても「脂」が本当に美味しいんです!
ジューシーです!
サバはよく「光りもの」とか「青魚」と言います。
中でもサバはさかなへんに青で「鯖」と書くのは有名ですね。
またサバは「足が早い」と言います。
もちろん魚類なので足はついてないので走れないのですが、
ダメになってしまう、腐りやすいという意味で使われますね。
特にサバの場合、体内にある消化酵素が強力で、
死んでしまうとその酵素が自分自身を分解し始めるんだそうです。
そのため他の魚に比べてサバは特に腐敗するスピードが速いのです。
青魚の脂には
- EPAエイコサペンタエン酸
- DHAドコサヘキサエン酸
が多く含まれています。
中でもサバの脂にはたくさん含まれています。
EPAやDHAは多価不飽和脂肪酸と呼ばれ、
- 悪玉コレステロールを減らす
- 中性脂肪を減らす
- 善玉コレステロールを増やす
などの働きがあり、
- 動脈硬化予防
- 脳卒中予防
- 高血圧予防
などが期待できるのです。
他にもサバには
- ビタミンB12:貧血予防、肩こり解消
- ビタミンD :カルシウムやリンの吸収を助ける
などの成分も多く含まれています。
また身体を構成する基本となるアミノ酸も豊富なのです。
本来、サバは
寒サバ(11月〜翌2月)
秋サバ(6月〜9月)
までが旬なのでギリギリセーフという感じでしょうか。
最近では冷凍や解凍技術も発達しているので
採れたてに近いものを年間を通して楽しむことができますね。
特にサバ缶は人気ですね★
サバ専門店「真」は超人気店で
入れたらラッキー!みたいなのですが、
天神にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
とても美味しかったです★
ゴチソウサマでしたー★
★ぶー!ポイント★
サバでお腹いっぱいになってしまうという幸せを感じることのできる定食です。
「サバで勝負だ!」というプロの意気込みを感じました。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。