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適材適食 -てきざいてきしょく-

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450食目「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ

「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

『インカのめざめ』を入手しました。

希少種と言われているジャガイモです。

 

「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

だいたい一個50gという小ぶりです。

 

なぜ「希少種」なのか。

  • 栽培が難しい
  • 収穫量が一定しない
  • 病気や害虫に弱い
  • 小ぶりなため機械での収穫が難しい
  • 貯蔵が難しい

などが理由なんだそうです。

なかなか採れないことからが理由なんですね。

 

切ってみると

「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

こんな感じでとてもキレイな黄色をしています。

この黄色の素となっているのが『カロテノイド』の一種

ゼアキサンチン』です。

カロテノイドは大変強い「抗酸化作用」を持った物質で、

カラダが錆びるのを防いでくれる働きを持っています。

「インカのめざめ」はゼアキサンチンを大変多く含んでいるそうです。

 

 

ところで何故

「インカのめざめ」

なのでしょう。

 

農業・食品産業技術総合研究機構の北海道試験場にて

交配に交配を重ね選りすぐりの品種で

1987年に品種登録されたものです。

その種芋のひとつとなったのが

「南米アンデス地方」の在来種、

その名も「ソラナムフレファ」種だったのです。

 

「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

今から600年前。

南米のアンデス地方には

マチュ・ピチュ遺跡で有名な「インカ帝国」がありました。

「ソラナムフレファ」というジャガイモは

インカでは「晴れたお祭り日にのみ」食べることが許された

のだと言います。

当時から希少種だったんですね。

そもそもジャガイモ

南米アンデス中南部のチチカカ湖周辺が発祥とされています。

インカの人々にとってとても大切な食料だったのでしょう。

 

本まで出てますよ↓

 

 

「600年前の南米アンデスでまつりごとの時に振る舞われた希少種」『インカのめざめ』という名のジャガイモ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

希少種ということでなるべくそのままで味わいたくて茹でてみました。

茹でるとこんな感じです。

とても舌触りがよくホクホクです★

とても甘味があります★

サツマイモとジャガイモの中間な感じさえします。

とっても美味しいです★

 

もしみなさんも

「インカのめざめ」

を見つけたらぜひ味わってください。

他にも

「インカのひとみ」

「インカルージュ」

「アンデスレッド」

など南米アンデスを想像させる仲間もあるようです。

 

 

 

 

★ぶー!ポイント★

「インカのめざめ」を含むジャガイモには

  • ビタミンC
  • ビタミンB1
  • カリウム
  • ナイアシン

などを多く含んでいます。

が、炭水化物=糖質も多く含んでいる野菜です。

お米やパンや麺と同じと考えていい程です。
特にジャガイモが糖度5度に対し、
インカのめざめは6度〜8度ほどあり甘さを感じる品種です。

なので、

美味しくても食べ過ぎ注意!です。

 

ポテトサラダは野菜サラダとは違います!!!

どちらかというとご飯に近いです!!!

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1 

 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。