『九州デザインファイル』というのをご存じでしょうか。
九州地域を対象に
「デザインを活用し、ブランド構築やイノベーション実現」
につながった事例「40例」を1冊にまとめたもの、
なのです。
九州経済産業局では企業における「デザイン経営」の導入促進を目的とし、平成30年度、序奏、実践の2段階形式のセミナーを開催するとともに、九州地域において、企業等とデザイナーが連携して「デザイン」を活用し、ブランド構築やイノベーション実現につながった事例を中心に収集した「九州デザインファイル」を作成しました。
当ファイル事例は九州地域における事例を網羅しているものではありませんが、企業等とデザイナーの方との出会いの参考となり、「デザイン経営」導入の一助となれば幸いです。
実際の冊子はこちら↓
掲載されている頁はこんな感じです↓
二田哲博クリニック 天神の検査室です。
サインは人の心も誘導する。
クリニックのサインというと、院名、診療案内、室名などに留まることが多いが、壁等にグラフィックアートを施すこともよく見られるようになった。この場合は、治療に向かう患者の心の負担を軽減することを目的とする場合が多い。
ここのクリニックは、糖尿病と甲状腺疾患に特化した専門クリニックである。高い診療レベルを維持するため、専門治療に必要な検査機器が充実している。検査結果は最速40分で判明し、リアルタイムに治療を受けることができる。その検査室はガラスばりで、患者は見学ができる。
そこでサインは、検査装置導入の本来の目的であるクリニックの理念「最高の医療を提供する」を伝える媒体として、精緻性、専門性、信頼性などをイメージさせるグラフィックを検査室内の壁に施した。また、ガラス手前には、検査装置の解説を表示している。希有な検査室はワクワク感を喚起させ、初診の患者は検査の様子に見入ってしまう。そしてクリニックの意志を自然に観取する。
陰の立役者である検査技師は、表舞台に立つことになりいい意味での緊張感やモチベーションアップにつながっている。
転載元:九州デザインファイル
この「様子が見渡せる検査室」や「サイバーなデザイン」は
理事長の二田のアイディアで、
それを見事にカタチにして頂いたのが
MED代表 中牟田麻弥氏です。
二田哲博クリニックは
福岡・姪浜本院
福岡・天神分院
とあり、
どちらも同じ「理念」を持っていますが、
それぞれのコンセプトを持ったまったく違った建物です。
★ぶー!ポイント★
クリニックなので
「遊びにきてください」
とは言えないのが残念です。
「快適に過ごせるように」との願いは
本院・分院、共通です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。