私の部屋のシイタケ。
結果74個のシイタケを収穫することができましたーー★
愛情込めてせっせとお世話をして
(単に部屋の中で1日一回霧吹きでシューっとやるだけ)
実った?シイタケ。
採れたてシイタケは栄養満点!
でも今回はさらに栄養をぐーーーんと上げちゃいたいと思います!
これが収穫したシイタケです↓
約100gあります。
これをカゴに入れて干します。
たったこれだけです。
数時間、それこそ2時間でも効果はあるのですが
私はしっかり乾燥してみました↓
なんと1/10の10gになっていました!
90gは主に水分でそれを飛ばした感じです。
では栄養価についてみてみましょう。
100gあたり
エネルギー・・・・(生)18 |(干)182 |kcal
タンパク質・・・・(生) 3 |(干) 19.3 |g
脂質・・・・・・・(生) 0.4 |(干) 3.7 |g
炭水化物・・・・・(生) 4.9 |(干) 63.4 |g
ビタミンD・・・・(生) 2.1 |(干) 16.8 |µg
生シイタケよりも干しシイタケの方が
栄養価が高くなっています。
それは「水分がなくなったため」で
同じ重さで比較すると
水分を含んで重い生シイタケよりも
1個1個が軽くなった干しシイタケの方が
よりたくさんとなり、その分栄養価が高まるのです。
私のシイタケの場合を使って
同じ重さにしようとすると
生シイタケ1個に対し
干しシイタケは10個必要になるからです。
実はそれだけではありません。
「ビタミンD」に注目です。
(生) 2.1µg
(干) 16.8µg
なんと8倍になっています。
シイタケに含まれている
「エルゴステロール」
という成分が
日光に当たることで
カルシウムの吸収を助けるビタミンDに変化
するのです!
他にも
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- 食物繊維
などや
キノコ類特有の
「エリタデニン」
を含んでいています。
エンタデニンは
血中コレステロールを抑える働き
が期待できると、
林野庁のウェブサイトでも紹介されています。
きのこの成分と効用
きのこ類は、自然志向・健康志向の高まりとともに食べる機会が増えてきています。きのこ類の成分は、水分、蛋白質、繊維質、無機質、ビタミン類などから組成されています。
きのこには、
- 体内におけるカルシウム代謝に重要な役割を果たすビタミンDを多く含み、骨粗鬆症の予防効果が期待できます
- 低カロリーでビタミンやミネラルが豊富なことから健康的なダイエット効果が期待できます
- 食物繊維が豊富なことから便秘の予防に効果があります
- また、シイタケに含まれるエリタデニンという特有成分には血中コレステロール値を下げ、血流をスムーズにして血圧を低下させる効果が期待できます
- きのこ類の多糖類(ベータ‐グルカン)は免疫の活性力を高め、ウィルスに対する抵抗力を示したり、抗腫瘍効果(こうしゅようこうか)も期待できます
などの効用があります。
このようなことから、栄養過多や肥満や成人病に陥りやすい現代人にとってきのこは、まさに理想的な健康食品と言えるでしょう。
健康を保つため、きのこ類を食卓に積極的に取り入れていきましょう。
ということで、シイタケのほかにも
シメジ
もやってみました!
もちろん生のままでも栄養たっぷりですし何よりオイシイです。
でも干すだけでビタミンDがぐーーーんと増えたり、
たくさんの量を食べることができますので、
興味のある人はぜひお試しください★
★ぶー!ポイント★
キノコに含まれているビタミンB群ですが
水に溶けやすい「水溶性」なので、
干したキノコを戻すために浸けた水=もどし汁も
しっかり頂くようにしましょう★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。