九州でもトップクラスの大都会、福岡・天神で「ハチミツ」を作っているという記事を見つけました。
場所は福岡三越の屋上。なんと10万匹のミツバチが棲んでいるんだそうです!ミツバチの行動半径は3キロらしいので、大濠公園や南公園あたりに咲いている花たちから蜜を集めているのかも知れません。天神には意外と路上に花があるので、本当に天神の花からも蜜を集めているのかも知れません。
ミツバチの寿命は30日
文字通り一生をかけてミツバチたちがせっせと集めた「天神産ハチミツ」。どんな味なのか気になります。
ハチミツって?
蜂蜜(はちみつ)とは、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものをいう。約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、ビタミンとミネラル類などの栄養素をわずかに含む。味や色は蜜源植物によって様々である。
ハチミツはほとんどが「糖分」なのです。なので100gあたり294kcalと、とても高カロリーです。
ハチミツの甘味
砂糖とハチミツでは違う甘さを感じませんか?砂糖の主成分はショ糖。ハチミツはブドウ糖と果糖。ブドウ糖の方がより強く甘味を感じる人が多いのです。
ハチミツの栄養成分
代表的な栄養成分は
- ビタミン
- ミネラル
- アミノ酸
などが含まれていて、その素は花粉です。意外な成分として「カリウム」も含まれています。カリウムは特に食塩などを多く摂取した時に血圧を下げる効果がある成分です。カリウムの多くは野菜に含まれています。
ハチミツの効果
ハチミツは大変強い「殺菌作用」を持っているのは有名で、古代エジプトやギリシャなどにも、ハチミツを薬として使ったという文献があるそうです。現代でも
- 咳止めにいい
- すり傷に効く
- やけどに効く
- 口内炎に効く
- 二日酔いを解消する
- 不眠症に効く
- 便秘を解消する
- 胃腸の調子を整える
- 動脈硬化を防ぐ
- 疲労回復
などなど、色色言われています。中には科学的根拠がないものもあるようですが、黄金色でとても甘いハチミツにはなんとなく「神秘的」な力を感じてしまうのも判る気がします。
ハチミツの使用上の注意!
1歳過ぎるまではハチミツを与えてはいけません。絶対に!です。
★ぶー!ポイント★
ハチミツ大好き!と言えば某クマのぬいぐるみをイメージしてしまいます。ハチミツを頂くときは「どこに咲いていた花の蜜なんだろう」なんて想像するのも楽しいかも知れません。たとえ栄養成分が入っているとは言え、糖分がかなり多く含まれた食材です。食べ過ぎに注意しましょう。
ハチミツのお礼にお花を育てる、というのもアリかも!?
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。