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適材適食 -てきざいてきしょく-

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596食目「高カロリーな清涼飲料を飲み過ぎると太るだけでなくがんになる」高カロリー飲料100mLでがんのリスク18%増加という調査結果

「高カロリーな清涼飲料を飲み過ぎると太るだけでなくがんになる」高カロリー飲料100mLでがんのリスク18%増加という調査結果【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

予想以上の衝撃的な結果のレポートを見つけました。

ジュースやコーラなど高カロリーな清涼飲料を飲み過ぎると、がんになりやすい、というのです。

ジュースやコーラなど高カロリーの清涼飲料の飲み過ぎと、がんの発症リスクの上昇には関連があるという、10万人以上を対象とした調査結果を、フランスのパリ13大学などの研究チームが発表した。詳細は医学誌医学誌「ブリティッシュ メディカル ジャーナル(BMJ)」に発表された。

dm-net.co.jp

 

 詳しくみていくと、

高カロリー飲料の1日の平均摂取量は、女性で74.6mL、男性で90.3mLだった。期間中にがんと診断されたのは2,193件(乳がん693件、前立腺がん291件、大腸がん166件)。がんの診断時の平均年齢は59歳だった。
 解析した結果、高カロリー飲料の摂取量が1日にわずか100mL増えただけで、全がんの発症リスクは18%上昇し、乳がんのリスクは22%上昇することが明らかになった。

引用元:植物ベースの食事が糖尿病リスクを減少 高カロリー飲料はがんリスクも上昇 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク

フランスで行われた調査で、10.1万人(男性21% 女性79%)平均年齢42歳を対象に約5年間(最大9年間)アンケート形式で行った結果で、

1日の高カロリー飲料の平均摂取量

 男性・・・・・・90.3 mL 

 女性・・・・・・74.6 mL

で、このうちのがんを発症したのは2193件で

 乳がん・・・・・693件

 前立腺がん・・・291件

 大腸がん・・・・166件

がん診断時の平均年齢は59歳だったそうです。

さらに詳しく解析したところ、

 1日の高カロリー飲料の摂取量が100mL増えると、

 全がんの発症リスクは18%上昇

 乳がんの発症リスクは22%上昇

することが判ったそうです!

 

今回の結果から

高カロリー飲料を飲み過ぎる

肝臓・膵臓など内臓に脂肪が溜まる

炎症マーカーなどに影響

がんの発症リスクが上昇?

と推測しているそうです。

 

 

 

ここでは

特定の商品が危険だ!と言っているのではありません。

特定の商品を飲んでいるとがんになる!と言っているのではありません。

 

しかし「果糖=フルクトース」を含む多くの清涼飲料を飲み過ぎることで、摂取カロリー増え、

  • 肥満
  • 2型糖尿病
  • 心血管疾患

などのリスクを高めることは他の研究でも知られています。

そして「果糖=フルクトース」は清涼飲料だけでなく、菓子類にも多く含まれているもので、飲料に限ったことではないのです。

 

「高カロリーな清涼飲料を飲み過ぎると太るだけでなくがんになる」高カロリー飲料100mLでがんのリスク18%増加という調査結果【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

暑い毎日。よく冷えた炭酸飲料をぐっと一気に飲む。とても美味しいです★ 繰り返しになりますが飲んではいけません、と言っているわけではありません。こういう研究とこんな結果があるということを知って欲しいのです。

 

 

  

★ぶー!ポイント★

 

以前、色色な清涼飲料に含まれているカロリーについて書きましたので参考までにぜひ。

kozonoayumi.hatenablog.com

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

▲YouTube【こぞのあゆみチャンネル】では野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

▲YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。