おにぎり専門店 浅草 宿六は夕方開店予定。それまでの間、合羽橋かっぱばしまで歩いて来ました。浅草と合羽橋は歩いて行ける距離。近いです。
商店街のアーケードにはかっぱをモチーフにした看板が並んでいます。
ビルの窓からたくさんの人が観ていました。食器から調理器具、飲食店用のユニフォームまで「食」に関係する道具なら何でも揃ってしまうのがかっぱ橋道具街なんですって。
でもなぜカッパなのでしょう。
河童が居たから”かっぱ橋”?
実は、名前の由来には2つの説があります。1つめは、金竜小学校跡地辺りにその昔伊予新谷の城主の下屋敷があり、小身の侍や足軽が内職で作った雨合羽を、天気の良い日に近くの橋にズラリと干していたという、「雨合羽」説。
もう1つは、お待ちかね「河童」説。曹源寺通称”かっぱ寺”に墓所がある合羽屋喜八のお話しです。今から約180年前の文化年間、合羽川太郎(本名合羽屋喜八)は、この辺りの水はけが悪く少しの雨ですぐ洪水になってしまうのを見かね、私財を投げ出して掘割工事を始めました。なかなか捗らない工事の様子を見ていた隅田川の河童達は、川太郎の善行に感動して夜な夜な工事を手伝ったそうです。そして、なぜか河童を見た人は運が開け、商売も繁盛したといいます。・・・さて、どちらの説がお気に召しました?
なるほど!昔はカッパがいたんですねー(違)。
包丁専門店もありました。
これ、何を切る包丁なんでしょう・・・。怖くて訊けません。。。武器のようです。
そんな中「お目当て」のお店を発見。商品サンプル屋さんです。
色色あって本当に楽しいです!目移り目移り。
そんな訳でこちら、元祖食品サンプル屋に来ました★
定番のハンバーグや
かき氷のセットなど色色な食品サンプルがあります。もちろん買えます。
ハンバーグのパティやスライスしたジャガイモが段段ホンモノぽくなっていく工程がありました。とっても興味深いです。
そんなワケで、
エプロン装着!こちらで食品サンプル制作の体験をさせてもらうのです★以前からやってみたかったのでとてもわくわくです。
工房はお店の2F。参加者が集まってまずはスタッフからの説明を聞きます。
作れるのは①エビ天②キャベツ③好きな野菜の天ぷらです。③の具材は、レンコン、ピーマン、シイタケ、ナス、サツマイモ、カボチャの中から1つ選びます。
食品サンプルの「エビ天」を作る
まずはエビ天から。
今回作る食品サンプルの原料はろうそくのロウです。白、黄、緑の3色のロウが湯煎で温められています。これを使うそうです。
お湯の入ったシンクの前に立つとスタッフが温められた黄色のロウを紙コップに注いでくれます。紙コップを潰して注ぎ口にします。そこからシンクにロウを垂らします。(実は結構緊張)
ある程度の高さから垂らすのがコツらしいです。落ちた黄色のロウがいい感じに拡がっていきます。
慎重に、でも手早く垂らしていくと水面に天ぷらの衣のようなものができます。(これが面白いです)
そこへエビを載せます。
載せたら
エビを衣で包むように丸めます。
お湯から引き上げてかるーくカタチを整えます。あまり力を入れると潰れちゃうそうです。
カタチが整ったら冷水に浸けると黄色いロウはすぐに固まります。
それをバスタオル代わりのペーパータオルで表面の水気を切ると、
完成ですーーー★★★
どうですか!初めて挑戦したにしてはとても美味しそうに見えませんか???
このエビがこんな美味しそうなエビ天になりました★★★
食品サンプルの「カボチャ天」を作る
エビ天と同じようにまずはスタッフが
黄色いロウを紙コップでくれます。
それを高いところからお湯に向かって垂らしていきます。
ポタポタでは遅いのでジャーって感じです。ただ今度の具材はカボチャなのでエビ天ほど拡がらないように、そして衣に隙間ができるようにまだらに落としていきます。
衣の上にカボチャを載せます。
やさしく衣で包んで、
カタチを整えて、
冷水に浸けて、
バスタオルで拭いたら、
完成です★★★
観てわかるようにカボチャなどの野菜の天ぷらは具材が衣から透けて見えた方が断然それらしく見えます。そのため衣をまだらにするのがポイントのようです。
食品サンプルの「キャベツ」を作る
白いロウをすくって
お湯の上に浮かべます。
左端を持って反対側の右側にはロウの水溜をつくります。
それをすーーーっと右側へスライドさせていきます。
できたら白いロウは戻して、
今度は緑色のロウをすくいます。
そして白色の上に左から右へと伸ばしていきます。結構難しいです。
でも大丈夫、スタッフが綺麗に成形してくれます。
できたら今度は白色の両端をつまみ、
ゆっくりとお湯の中へと沈めていきます。
すると白色に続いて緑色もつられてお湯の中へと引き込まれていきます。
ほぼ引き込んだら今度はお湯から引き上げていきます。
すると、こんな大きく薄くなりました!!!(おもしろい!けど難しい)
これを水面に浮かべて白い部分から
丸めていきます。
全部丸めたら
軽くカタチを整える程度に握ります。
冷水を通し、
できたものに包丁を入れて貰います。
水気を切ったら、
完成ーーー★★★
キャベツが一番難しかったです。思った通りにロウが拡がらなかったです。でも、仕上がりがそれっぽい、と自画自賛。
大満足な私★★★
もちろん作った食品サンプルは持ち帰ることができます。蝋細工なのでとても壊れやすいので持ち運びには注意が必要です。
食品サンプル作り、とても楽しい体験でしたーーー★★★
ということでお腹も空きました。時間もいい感じです。
おにぎり専門店 浅草 宿六に来ました。
でも、何故か開店時間になってもお店が開かない。そんな私を見かねて隣の店の主人が「今日は臨時休業だって」と教えてくれました。よく見ると小さな紙に英語でそれっぽいことが書かれているようです。
浅草宿六はミシュランガイド2019の良質な食材で丁寧に仕上げており、5000円以下で楽しめるビブグルマンに掲載されたお店です。
なのでとても楽しみにしていました。でもとてもわかりづらい貼り紙ひとつ。ネットも確認したし、電話もしてみました。
1時間ちょっと待っての結果が臨時休業は酷すぎます。私以外にも何にも開店を待っている人がいました。連休だったので私のように遠くから来た人もいると思います。
ひどいです。
さてお腹ペコペコな私は美味しい東京ご飯を食べることができるのでしょうか。
つづく。
★ぶー!ポイント★
福岡に持ち帰った私の創った商品サンプルたち★
嗅いだり、触ったりしたら食べられないとわかります。見た目も食べられるホンモノに似ています。でも食べられないとわかります。なんだか不思議ですよね。
ホンモノを使わないことで材料を無駄にしない、という大きな役割があるんですね。
そういえば、こんな動画もありました↓
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。