以前、糖尿病が原因で右足を失ったプロレスラーの谷津嘉章やつよしあき氏の話を紹介しました。
なんと、聖火ランナーに選出されたそうですーーー★
1976年にレスリング日本代表としてモントリオール五輪に出場後、プロレスラーに転向し活躍した谷津嘉章(63)が、2020東京五輪の聖火ランナーに選ばれた。栃木県実行委員会推薦ランナーに選ばれた谷津はENCOUNT編集部に喜びと決意を語った。
谷津はこの6月、糖尿病による壊疽で右足の膝下7センチのところで切断する大手術を受けた。壮絶な痛みと苦しみを乗り越え、現在、義足をつけて歩けるまでに回復している。
「右足切断手術の直後から、聖火ランナーとして復活するのを励みにリハビリに取り組んできました。夢がかなって感慨深いですが、まだまだこれから。日常生活用の義足ではなく、走るための義足を新しく作り、トレーニングをしないと走れるようになりませんから。義足のメーカーや病院にサポートをお願いし、伴走者を募らなくてはいけません。みなさんの助けを借りて一歩一歩踏みしめ、必ず走り切って、今度は自分が障害者の励みになりたいですね」
切断の原因となった糖尿病のコントロールはバッチリ。
「HbA1cは5.7%、空腹時血糖値は122mg/dLとかなり良い。数字が良いからといって気を抜かず、がんばりますよ」
谷津は足利大学附属高校出身という縁で、栃木県実行委員会推薦ランナーとして選ばれ、3月29日、栃木県足利市内を走る予定だ。
HbA1c 5.7%、空腹時血糖値 122 mg/dLとは驚きの数値です!簡単に出る数値ではありません。たくさんの積み重ねと継続があってこその数値です。
★ぶー!ポイント★
糖尿病で不自由になってしまったことを受け入れ、立ち止まらずに新しいゴールを定めそこへ一生懸命に向かって行く谷津さんの姿、素晴らしいです★
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。