くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ。とても辛いのが花粉症。
花粉症(かふんしょう、英: hay fever、pollen allergy、pollen disease、医: pollinosis または pollenosis)とはI型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ。植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。日本においては北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い(スギ花粉による花粉症についてはスギ花粉症参照)。
公害とみなす動きもある(詳細は花粉症の原因の節を参照)。
枯草熱も医薬品等の効能に表記される医学(医療)用語であるが、この記事では花粉症で統一する。ただし、hay fever = 枯草熱、pollinosis = 花粉症というように、古語・現代語、一般名・疾病名、の観点で呼び分けることもある。なお、pollen allergy は花粉アレルギー、pollen disease は花粉病(花粉による疾患)の意である。
花粉症は、花粉の季節だけでなく、実は食べものにも注意が必要だと以前記事にしました。
これに関連してアレルギーを引き起こす食品についての目印=マークについても記事にしました。
アレルギーである花粉症と食べものには密接な関係があるのは判っていましたが、最近の研究で「食事時間」までも症状に関係しているのではないかということまで判ってきました。
山梨大医学部免疫学講座の中尾篤人教授と中村勇規准教授らのチームはかつて、睡眠や起床、ホルモン分泌など、24時間のリズムを刻む体内時計が、アレルギー症状が起こる時間帯と関係していることを発見。
例えば、花粉症では朝方にくしゃみや鼻水が起こりやすいため、「モーニングアタック」と呼ばれている。アレルギー反応は、マスト細胞と呼ばれる免疫細胞が、スギ花粉などのアレルギー物質に反応して、くしゃみや鼻水、じんましんなどを引き起こす化学物質ヒスタミンを放出することが原因だが、このマスト細胞の働きは体内時計がカギを握っているという。
引用・参照元:
記事の中で、山梨大医学部免疫学講座の中尾篤人教授らは、
「食事のタイミングを見直すだけでアレルギー症状が緩和できる患者が全体の2割程度いるのではないか」
と考え、さらに研究を進めているそうです。
簡単に説明すると、
■食事するタイミング不規則
↓
■体内時計のリズムも不規則
↓
■アレルギー反応が強まり症状が出やすくなる
↓
■本来症状が出にくい時間帯でも強い反応が出る
ということです。
朝昼夕の3食、しっかり食べることは大切です。ただ3食食べればいいのではなく、決まった時間にしっかり食事をすることも実はとても大切、なんですね。
★ちゅー!ポイント★
食事は、思っている以上に、私たちのカラダに大きな影響を及ぼします。『よい食事』が健康な心と身体を創り、維持するためには大切です。
食べる時間を決める、ただそれだけでアレルギーが緩和するとしたら、やってみても損はないですよね?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。