今回は2019年12月に関西へ行った時の話です。
ミカン、リンゴ、モモ、バナナ、パイナップル、ブドウなどなど、色色な果物をミキサーにかけてミックスしたジュース、美味しいですよね★
ミックスジュース
複数種の果汁及び牛乳を混ぜ合わせた飲料、又は、複数種の果汁を混ぜ合わせた清涼飲料である。
みんな大好き!誰もが知っているミックスジュースが生まれた店が大阪にあるって知っていますか?
近畿地方のミックスジュースは、大阪・新世界のジャンジャン横丁にある1948年創業の果物店が発祥とされる。この店は1960年に喫茶店に業態を変えて「千成屋珈琲店」となり、フルーツジュース発祥の店として知られるようになった。しかし、店主の体調不良のため、2015年末から休業し、2016年9月に閉店した。その後、創業者家族から経営の引継ぎが行われ2017年5月29日に営業を再開することとなった。
ということで、やってきました!
千成屋珈琲せんなりやこーひー、です。
店内は昭和レトロというか大正ロマンというか、とってもシックで落ち着いた雰囲気です。
メニューには素敵な画像とこんな紹介文が、書かれていました。
千成屋珈琲とは、昭和23年、新世界の「ジャンジャン横丁」で前身となる果物店を創業。「熟れて店頭に並べられない果物をどうにかできないものか」と初代店主恒川一郎氏の発案で提供し始めたのがミックスジュースの始まりという。「スムージー」のような独特の食感を生み、地元客らを中心に「おいしい!」と評判になった。35年に喫茶店へと業態を転換し、「冷コー(アイスコーヒー)」と並ぶ2大看板メニューに。他の喫茶店でも定番メニューとして取り入れられ、広く全国に広がっていった。
もちろん、ミックスジュースをオーダー。
とてもシンプルなたたずまい。
とっても美味しいです★★★
見た目通りシンプルな味。美味しい!と直感で感じます。でも暫くすると、口の中でたくさんのフルーツがそれぞれ主張をしだします。バランスよく、仲良く主張するのです。複雑というよりも、ハーモニーな感じです。バナナ、リンゴ、ミカン、モモでミックス。そもそも季節によって果物の味、そのものが変わるので、同じミックスジュースでも行く度に、飲む度に違った風味が味わえる、そんなことを想像しながら頂きました。
コースターも素敵。
とっても美味しかったです、ゴチソウサマでした★★★
★ちゅー!ポイント★
ジュース問題について
私たちは普通にジュースと呼んでいますが、実はジュースと表記するためには条件があります。
缶・びん・紙パック等に封入して販売される飲料に関しては、果実飲料品質表示基準により果汁100%のもの以外は「ジュース」という名称が使用できない。
このため、牛乳が入ったものを容器に封入して販売する場合にはコーヒー牛乳などと同様にミックスジュースを名乗ることができない。一般名称として認識されているため、日本サンガリアベバレッジカンパニーが2001年に缶入りの「みっくちゅじゅーちゅ」と称する清涼飲料水を商標登録して発売しているが、ミックスジュースを名乗っていないのは、この基準があるためである。
一方、喫茶店等で提供される飲料はこの基準の適用を受けないため、牛乳を含む場合にもミックスジュースという名称を使用することができる。
なお、果汁に牛乳を加えた飲料としては、フルーツ・オーレがある。かつてはフルーツ牛乳と呼ばれたものであるが、2000年の雪印集団食中毒事件を契機に生乳100%でない製品は「牛乳」を名乗れなくなったため、フルーツ・オーレ等と呼ばれるようになった。明確な定義はないものの、近畿地方のミックスジュースはミキサーに入れる段階で牛乳を混ぜるのに対して、フルーツ・オーレはフルーツ・ジュースを牛乳で割る点で両者は異なる。
というように、牛乳を混ぜて作るミックスジュースは喫茶店では名乗れても、容器に入れて販売することはできないのです。なんだか面倒な気がするかもしれませんが、品質を一定にするためのルールなのです。
スーパーやコンビニで「ジュース」と表記されているものの配合量を観てみると意外と面白いですよ。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。