2020年9月9日水曜日、Fukuyama Diabetes Frontier にて講演させていただきました。新型コロナウイルス感染症感染拡大予防からネット配信で行われました。今回も弊院(二田哲博クリニック 天神)の院内からの配信となりました。
一般講演として私は
適材適食 CORONA Impact –コロナ・インパクトによる生活の変化-
を特別講演として弊院 二田哲博クリニック姪浜院長 下野は、
糖尿病治療今できること
をテーマにお話させて頂きました。
ーーーコロナ禍で栄養指導を行う際に気をつけていることは
新型コロナウイルスで生活環境が大きく変わっているのは実感がある通りです。その「変化」の部分はひとりひとり違います。何が変化したのか、どれくらい変化したのか、どのように変化したのか。その変化した部分をひとりひとり対応する必要があると考えています。
ーーーオンライン診療についてどう捉えているか
例えば患者さんからの質問に答えるという一問一答のような形式であればできるとは想いますが、それは食事カウンセリングとは言い難いと私は考えています。私個人としてはオンラインでの栄養指導は正直難しいのではないか、と考えています。対面もオンラインもどちらも顔を見ながら会話をすることができるので、形式上は可能ではないかと私も思うのですが、実際に導入するとなったら厳しいと感じると思います。それは何故か。ハッキリは言えないのですが、私は患者さんの「雰囲気」を視てカウンセリングしているからではないかと思います。体温というか息づかいというか、密接な距離感で相手のプライベートに対して相談に乗るスタンスは、画面越しでは難しいと感じさせる要因なのではと感じています。たとえば数年来ずっと直接会ってカウンセリングを行ってきた相手であれば、数回であればいけるかも知れません。そう考えると「人間関係の構築」には直接会うことが必要、なのではないかと思いますし、逆に食事カウンセリングは患者と管理栄養士との関係性が重要だと言えるのかも知れません。
まさにソーシャルディスタンシング(=感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる)ではなく、ソーシャルディスタンス(=人間の心理的な距離を示して使う)の問題ではないでしょうか。
★ちゅー!ポイント★
最後になりましたが、
そして
本日参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。