『ツルムラサキ』と訊いてどんな野菜を思い浮かべますか?名前からツルが紫色なんだろう、なんて思いますよね?私が八百屋さんで見つけたのはコレです↓
・・・全然緑です。紫成分が全く感じられないほどの鮮やかな濃い緑色です。
ツルムラサキには紫色のものと緑色の品種があって紫色のもの(赤茎種とよばれる)は花が美しく観賞用に栽培される場合も多く、食用の殆どが緑色になっている、そうです。
なので紫色したツルムラサキはこちら↓
ツルムラサキの花も紫色しています↓
キレイな紫色ですね★
ツルムラサキ
ツルムラサキ科のつる性一年生草本である。東南アジア原産の野菜で、現在は東南アジアから中国南部に分布する。
分量 100 g あたり
カロリー ・・・・・・・・・・12 kcaL
脂質・・・・・・・・・・・・0.2 g
ナトリウム・・・・・・・・・9 mg
カリウム・・・・・・・・・・210 mg
炭水化物・・・・・・・・・・2.6 g
水溶性食物繊維・・・・・・0.6 g
不溶性食物繊維・・・・・・1.6 g
タンパク質・・・・・・・・・0.7 g
ビタミンC・・・・・・・・・ 41 mg
カルシウム・・・・・・・・・150 mg
鉄・・・・・・・・・・・・・0.5 mg
ビタミンB6・・・・・・・・・ 0.1 mg
マグネシウム・・・・・・・・67 mg
栄養価的にはホウレンソウよりもいいんです。ということで、ホウレンソウチックにこんな風にしてみました↓
味はホウレンソウに似ています、が、ホウレンソウのようなクセはなくとっても食べやすいです。実際にホウレンソウを使う料理でホウレンソウの代わりにツルムラサキを使ってもOKなんです。食べた時に独特の粘り気を感じます。
そしてツルムラサキには身体に嬉しい効果を持った成分が含まれています。
ツルムラサキのスピナコシド(spinacoside)類とバセラサポニン(basellasaponin)類には小腸でのグルコースの吸収抑制等による血糖値上昇抑制活性が認められた。
バセラサポニンとはサポニンのこと。サポとは泡という意味で水に溶けると泡立つ性質を持った成分で、血糖値の上昇を抑える効果を持っていることが知られています。
★ちゅー!ポイント★
ツルムラサキの旬は7月〜10月。そろそろ旬が終わります。見かけたらぜひ試してください。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。