ーーースマホがないと生きていけない!
そんな人もいるのではないでしょうか。進化し続けているスマホで出来ることがたくさん増え、便利になってきました。
そして今回「スマホで糖尿病の早期発見ができる」というニュースを見つけたので紹介します。
スマホで指先の色のわずかな変化を測定
開発したのは、スマートフォンスマホに搭載されたカメラとライトを使用し、「フォトプレチスモグラフィ」(PPG)と呼ばれる測定技術により、心拍に対応する指先の色の変化を測定する手法だ。
PPGは、心拍による血管内の血液の酸素飽和度の変動により、皮膚表皮の色のわずかな変化が起こるのを測定する技術。
皮膚を通して血液の酸素飽和度と脈拍数を測定するパルスオキシメータという技術は、すでに医療で実用化されている。研究グループはこの手法を応用した。
発光部から波長が約660nmの赤色光と波長が約940nmの赤外光を発し、指先を透過した光を受光部(センサー)で受け測定するという仕組みだ。
どうやら指に光を当ててその色で糖尿病かどうかを測定するようです。
80%以上の感度で糖尿病を検出
研究グループは、ディープラーニング(深層学習)によるアルゴリズムも開発。測定の精度を高めるのに成功した。
5万3,870人の糖尿病患者から得たPPGのデータをもとに、2つのグループを対象に検証を行ったところ、1つでは81%、もう1つでは82%の精度で糖尿病患者を識別できることが示された。
この技術で「糖尿病ではない」と判定された人では、実際に92〜97%が糖尿病を発症していなかった。
年齢、性別、体格指数(BMI)、人種などの他の因子と組合せることで、精度をさらに高められることも確かめた。
研究者らは、臨床応用での有効性を判断するために、さらなる研究が必要としながらも、「このツールにより糖尿病の検出率を急速に高められる可能性があります」と述べている。
驚いたのはその正解率、テスト結果では実に糖尿病を80%以上の感度で発見したそうです!
糖尿病は早期発見、早期治療を行うことで、その後が大きく変わる可能性がある病気です。早くに気づくことで、初期段階から糖尿病専門医など専門家の治療を受けることができます。
もしスマホで糖尿病かどうかが分かるようになるんだったらとてもスゴいことです!
但し、記事にもあるように、
「スマホを使った糖尿病のリスクの評価は、診断ツールではなく、医師によるアドバイスでもありません」と、カリフォルニア大学医学部心臓科学の臨床インストラクターであるロバート アヴラム氏は言う。
最終的には医師の診断、つまり医療機関での診察が必要となると思います。
★ちゅー!ポイント★
スマホで糖尿病が発見できるようになるのはとても素晴らしいことです、が、人によっては糖尿病は遠ざけることのできる可能性のある病気です。食事や運動など生活習慣をより健康的なものに変化させていくことが大切です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。