2020年のクリスマスがやってきました★
このブログでは3回目のクリスマスになります。でも今年はいつもと少し違うクリスマス。私だけでなく、多くの人がいつもと少し違う「閑かなクリスマス」を過ごしているのではないでしょうか。
ということで、2020年はちょっと違ったクリスマス記事にしたいと思います。
クリスマスと言えば何を思い浮かべますか?
- サンタクロース
- モミの木
- プレゼント
- ケーキ
- チキン
- イルミネーション
という感じでしょうか。でもそれは日本独自のイメージなんだそうです。クリスマスグッズの中にこんなもの、紛れてませんか?
こんな木製の髭を生やした憎めない感じのおじさんの人形、観たことありませんか?クリスマスグッズの中に必ず置いてあるこれは何でしょう?
これはそう、くるみ割り人形です。
くるみ割り(くるみわり)は、胡桃の固い殻を割るための道具である。やっとこに似た形をしたものがもっとも一般的で、この場合やっとことは異なりジョイント部分は最末端部にあり、それより手前の窪みの部分に胡桃を挟み込んで、てこの原理を利用して割る。ほかに万力のようにねじを回していって圧力を加えて割るタイプのものや、通常のやっとこ型の先端に刃がついた和くるみ用のものなどさまざまな形状がある。
また装飾品の一種として、後述する木製の人形型のくるみ割り器(くるみ割り人形)があり、ドイツの伝統的な工芸品として親しまれている。
その名が示す通り、クルミを割るための道具が人の形を模しているもの、です。ま、判りますが、日本ではあまり馴染みがありませんよね。クルミはありますが、クルミの殻を割るための道具を持っている人はそう多くはないのではないでしょうか。どちらかというと、リスがかりかり食べているイメージですね。
でも、なぜクリスマスにくるみ割り人形なんでしょう?
くるみ割り人形と聞いてオーケストラを想い出しませんでしたか?
P. I. チャイコフスキー / 組曲「くるみ割り人形」 作品71a より 抜粋
♪タンタタタ タッタ タッタッター♪
誰もが一度は訊いたことがあると思います。チャイコフスキーの「組曲くるみ割り人形」です。(最初のところだけでなく通して訊くと、あ。コレもくるみ割り人形なんだ!と思う部分があると思うのでぜひ最後まで訊いてみてください)
そしてこの「くるみ割り人形」はバレエの楽曲でもあります。そしてこのバレエ劇の舞台が実は「クリスマス」なのです。
このお話の原作は「くるみ割り人形とねずみの王様」というタイトルなんだそうです。あらすじは
第1幕
コンスタンチン・イワノフによる初演の舞台装置スケッチ(第2幕)
劇場支配人イワン・フセヴォロシスキーによる初演の衣装スケッチ。第2幕“ジゴーニュ小母さんと子供たち”とある王国にて、王子が誕生する。しかし、その場にいた人間がねずみの女王を踏み殺してしまったために王子は呪われ、くるみ割り人形になってしまう。
第1場
クリスマス・イブの夜、ドイツのシュタールバウム家の大広間ではパーティーが行われている。少女クララはドロッセルマイヤー老人からくるみ割り人形をプレゼントされる。ところが、取り合いになり弟のフリッツが壊してしまったので、ドロッセルマイヤー老人が修理する。
客も帰りみんなが寝静まってから、クララは人形のベッドに寝かせたくるみ割り人形を見に来る。ちょうど時計の針が12時を打つ。すると、クララの体は人形ほどの大きさになる(舞台ではクリスマスツリーが大きくなることで表現される)。そこに、はつかねずみの王様が指揮する、はつかねずみの大群が押し寄せる。くるみ割り人形の指揮する兵隊人形たちがはつかねずみ達に対し、最後はくるみ割り人形とはつかねずみの王様の一騎討ちとなり、くるみ割り人形あわやというところで、クララがスリッパをつかみねずみの王様に投げつけ、はつかねずみたちは退散する。倒れたくるみ割り人形が起きあがってみると、凛々しい王子になっていた。王子はクララをお礼に雪の国とお菓子の国に招待し、2人は旅立つ。
第2場
雪が舞う松林に2人がさしかかる(雪片の踊り - 雪の精たちのコール・ド・バレエ)
第2幕
お菓子の国の魔法の城に到着した王子は女王ドラジェの精(日本では「こんぺい糖の精」と訳されてきた)にクララを紹介する。お菓子の精たちによる歓迎の宴が繰り広げられる。劇末はクララがクリスマスツリーの足下で夢から起きる演出と、そのままお菓子の国にて終わる演出がある。
というようにファンタジーな物語なのです。海外ではクリスマス時期の定番として上演されていて、子どもを連れて家族で観るというのが習慣となっているそうです。
だからクリスマスにくるみ割り人形は「当たり前」なのです。
というわけ?で?、偶然「くるみ」を見つけました。
珍しいですよね。なかなか見かけません。
お皿に載せると「カラカラン」と硬い殻の音がしてとても心地よかったです。
アップにすると、こんな感じ。うーん、、、まるで梅干しの種のようです。全然大きいんですけど。それと尖っている部分が結構刺さって痛いです。
食べ方はパッケージに書いてありました。
水に十分浸してからフライパンで炒るそうです。炒ると段々クルミの殻が割れてくるのでそこにフォークを刺して割ります。すると
こんな感じ。
食べる部分はとってもちょびっと、です。
結構ほじくるのが大変でした。。。
味は、ナッツ。ちょっと薄めなナッツみたいな感じでした。
クルミ(胡桃、山胡桃、呉桃、英: Walnut、Black walnut、学名:Juglans)
クルミ科クルミ属の落葉高木の総称。また、その核果の種子(仁)を加工した食用ナッツを指す。仏語ではノア(noix)。木材としてはウォールナット。原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされ、北半球の温帯地域に広く分布する。樹高は8メートルから20メートルに及ぶ。日本に自生している胡桃の大半はオニグルミといい、核はゴツゴツとして非常に硬く、種子(仁)が取り出しにくい。なお、クルミとして利用されるのはクルミ属の植物の一部にすぎない。
100 g あたり
カロリー・・・・・・・・ ・・・674 kcal
脂質・・・・・・・・・・・・・69 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・・・7 g
多価不飽和脂肪酸・・・・・・・50 g
一価不飽和脂肪酸・・・・・・・10 g
ナトリウム・・・・・・・・・・4 mg
カリウム・・・・・・・・・・・540 mg
炭水化物・・・・・・・・・・・12 g
水溶性食物繊維・・・・・・・0.6 g
不溶性食物繊維・・・・・・・7 g
タンパク質・・・・・・・・・・15 g
ビタミンC ・・・・・・・・・・0 mg
カルシウム・・・・・・・・・・85 mg
鉄・・・・・・・・・・・・・・2.6 mg
ビタミンB6・・・・・・・・・・0.5 mg
マグネシウム・・・・・・・・・150 mg
と、クルミはとても高カロリーです。なぜこんなにエネルギーが高いかと言うと、脂質が多いからでしょう。高カロリーで知られるナッツ類の中でも高い部類に入ります。その一方で、
- n3系不飽和脂肪酸:血中コレステロールを抑える
- ポリフェノール:抗酸化作用、動脈硬化予防
- ミネラル(鉄、亜鉛、カリウム)
- ビタミンE:抗酸化作用
などの栄養素も豊富です。食べ過ぎないように注意しましょう。
★ちゅー!ポイント★
閑かなクリスマスをテーマにクラッシックの名曲を紹介しました。きらびやかなデコレーションだけでなく、その中のストーリーに注目し、思いを馳せるなんてちょっぴりオトナなクリスマスをお過ごしください。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。