年末と言えば、大掃除。大掃除と言えばゴミ。
「燃えるゴミ」「燃やすゴミ」。可燃ゴミについて以前話題にしました。
今回の話題は可燃ゴミの第3の言い方、です。
柳川市長と小泉環境大臣 ごみ袋の名称で意気投合
15日、柳川市の金子市長とグータッチを交わすのは、何と小泉環境大臣。一体、何があったんでしょうか?
金子健次市長が手にしているのは、来年からデザインが変更される市の可燃ごみ袋、その名も「燃やすしかないごみ」袋です。
プラスチックやペットボトルなど、これ以上分別できるものがなく、燃やすしかないものを入れるという意味が込められました。
噂を聞きつけたのが、小泉進次郎環境大臣。これはいいと賛同し、リモート会談が申し込まれました。
小泉大臣は「今までありそうでなかった燃やすしかないごみ。こんなにシンプルで、その通りだという芯を食ったネーミングは他にはないと思う」と大絶賛。
実は、柳川市は「みやま市」と共同で新しいごみ焼却施設を建設中です。国の補助を引いた建設費用およそ85億円の負担を、両市の可燃ごみの割合にすることが決まっています。
現状でいくと柳川市圧倒的不利の7対3。
もっと市民のごみ分別の意識を高めてもらおうと、このネーミングとなりました。
さて、環境大臣との直接会談、市長は相当緊張したようで…「緊張しましたね。体重が少し落ちたかもしれない」。
柳川市は市長のスリム化同様、焼却場が稼働する2年後までに10%の可燃ごみ削減を目指します。
▼動画あり
燃やすしかないゴミ。
・・・そう書かれていると、確かにコレは燃やすしかないのだろうか、と考えてしまいます。以前英語に置き換えてみました↓
ちなみに英単語だと、
- 燃える・・・・・・burn
- 燃やせる・・・・・Can burn
- 燃やす・・・・・・burn
- 可燃・・・・・・・Combustible
- 焼却・・・・・・・incineration
となるようです。
同じようにGoogle先生に英語翻訳してもらうと、
- 燃やすしかない・・・・・There is no choice but to burn
と教えてくれました。この訳、私の感覚だと、
ーーー本当は他の方法がいいのだけれども、どうしても燃やすしか方法がないんだorz
という感じがします。
ということは「考えるきっかけ」になっている素晴らしいネーミング、と言えるのではないでしょうか。
★ちゅー!ポイント★
結論だけを見ると「燃やす」のです。でも、言い方ひとつで全然印象が変わってきます。
誰かに伝えたいことがある。相手に対して使う言葉の選択はとても大切です。 言葉選びで印象が変わり、その後にも大きく影響してきます。
何を伝えたいのか。それをどう伝えたらいいのか。
とても難しい正解のない問いですが、常に意識していきたいと考えています。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。