先日行った伊都菜彩でこんなものを見つけました↓
ジャンボニンニクの芽です。
そしてこちらがニンニクの芽↓
袋の中で曲げられていたのでそのままクセが付いてしまっています。両方を並べてみると、
確かにニンニクと比べてジャンボニンニクの方が太く長いです。でも単にビッグサイズにしたように見えますが、ジャンボニンニクの芽の部分が丸く膨らんでいるようです。何か違う気がします。
それもそのはずで、ニンニクとジャンボニンニクは別のもの、なのです。
ジャンボニンニク(Allium ampeloprasum var. ampeloprasum)
ネギ属に属する植物である。
無臭ニンニクやジャンボリーキという呼称で販売されているが、ニンニクとは別の種で、リーキと同じ種(Allium ampeloprasum)の別変種である。背が高く中実の花柄と広く平らな葉はリーキによく似ているが、ニンニクに似た鱗片からなる大きな鱗茎を作る。
においはニンニクとまったく同じではないが、リーキよりはニンニクに近い。刺激は少なくマイルドで、スープやサラダなどに利用される。生食の場合、口当たりがはるかによいと感じられることもある。成分
破砕してDARTイオン源で分析した場合、ニンニクと同じくアリシン、ニンニクには無くタマネギやリーキにあるsyn-プロパンチアール-S-オキシド(タマネギの催涙成分)が検出されることは、ニンニクよりリーキに近いとする分類の結果と一致している。
なるほど、別変種なんだそうです。ところでリーキって何でしょう?
リーキ(Allium ampeloprasum var. porrum、英: leek)
地中海沿岸原産の野菜であり、Allium ampeloprasumの栽培品種である。リークとも。意訳して西洋ネギ、ニラネギ、西洋ニラネギなどとも。また、フランス語名のポワロー (poireau)、イタリア語名のポッロ (porro) から、ポワロねぎ、ポアロねぎ、ポロねぎとも呼ばれる。
リーキって長ネギのようですね!
ちなみにWikipediaのニンニクの解説にもしっかり書かれています。
ジャンボニンニクあるいは無臭ニンニクと呼ばれるものはニンニクとは別種であり、リーキ(ポロネギ)の1変種である。
ジャンボニンニクの芽をエビとホタテと一緒に炒めました。とても美味しかったです★確かにニンニクのようなネギのような感じがしました。
★モゥー!ポイント★
見た目が似てるからということで付いた名前、大きなニンニクに似たもの=ジャンボニンニク。どちらもネギの仲間のようですが、別の種類なのに見た目が似てるって面白いですよね。 生命の進化の神秘、です。
今回はジャンボニンニクの芽を頂きましたが、ジャンボニンニクの旬は6月下旬から8月ぐらいまでと夏頃です。ジャンボニンニクとニンニクも見た目はとても似ています。この夏探してぜひ食べてみてください。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。