今週のお題「そうめん」
暑くなってくると、食欲も落ちてきて、ついサッパリとしたものが食べたくなります。そ、そうめんです(突然感)!
ネットにこんなアンケートを見つけました。
「そうめんの盛り付け方」にも地域差
九州では「氷水に入れる」が主流らしいが...
6月に入り、蒸し暑い日も急に増えてきた。そろそろ、食卓にそうめんが登場する頃ではないだろうか。調理が面倒でなく、暑い夏でもつるっと食べられるそうめんは夏の定番メニュー。薬味などにバリエーションを加えれば、飽きも来ない。ところで、あなたはそうめんを食べるとき、どうやって盛り付けているだろうか。もちろん麺をゆでてザルに移し、流水で冷やしてから水を切って、そのまま盛りつける......と筆者(神奈川県出身)は思い込んでいたのだが、どうやら他の盛り付け方もあるようだ。それは、ゆでたそうめんを氷水の中に入れ、泳がせた状態で食卓に出すというもの。見た目はこちらのほうがより涼し気にも思える。
Jタウンネットでは2020年8月17日~2021年4月5日の期間、「そうめんの水は切る?氷水に入れる?」をテーマにアンケート調査を行った。投票総数は、4292票。はたして結果は――。今回の選択肢は、「水を切る」と「氷水(水)に入れる」の2択。まずは全国の結果をご覧いただこう。
そうめんの水は切る?氷水につける?
- 氷水(水)につける・・・・・・・・46.9%
- 水を切る・・・・・・・・・・・・・53.1%
そうめんの「水を切る」派は53.1%(2277票)、「氷水(水)に入れる」派は46.9%(2015票)。
前者が圧倒的に多数派かと思っていたが、意外にも僅差だった。では、両者の違いをもたらすものは何だろう。そこに地域差はあるのだろうか?そこで、都道府県ごとの結果も見てみることに。東日本では「水を切る」が優勢なことが一目瞭然。
「水に入れる」派が優勢の地域があるのは中部以西だけで、三重と愛媛では両派が拮抗した。九州地方では宮崎以外、「氷水(水)に入れる」派が優勢。宮崎も「水を切る」が52.6%、「氷水(水)に入れる」が47.4%と、わずかな差だ。
さらに興味深いことに、「水を切る」派が優勢な地域は両者で極端に差がついているわけではなく、優勢といっても50~60%台のところがほとんどだった一方で、「氷水(水)に入れる」派が優勢な地域では、数字が偏っているところが多く見られるのだ。たとえば、熊本は「氷水(水)に入れる」派が79.3%、鹿児島は78.3%。佐賀にいたっては88.9%が「氷水(水)に入れる」派と、熱烈に支持されている。九州では、こだわりをもってそうめんを氷水に入れる人が多いようだ。
ちなみに、Jタウンネットの姉妹サイト「J-CASTニュース」が18年7月13日に公開した「そうめんは『氷水』に入れちゃダメ! 専門家が語る『正しい食べ方』とは」では、揖保乃糸(いぼのいと)で知られる兵庫県内の製麺業関係者のコメントを紹介している。「しっかりと水を切らないと、麺が水を吸収して柔らかくなり、どんどんマズくなります。一口大に巻いて、ザルに乗せるのがベストです」とのこと。たしかに、この方法なら麺がのびることも、逆に乾いた麺がくっついてかたまりになってしまうことも防げる。今年の夏、そうめんを食べるときは思い出してほしい。
記事の中で
佐賀にいたっては88.9%が「氷水(水)に入れる」派と、熱烈に支持されている
とありますが、私の実家も「氷水に入れて」いました。
*上記の参照元のサイトでは全国マップとしてアンケート結果が表示されていますのでぜひご覧ください。
そこで私も気になったので画像を検索してみると、色々な盛り付け方のそうめんが見つかりました。
▼氷+水多め
▼氷+水少なめ
▼氷のみ
▼氷も水もなし
あまり意識してませんでしたが、様々な盛り付け方があるのがそうめんスタイルなのかも知れません。
ところでそうめんって栄養価的にそうなんでしょうか。
素麺(そうめん、索麺)
小麦粉を原料とした日本および東アジアの麺のひとつ。主に乾麺として流通するため、市場で通年入手できるが、冷やして食することが多く、清涼感を求めて夏の麺料理として食するのが一般的である。
そうめん(ゆで)100 g あたり
カロリー・・・・・・・・・126 kcaL
脂質・・・・・・・・・・・0.4 g
飽和脂肪酸・・・・・・・・0.1 g
多価不飽和脂肪酸・・・・0.2 g
一価不飽和脂肪酸・・・・0 g
コレステロール・・・・・・0 mg
ナトリウム・・・・・・・・85 mg
カリウム・・・・・・・・・5 mg
炭水化物・・・・・・・・・26 g
水溶性食物繊維・・・・・0.3 g
不溶性食物繊維・・・・・0.6 g
タンパク質・・・・・・・・3.5 g
ビタミンC・・・・・・・・0 mg
カルシウム ・・・・・・・・6 mg
鉄・・・・・・・・・・・・0.2 mg
ビタミンD ・・・・・・・・0 µg
ビタミンB6・・・・・・・・0 mg
コバラミン・・・・・・・・0 µg
マグネシウム・・・・・・・5 mg
と、お察しの通りというか素麺=素の麺という名前の通りです。喉ごしやよくちゅるん!と食べられますし、冷やすほど美味しいのですが、そうめんだけ食べるってなるとまるで、白米だけを食べているような感じになってしまいます。
食欲がないのも、冷たいそうめんを食べたくなるのもわかりますが、これでは栄養バランスが崩れて、それこそ夏バテになってしまいますよ?
なので、上記の記事に付け足しで、
そうめんを食べる時は、肉・魚介類・タマゴなどのタンパク質と食物繊維やミネラルとして野菜を足しましょう
でお願いします★
★モゥー!ポイント★
タイトルの「So, men」ですが、Googleで直訳すると「というわけで、諸君!」的な呼びかけの意味になるそうです。
日本の夏と言えばそうめんは当たり前ですが、英語圏の人が日本の夏にやってきて「ソーメン!ソーメン!」と言っているのを聞いた時、どう思うのでしょうか。そもそもSomenを知っている英語圏の人いるのでしょうか。食べた事のある英語圏の人っているのでしょうか。 気になります。So,men!
ちなみに毎年7月7日は七夕だけでなく、そうめんの日でもあるそうです↓
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。