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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1330食目「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

2021年6月17日木曜日、ZoomによるWEB配信形式で「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会が行われました。

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今回は二田哲博クリニックのメンバー3名で務めさせて頂きました。(左から二田哲博クリニック天神院長 佐藤秀一/健康運動指導士 松本久美/私)

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

座長に松本 剛 先生(熊本大学病院生命科学研究部 代謝内科学分野 准教授)をお迎えして、特別講演として「Adaptation(適応)〜生活習慣は変わりつつある。食事療法は変えなくていいの?〜」というテーマで講演させて頂きました。

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

■新型コロナウイルスで人々の生活に大きな変化があった。弊院でアンケートを実施。

■1回目の緊急事態宣言:患者心理『怖い』

■2回目の緊急事態宣言:患者心理『なれてきた』

■現在:ワクチンを打つことに強い興味

■コロナ禍で生活に制限がかかる中、食事療法・運動療法共に「やっている人」「やらなくなった人」の二分化、その差が大きく拡がってきている

■コロナ禍となって1年半。現在の不自由な生活が徐々に「習慣化」してきている

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

■ニューノーマルが叫ばれる今、生活が大きく変わりつつある今、生活習慣病である糖尿病の食事指導も新しい生活に合わせて変えなければならない。コロナにはならなくても、糖尿病が悪化してしまう危険性を避けなければならない。サルコペニアやフレイルにならないように気をつけなければならない。

■「食事・運動カレンダー」の活用方法
「コロナ前と今とで変わったことはないか」を重点的に。

■食事で気をつける点
・外食が減った
・自宅での食事
・買いだめ
・つい食べてしまう

■「変化」は確実に起きている。
本人が気づいていなくても起きている。患者さんの生活が変化しているという前提で、新しい生活の中に合わせた食事療法を見つけなくてはいけないと指導を行う側が強く意識する必要がある

■カウンセリングの重要性

■これは運動についても同様

■運動で気をつける点
・外で行うだけが運動ではない

■家の中で過ごす時間が増えた
・リフレッシュもかねた「自宅で運動」

■健康運動指導士が実践
・サルコペニアやフレイルを予防する運動
・家事をこなしながら出来る運動

 

というような内容で、引き続き、健康運動指導士 松本 久美が「サルコペニア・フレイル予防のための運動療法の実践」というテーマで実践というカタチで講演しました。

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神
そして、二田哲博クリニック天神 院長 佐藤 秀一が座長を務め、ディスカッションとして「症例から考える〜チームで考える療養指導のアプローチ〜」をテーマに演者として
藤本 有紀 先生(西日本病院 糖尿病看護認定看護師)
末長 里沙 先生(西日本病院 管理栄養士)
のお二人を迎え、松本と私がコメンテーターとして参加させて頂きました。

「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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「糖尿病患者さんのための食事・運動療法を考える会」熊本地域糖尿病療養指導士認定更新の為の講習会【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今回の講演の中での会話の一部を以下に記載します。

ーーー現在ワクチン接種が進んでいる最中だが、今後患者がワクチン接種進んだらどのようになると想像するか?

コロナを理由に活動量低下や自宅で過ごす時間が長くなることによる食事量の増加などこの1年半で生活は大きく変化してきていることは弊院で取った独自アンケート調査の結果からハッキリと見えてきています。しかもこの1年半の間でそれが日常化してきています。カウンセリングの中で、

『ワクチン打ったら堂々と散歩できる』

『旅行に早く行けるようになりたい』

などという声はたくさん聞こえてきます。しかし感染予防はご存知の通り引き続き必要ですし、日常化した生活が一気に元に戻ることは考えにくいのが現状だと私は考えています。


ーーー透析患者、2年に1回は入院を繰り返す症例
まずは患者の「生きる喜び」や「治療に対する姿勢」を確認することが最も重要ではないかと考えます。治療のために××をする、という行動は一時的にできたとしても「治療意欲」がなければ簡単に元に戻ってしまいがちです。

当該の患者の場合、特に視力低下もあり、そのため趣味も十分にできず、仕事もなくなってしまった状態から、患者が自分で「こうしたい!こうしよう!」という意欲の元、目標設定をしなければ、治療に対してのモチベーション維持ができないのではないかと心配しています。

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★モゥー!ポイント★

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最後になりましたが、

松本  剛 先生  熊本大学病院生命科学研究部 代謝内科学分野 准教授
藤本 有紀 先生  西日本病院 糖尿病看護認定看護師
末長 里沙 先生  西日本病院 管理栄養士

そして
本日参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

毎日更新!たべものブログ【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級)糖尿病・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

*1 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。