二田哲博クリニック天神から歩いて5分ちょっとのところに、こんなお店があります↓
スパイス専門店 スパイスフレーバー(SpiceFlavor)
お店の名前になっている「スパイス」とは香辛料のこと。
香辛料(こうしんりょう、英: spice)
調味料の一種で、植物から採取され、調理の際に風味(香り・辛味など)や色を出したり、臭みを消したりするものの総称である。食事をおいしくしたり、食欲を増進させたりする。香料として食品に添加されるものも多数ある。
日本スパイス協会は、食材に香り、辛み、色調を出す植物全般を「香辛料」として扱い、その茎・葉・花を「ハーブ」、それ以外の部位を「スパイス」と呼んでいるが、世界的に統一された定義はなく、日本料理に使われる薬味もスパイスと言える。
そして「フレーバー」とは香料のこと。
香料(こうりょう、flavor)
食品に香りと味の一部を付与する食品添加物(フレーバー)と、食品以外のものに香りを付けるフレグランス(香粧品香料)に大別される。
つまり「香辛料と香料」という意味になります。漢字にして並べると面白いですね。辛いの文字があると味で香辛料、辛いの文字がないと香りになるんですね。
で、店内はというと、
店舗名の通り、容器や袋に詰まった香辛料がギッシリ!しかも店内は何だかとってもいい香りが漂っています、香料ですね!
こちらでは自分好みのスパイスやフレーバーを選んで調合することもできます。
↑右下に「作り方」と書いてあるのが見えると思いますが、スパイスとフレーバーにとても詳しいお店の人が丁寧に教えてくれるので初めての人も安心。
私は七味唐辛子ならぬ「アユミ唐辛子」をブレンドしてみました!
香辛料って本当にたくさんの種類があります、私の知らない名前もたくさんあったので調べてみると、
代表的な香辛料
- アサフェティダ(ヒング)
- アジョワン
- アニス
- オールスパイス(百味胡椒、三香子)
- オニオン(玉葱)
- オレガノ(花薄荷)
- カホクザンショウ(華北山椒、花椒)
- カルダモン(イライチ)
- カレーリーフ(南洋山椒、カリ・パッタ)
- キャラウェイ(姫茴香)
- クミン(ジーラ、キュマン)
- グリーンペッパー(緑胡椒)
- クローブ(丁子、ローング)
- コショウ(ペッパー、カリ・ミルチ、サフェダ・ミルチ)
- ゴマ(セサミ)
- コリアンダー(ダニヤ、香菜、パクチー、コエンドロ)
- サフラン(ケサル、番紅花)
- サンショウ(山椒)
- シソ(紫蘇)
- シナモン(肉桂、ダルチニ)
- ショウガ(生姜、ジンジャー)
- スターアニス(八角、大茴香)
- セージ
- セロリ
- タイム
- ターメリック(鬱金、ハルディ)
- タデ(蓼、water pepper)
- タラゴン(エストラゴン)
- チャービル
- 陳皮(シトラスピール)
- ディル(イノンド)
- 唐辛子、一味唐辛子(チリ、レッドペッパー、カイエンペッパー、ラル・ミルチ)
- ナツメグ(肉荳蔲、メース、ジャイファル、ジャビトゥリ)
- ニンニク(大蒜、ガーリック)
- コブミカンの葉(バイマックルー)
- ハッカ(薄荷、ミント)
- パセリ
- バニラ
- ハラペーニョ
- ニラ
- ネギ
- パプリカ(甘唐辛子)
- ヒハツ
- フェヌグリーク(メティ)
- フェンネル(フェネル、茴香、ソーンフ)
- ブラッククミン(カロジレ)
- ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)
- ミント
- ポピー・シード(けしの実、カスカス)
- マージョラム(マヨラナ、スイートマージョラム、ハナハッカ)
- マスタード(辛子、ライ、洋芥子)
- ミョウガ(茗荷)
- ラッキョウ
- ラディッシュ(大根)
- ローズマリー
- ローリエ(月桂樹の葉、ベイリーフ、テジ・パッタ)
- ワサビ(山葵)
と、代表的なものだけでこれだけありました(汗)。
私が香辛料に興味があるのは、少量使うだけで味や香りが大きく変わりアクセントになるだけでなく、そもそも大量に使わないので低カロリーであることです。
スパイスにはカロリーはありますか。
カロリーはありますが、使用量は少ないため、影響が出るようなものではありません。(スパイス1g当たり2~4kcal)
スパイスにはたくさんの種類があって、それぞれカロリーは違います。違いますが、使う量って少しですよね。だからカロリーをさほど気にすることなく大きな風味を変えられるのがスパイスの魅力なのです。
ではスパイスの中でも結構よくお世話になっているコショウを見てみましょう。
こしょう (胡椒/コショウ)
100gあたり
カロリー・・・・・・・・ 371kcal
なんと100gあたり371kcaLもあるんです!あるのですが、100gもコショウを一度に食べることはありません、パッパッと振りかける程度です。そのパッパッで大体2g程度。小さじで1程度分で7kcaLなんです。ちなみに小さじ1杯分の栄養価は
こしょう (胡椒/コショウ)
2g(小さじ1)
エネルギー・・・・・・・ 7kcal
タンパク質・・・・・・・ 0.21g (0.84kcal)
脂質・・・・・・・・・・ 0.12g (1.08kcal)
炭水化物・・・・・・・・ 1.37g (5.48kcal)
となっています。
そしてもうひとつ。スパイスを使うことで「塩分を減らせられる」という点。これ、大事です!
ということで、アユミ唐辛子と初心者向けのカレースパイスをゲットしました!テンパリングのラインナップは
カルダモン、クミン、マスタード、クローブ、シナモン、ベイリーフの6種類です。せっかくなので、詳しくみていきましょう。
カルダモン
カルダモン(英: Cardamom、cardamon、cardamum[1])は、ショウガ科(Zingiberaceae)のショウズク属(Elettaria)とアモムム属(Amomum)の複数の植物の種子から作られる香辛料である。どちらの属もイギリスおよびインド亜大陸原産である。これらは小さな種子鞘によって識別される。鞘は断面が三角形、紡錘形であり、薄く紙のような外殻と小さく黒色の種子を持つ。ショウズク属の鞘は薄緑色でより小さく、アモムム属の鞘はより大きく暗褐色である。
クミン
クミン(英語: cumin、学名:Cuminum cyminum)は、セリ科の一年生草本である。中東から東はインドまでひろがる地域に自生する。種子(クミン・シード)に強い芳香とほろ苦み、辛みがあり、香辛料として用いられる。一般には種子と呼ばれているが、植物学上は果実である。クミンは伝統医学において役に立つと考えられているものの、医薬品として安全または有効性があるとする質の高いエビデンスは存在しない。
マスタード
マスタード(仏: moutarde、独: Senf、英: mustard)は、カラシナ(イエローマスタードおよびブラウンマスタード、学名 Brassica juncea)やシロガラシ(ホワイトマスタード、学名 Sinapis alba、シノニム B. hirta または B. alba)の種子やその粉末に、水や酢、糖類や小麦粉などを加えて練り上げた調味料。カラシの風味と酢の酸味が持ち味である。
クローブ
チョウジ(丁子、丁字)またはクローブ(英: Clove)は、フトモモ科の樹木チョウジノキ(学名:Syzygium aromaticum)の香りのよい花蕾である。原産地はインドネシアのモルッカ群島であり、香辛料として一般的に使われるほか、生薬としても使われる。漢名に従って丁香(ちょうこう)とも呼ばれる。
シナモン
シナモン(英: cinnamon)は、ニッケイ属(Cinnamomum)の複数の樹木の内樹皮から得られる香辛料である。ニッキ(肉桂〔ニッケイ〕の音変化)とも。また、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。特徴的な芳香成分はシンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールなど。
熱帯各地で幅広く栽培される。香り高く、『スパイスの王様』と呼ぶ者もいる。
ベイリーフ
ローリエ(フランス語: laurier)は、ゲッケイジュの葉を乾燥させた香辛料である。
日本ではローレル(英語: laurel)、ロリエ(フランス語: laurier)、ベイリーフ(ベイリーブズ[1]、英語: bay leaf, bay leaves)、ゲッケイジュ(月桂樹)、ロールベールブレッター(ドイツ語: Lorbeerblätter)などの名でも流通しているが、これらは各国語の綴りや発音の違いから来ている。生薬としては月桂葉(げっけいよう)と呼ばれるが、成分本質 (原材料) では医薬品でないものと判断されており、薬効を謳わない限りは食品である。オリンピック発祥のギリシャでは月桂冠が名誉の象徴となっているのは良く知られている。
ということで、実際に使って味わった感想をお楽しみにーーー。
★モゥー!ポイント★
調味料の中でも今回紹介したスパイスやフレーバーはとっても優秀です。文中でも何度もお話しましたが、ほんの少し加えるだけで風味がガラッと変わります。もちろんドレッシングやマヨネーズやソースで食べたい時もあるとは思いますが、試しにスパイスを加えてみても意外と美味しい!なんて発見があるかも知れません。
スパイスと言うとエスニックなイメージですが、香辛料の種類の中にはニンニク、ネギ、ミョウガ、ラッキョウ、ワサビといった和風のものも含まれています。和食でも楽しめそうですね。
いずれも「たくさん使うのは注意」ですよ。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。