ピーマンの色って何色?
緑、ですよね。
パプリカには赤、橙、黄がありますが、ピーマンにも変わった色のものがあります。それがこちら↓
紫のピーマンです。その名もパープルビューティというそうです。八百屋さんで偶然見つけました。
パープルビューティー/Purple Beauty Pepper
◆紫色のスイートペッパー 海外品種
パープルビューティーは海外品種のスイートパッパーで、その名の通り、紫色の美しい色をしています。アメリカなどではピーマンもスイートペッパーの一種とみなされていますが、これもピーマンと同じ形でスイートペッパーと呼ばれています。
◆パープルビューティーの特徴
大きさは一般的なピーマンと同じくらいのものから、パプリカに近いものまであるようです。色は薄い紫から黒に近い赤紫まであり、熟すと赤くなるようです。紫とうがらしと同じ感じですね。色が付いているのは表面だけで、果肉は薄い黄緑色をしています。ピーマンより若干肉厚な感じで、切るとピーマンというより唐辛子の香りが強く感じられます。しかし辛さはなく、苦味もほとんど感じなく、どちらかといえばフルーティーな味に感じます。生のままかじると、シャキシャキした歯ざわりがとても心地よく、みずみずしさも感じられます。
ただ、表面の色は加熱すると色が抜け、緑になってしまいます。
何だか見慣れない色なので、色だけ見ているとナスのように見えてきます。
いや、どちらかというともっと赤味がかった賀茂ナスに近いですね。
ナスと言えば、こんな色もあります↓
シロナスというのもあります。
白色と言えば、こんなのにも白いのがあります↓
これ、シイタケです。シロシイタケと言うそうです。こちらも八百屋さんで見つけました。しかも大きいんです。
ちなみに、普通のシイタケはこれ↓
茶色くないシイタケは何だかちゃんと育ってないように思ってしまいますが、マッシュルームを考えると、白と茶があるので納得です。
カラフルな野菜と言えば、トマトでしょうか。
真っ赤なトマト以外にも緑、黄、橙、紫など色鮮やかです。
野菜は植物、植物の色については以前お話しました↓
カラフルなのは栄養素の色、なんですね。
★モゥー!ポイント★
色って大事ですよね。食べ物・飲み物は「舌」で味わうものですが、口に入れる前にまず「目」で味わいます。「美味しそう」という言葉は食べる前の感覚。味わう前に、見た目の色や、香りで、味わっているのです。
それってとても重要なことです。見た目に危ないと感じるのは、痛んだり、腐ったりしているものを食べたり飲んだりして身体を壊さないようにするためのアラート。
野菜の鮮やかさは「美味しさの現れ」なのかも知れません。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。