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1540食目「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

先日、お気に入りの八百屋さんに行ったところ、珍しいものを見つけました↓

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

カタチはどちらも似ていますが、明らかに色が違います。よく見てみましょう。

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黄色味がかった方

まずはこちらから↓

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

名称が黄金カブと書かれています。

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黒味がかった方

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

こちらには黒丸カブと書かれています。

どちらも初めてみたカブです。一応、黄金カブについてはいくつかは見つけることができたのですが、黒丸カブの方は全く情報が見当たりません。なので、情報が欲しくて生産者の磯貝農園のサイト探してみました。

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磯貝農園によると、

で、磯貝農園が載っているサイトを見つけました。

 私たちは、2014年に念願であった糸島という地に農園を構え、夫婦で農業を営んでいます。
糸島は、福岡空港から小一時間圏内にある自然豊かな半島です。
 この地で、夫婦二人三脚でミニトマトを中心に栽培しています。海や山などの自然環境に恵まれ、心がほっとするからこそ、一呼吸置いてこだわりが保てる場所です。
 農薬や化学肥料に頼らず、「糸島で作るからこそ」「私達が作るからこそ」喜ばれる野菜作りを目標とし、野菜本来の味を引き出す栽培方法を試行錯誤しています。
 日々、この場所に教えられることを大切に、妥協なく取り組んで参りますので、ぜひとも糸島×磯貝農園の恵みの味をぜひ全国のみなさまに味わっていただきたいです。

他にもInstagramを見つけました↓ あ、ちゃんと黄色いのと黒いのが載っています!

でも、右側の文章を読むと、

  • 小カブ
  • 黄金カブ(味こがね)
  • ラディッシュ
  • 黒丸大根
  • ミニ大根

え?黒丸カブじゃなくて黒丸大根なの??????

ということで、黒丸ダイコンのようです。

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黄金カブ

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

黄金かぶ

黄金カブと呼ばれているものは外皮、果肉共に黄色いターニップ(西洋かぶ)の一種で、ルタバガに似ていますが、ルタバガが腰高で葉柄の付け根周辺が黄緑になる傾向があるのに対し、本種は形が日本の小かぶと同じように丸く、全体に綺麗な黄色になっています。種は色々な種苗会社から販売されていますが、おそらくどれも同じ海外の種苗メーカーで交配されたF1の種と思われます。この黄金かぶは直径6~7cm程でちょうど一般的な白いコカブと同じくらいの大きさです。形もよく似た球形です。表皮が綺麗な黄色なのに対し中の肉色はクリーム色で、一般的なカブよりも固く締りがありルタバガに近い感じです。香りは強くはなく、ほんのりと甘く一般的なカブとは少し違った柔らかい風味です。

黄かぶ/黄金カブ<ターニップ:旬の野菜百科

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黒丸ダイコン

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黒丸だいこん/RAMOLACCIO

イタリアやスペインなどヨーロッパから入ってきた黒い大根の品種です。黒長大根と同じく、黒いのは表皮だけで、中の果肉は真っ白です。国内ではイタリアの種苗会社の物やオランダから輸入されている「ブラックスパニッシュラウンド」という固定種の他、国内の種苗会社からも種が販売されています。写真の物は「ウィンターラディッシュ」という品名で販売されていたもので、おそらく「Nero Tondo D'Inverno」と言われる品種だと思われます。ちなみにこの黒い大根は、日本の一般的な大根の仲間ではなく、ラディッシュの一種だそうです。黒丸大根はカブのような形をしていますが、葉の形状を見ると大根特有の形をしているのが分かります。根塊の大きさは直径8~10cm程で、表面の皮はザラザラした肌で真っ黒ですが、中は一般的な大根とそう大きな違いは無く真っ白です。果肉部分は水分が少なく、薄くスライスしたものをかじるとカリッとしたしっかりとした歯ざわりがあり、辛味大根のような肉質です。生のままかじると表皮が固く口に残る感じがします。味は辛味が強く、おろしにすると辛味大根ほどではありませんがかなり利きます。

黒丸大根/くろまるだいこん/ウィンターラディッシュ/RAMOLACCIO:旬の野菜百科

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黄金カブと黒丸ダイコン

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

ということで、タイトル回収としては「黄金がカブ、黒色がダイコン」ということになります。

せっかくなのでカブとダイコンについて詳しくみていきましょう。

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カブ

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カブ(蕪、学名:Brassica rapa var. rapa)

アブラナ科アブラナ属の越年草。代表的な野菜(根菜類)の一つで、別名はカブラ、カブナ、カブラナ、スズナ(鈴菜、菘)、ホウサイ(豊菜)、ダイトウナ(大頭菜)[5]など数多い。春の七草の1つとしても知られる。食用にするのは胚軸とよばれる根の部分と葉で、日本各地に多様な地方品種がある。

100 g あたり

  • カロリー・・・・・・・・・・20  kcaL
  • 脂質・・・・・・・・・・・・0.1 g
  • ナトリウム・・・・・・・・・5 mg
  • カリウム・・・・・・・・・・280 mg    
  • 炭水化物・・・・・・・・・・4.6 g    
     水溶性食物繊維・・・・・・0.3 g    
     不溶性食物繊維・・・・・・1.2 g    
  • タンパク質・・・・・・・・・0.7 g    
  • ビタミンC・・・・・・・・・19 mg
  • カルシウム・・・・・・・・・24 mg
  • 鉄・・・・・・・・・・・・・0.3 mg
  • ビタミンB6・・・・・・・・・0.1 mg
  • マグネシウム・・・・・・・・8 mg    

カブ - Wikipedia

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ダイコン

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ダイコン(大根、学名:Raphanus sativus var. hortensis)

アブラナ科ダイコン属の越年草で、野菜として広く栽培される。地中海または中央アジアの地域が原産といわれており、日本、中国、ヨーロッパなど各地で主に肥大した根を食用とするほか、葉も食材となり、種子から油を採ることもある。葉は緑黄色野菜、いわゆる大根の部分は淡色野菜でもある。多くの品種があり、根の長さ・太さなどの形状が多様。また皮の色も白以外に赤、緑、紫、黄、黒などがあり、地域によっては白よりも普通である。日本においても品種・調理法とも豊富で、世界一大きくて重い桜島大根、世界一長い守口ダイコンなどの種類があり、日本人の食卓(鍋料理・おでん等)には欠かすことのできない野菜となっている。葉はビタミンAを多く含み、青汁の原料として使われる。汁はビタミンCやジアスターゼを多く含む。野菜としての位置づけにおいては、春の七草の一つ「すずしろ」であり、薬味や煮込み料理にも使われるなど、利用の幅は広い。薬草としても扱われ、消化酵素を含有することから、血栓防止作用や解毒作用がある。

100 g あたり

  • カロリー・・・・・・・・・・17  kcaL
  • 脂質・・・・・・・・・・・・0.1 g
  • 飽和脂肪酸・・・・・・・・・0 g
  • コレステロール・・・・・・・0 mg    
  • ナトリウム・・・・・・・・・19 mg    
  • カリウム・・・・・・・・・・230 mg    
  • 炭水化物・・・・・・・・・・4.1 g    
     水溶性食物繊維・・・・・・0.5 g    
     不溶性食物繊維・・・・・・0.9 g    
  • タンパク質・・・・・・・・・0.5 g    
  • ビタミンC・・・・・・・・・12 mg
  • カルシウム・・・・・・・・・24 mg
  • 鉄・・・・・・・・・・・・・0.2 mg
  • ビタミンD・・・・・・・・・0%
  • ビタミンB6・・・・・・・・・0 mg
  • コバラミン・・・・・・・・・0%
  • マグネシウム・・・・・・・・10 mg

ダイコン - Wikipedia

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カブとダイコンの違い

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ダイコンは細長いものが多いですし、カブはまん丸いのが特徴ですが、カブとダイコンって何となく似てますよね。カブとダイコンの違いってなんでしょうか。

カブとダイコンの違いって?

大根」とは、アブラナ科ダイコン属の越年草で、「根茎こんけい」と呼ばれる肥大した地下茎や根を食用とする根菜類に分類される野菜です。「だいこん」と読み、「すずしろ(蘿蔔)」という別名で「春の七草」のひとつにも数えられます。「大根」には多数の品種がありますが、市場に最も多く流通している品種の「青首大根」は、直径8cm、長さ40cm程度の円筒形、上部が淡緑色をした白い根茎をしています。古来より日本の食卓ではおなじみの淡色野菜として煮物や漬物、サラダ、おでんの具材、刺身のつま、大根おろし、切干大根などに用いられるほか、葉も緑黄色野菜として漬物や炒め物などに用いられます。

一方「かぶ」とは、アブラナ科アブラナ属の越年草で、「胚軸はいじく」と呼ばれる肥大した地下茎を食用とする根菜類に分類される野菜です。漢字表記は「蕪」で「かぶら」と読むこともあり、「すずな(菘)」という別名で「春の七草」のひとつにも数えられます。「かぶ」には、京都の特産品「千枚漬け」の材料となる大型の聖護院かぶや、赤かぶと呼ばれる赤や紫色をしたものまで多数の品種がありますが、一般的なものは直径10cm程度の偏球形をした白い根茎のものが多いです。「大根」同様、煮物や漬物、サラダなどに用いられ、葉も食用とされます。

聖護院大根や桜島大根のように偏球形の「大根」や、日野菜かぶのように円筒形の「かぶ」もあり、形状や色など外観だけで「大根」と「かぶ」を分類することは難しいですが、「大根」には辛味成分があり、「かぶ」にはペクチンによる独特のぬめりがあります。また、煮物に用いた場合「大根」と比較して「かぶ」は味が染み込みやすい半面、長時間煮込むと煮崩れしやすいという特徴があります。

「大根」…肥大した地下茎や根を食用とするダイコン属の野菜
「かぶ」…肥大した地下茎を食用とするアブラナ属の野菜

「大根」と「かぶ」の違いは? | 1分で読める!! [ 違いは? ]

つまり、

  • カブの丸く膨らんだ部分は茎。
  • ダイコンのくぼみのある白い部分は根。

ということのようです。

NHKには子ども向けの動画を掲載しています。

パッと見た感じ似ているようで、植物としては部位が違う、ということですね。

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なんで「蕪」?

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

ところでダイコンは漢字で書くと「大根」、まさに大きな根ということでぴったりな名前だと思うのですが、カブは漢字で書くと「蕪」、くさかんむりの下に「無」と書きます。なんで「無」なんでしょう。こんな立派で美味しい「茎」があるのに。

調べてみると既にかなりしっかり調査した記事を見つけました↓

かぶの葉は立派な食べ物なのに、なぜ「草冠」に「無」と書くのか

(中略)
「無」は神前で舞具を両手に持って舞う人を描いた図形。「ないものを求める」というイメージがあり、「ない」「見えない」というイメージに展開する。「無+艸」を合わせて、草が生い茂って地面を覆って見えない(つまり草がはびこる)様子を暗示する。
『植物の漢字語源辞典』加納喜光、2008年、東京堂出版

草が生い茂って地面が見えない……!!
あ、そっちか!!!
荒地って、最果ての地、不毛の地みたいな荒地ではなくて…
地面が見えないほどの、草ぼうぼうの、荒地……!
……わたしの「荒地」イメージが固すぎたんですね。
なるほどこれなら、あのかぶ畑の様子と繋がりますし、
児童書にのっていた「山野に生えていたものを利用していたのだろう」という記述とも結びつきます。地面も見えないほどのボーボーの山からかぶを作ったのかもしれませんね〜。
漢字の由来を調べていて、最後に行き着くのはたいてい「白川静」さんか、「加納喜光」さん。もういっそ初めからこのお二人の著作を当たった方が早いですね。笑

答え
残念ながら仮説はどれもハズレ。個人的に納得した答えをまとめます。
かぶの葉は立派な食べ物なのに、なぜ「草冠」に「無」と書くのかの答えは……
かぶが生い茂って地面を見えなくしてしまうから。
草が地面を無くしてしまう、覆い隠してしまうから、蕪。

かぶの葉は立派な食べ物なのに、なぜ「草冠」に「無」と書くのか|おかゆ研究中 鈴木かゆ|note

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なるほど、蕪の字の「無」とは何も無いという意味ではなく「まるで地面が見えなくなってしまう程、草が生い茂っている人の手の入っていない荒れた土地」という意味なんですね。それだと蕪畑のわっさーっと茂った一面の蕪の葉の画にピッタリきます!↑この写真は蕪畑。大きな葉っぱが太陽の光を奪い取ろうとわさわさ生えています。まさに「蕪」。

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蕪以外のカブ

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ところで、カブと言えば、蕪だけでなく「株」の文字もあります。株式と言った方が馴染み深いでしょうか。

「おカブが上がる」という時の「カブ」は「蕪」ではなくて「株」です。ちなみに「お株」とは

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お‐かぶ【▽御株】
その人の得意とするわざ。また、特有の癖。「お株を取る」

御株とは - コトバンク

ということなので、お株が上がるとは

株(かぶ)が上(あ)が・る の解説
《株価が上昇することから》その人の評判がよくなる。

株が上がる(かぶがあがる)の意味 - goo国語辞書

という意味です。
さらにこの「株」という言葉、「蕪」と同じ語源なんだそうです。

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木を切り倒したり、稲を刈ったりしたあとに残った根元の部分。切り株。刈り株。
株は、アブラナ科の「カブ(蕪)」と同源で、「かぶ(頭)」のことと思われる。
株が「頭」を意味するのは、木を切って残った部分ではなく、根の上の部分が頭を出しているといった認識によるものであろう。

株/かぶ - 語源由来辞典

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カブラと読む

また、「蕪」という字は「かぶら」とも読むそうです。

「かぶら」とも読む

かぶのことを、かぶらとも呼ぶように、蕪=かぶらとも読むことができます。食べ物の「蕪」は、正しくは「かぶら」と呼び、短い形の「かぶ」は後から正式に採用されたとも言われています。関西地方では、「かぶら」と呼ばれていることも多いとされています。「かぶら」と呼ばれる由来には諸説ありますが、室町時代頃から宮中に仕える女房たちが、衣食に関した隠語を使っていた時の名残りと考えられており、「おかぶ」という女房言葉が「かぶら」に変化したのではないかと言われています。

「蕪」の読み方、わかる?「蕪」の漢字の意味や由来は?身近な野菜解説 | | お役立ち!季節の耳より情報局

株が「頭」を意味していて、株と蕪は同じ語源、ということは、

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

だから帽子を頭に「カブる」と言うんですね!

*注意*帽子は「被る」なので音は一緒ですが全く違います。でも、頭=カブに乗せる=被せるから、やっぱりカブが関係しているようなしていないような(していない)。

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でも子どもには

そしてカブはこどもたちには嫌われてしまっているそうです↓

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カブとダイコンの過去の記事↓

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「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

今が旬のカブとダイコン。どちらも栄養がたくさん含まれていますが、特にカブにはペクチン、ダイコンには辛味成分でもあるイソチオシアネートが入っています。ぜひ、美味しくて安い旬の今、楽しんでください。

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★がぉー!ポイント★

「黄金と黒、どちらがカブ?」珍しい野菜の紹介からの『カブ』のお話。【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

ちなみに、ネコはダイコン食べても大丈夫なんだそうですよ?

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。