2月17日は千切りダイコンの日。
まず「なんで?2月17日なの?」って絶対思いますよね。調べてみると、
2月17日はこだま食品株式会社が制定した千切り大根の日。千切り大根は2月に生産の最盛期を迎える。日付は千を「二」と「1」に分解し、「切」の時の「七」を合わせた日としている。
千切りダイコンの「千」の文字は横棒2本と縦棒1本あるので「二」「1」、次に「切」の文字もよく見ると「七」の字が入っているので、「217」で2月17日ということのようです。うーん、クイズのようです。
この日を制定したのはこだま食品なんだそうです。
乾燥野菜を得意とした食品メーカーさんなんですね。
ところで千切りダイコンって何?
千切りダイコンと訊いて、コレ↓を想像した人、多いのでは?
これは切り干しダイコンです。千切りダイコンと切り干しダイコンは一緒というのを見かけますが、
↑コレが千切りダイコン。何に使うかというと、
お刺身のお皿に一緒に乗ってくるアレ、↑ツマです。これを切り干しダイコンって言わないですよね。
切り干しダイコン
切り干しダイコンは、まずダイコンを「千切り」にします。それを
天日に当てて水分を飛ばします。水分がすっかりなくなって干されると↓
切り干しダイコンのできあがり!です。
でも最近では
熱風乾燥機で生産されるようになった切干大根
わが国で本格的な乾燥装置が登場するのは戦後になって、穀類の乾燥機が開発されてからといわれる。平型(箱型)乾燥機は当初、籾(もみ)の乾燥用に開発された常温通風のものが、天候に左右されないように熱風発生装置を取りつけ、現在のような構造へと変化していった。やがて籾以外の野菜類の乾燥に用いられるようになり、鉄からステンレスへと食品を加工するに相応しい材質や構造へと変化していった。天日干しに頼っていた茶、シイタケ、ワサビ、梅 干、切干大根、わかめなどは、熱風乾燥機を使用して工業的に生産されるようになった。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:天野実業株式会社 畠中和久)
というように、切り干しダイコン作りでも技術の進歩の波が来ているようです。
干すとパワーアップ
ダイコンはそのままよりもすりおろした方がオススメ!
そして干すとダイコンは最強クラスの食物繊維の宝庫になります↓
とにかく群を抜いた食物繊維量になるんです!
ダイコンに関するアレコレ
↑この頁のダイジェストはこちら↓
https://www.nittokyo.or.jp/uploads/files/covid_meal_leaf2.pdf
★がぉー!ポイント★
ダイコンは生でも、すりおろしても、干してもよい、私たちの身体に嬉しい野菜です。しかも安くて!手に入りやすい!今日はダイコンを使った料理を一品増やしてみませんか?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。