お気に入りの八百屋さんに行ったら、面白い野菜を見つけました↓
芽キャベツ
メキャベツ(芽キャベツ、英: Brussels sprouts、学名:Brassica oleracea)
アブラナ科の一年草。キャベツの変種のひとつ。別名はヒメカンラン(姫甘藍)、コモチカンラン(子持甘藍)。仏語でシュー・ド・ブリュッセル(chou de Bruxelles)。原産地はベルギーのブリュッセル近郊とされる。
芽キャベツってベルギーが原産地なんですね。
この芽キャベツ。画像からだと判りにくいのですが、とっても大きいのです。30cmの定規と並べてみました↓余裕で超えています。
芽キャベツ 生態
低温、高湿度の環境と親和する。メキャベツは小さい品種と高く伸びる品種の大きく二種類に大別される。頂芽に球をつける普通のキャベツとは異なり、側芽が球になる。小さな品種は高くとも0.6m程までしか伸びず、逆に大きい品種は1.2mほどまで伸びる。茎の側面に直径3-4cmの小さなキャベツが50-60個つく。キャベツは若い内はナッツのように甘い香りを出すが、成長すると他のアブラナ科の野菜同様苦味を出す。
これは高く伸びる方の品種のようですが、1.2mの半分なので小さい方なのかも知れません。もっと大きい品種があるって見てみたいです。
メキャベツクイズ
突然ですが、クイズです。
私の買った芽キャベツ、果たして何個あるでしょうか?
(答えは1番最後に発表します)
芽キャベツってキャベツの芽、あかちゃんじゃないの?
一見ブドウの房のようですがズームアップしてみると↓
小さなキャベツがぎっしり。隙間無くギチギチに並んでいます。
ーーーなるほど!このひとつひとつが大きくなるとキャベツになるんだね。
ーーー芽キャベツはキャベツの芽、あかちゃんなんだ!
残念ながら、芽キャベツとキャベツは違う種類の野菜です。
キャベツのお話
まずはキャベツのお話をしましょう。
キャベツには出回る時期によって種類=名前が違っています。まずは、今出回っているのが
寒玉キャベツです。いわゆるキャベツと言った時にイメージするのがこのキャベツで、丸ではなく平べったいカタチをしていて、巻きもしっかり固いのが特徴です。
春を迎える頃に出てくるのがその名も春キャベツです。寒玉キャベツと比べるとより丸いカタチをしていて、葉も柔らかいのが特徴です。
夏から秋の暑い時期に出回るのが夏秋キャベツ=高原キャベツです。春キャベツよりも締まっていて、水分が多いのが特徴です。
それと春から秋のかけての長い間楽しめるのが丸玉キャベツ=グリーンボールです。春キャベツのように柔らかいのが特徴です。
と、このようにキャベツには多くの種類があって、旬を迎える時期がそれぞれ違うので、1年を通して楽しむことができるので、とても身近な野菜のひとつになっています。スーパーでいつも置いてあるイメージのキャベツ。実は季節によって種類が変わっているんですよ。
キャベツについてのアレコレ
キャベツのルーツ
これだけ種類があるということは、そう、たくさんの品種改良が行われてきた結果。キャベツにはルーツがあります。ざっとまとめるとこんな図になるかと思います↓
もともとはケールから派生して、一部はブロッコリーやカリフラワーに。一部はハボタンに。そしてコールラビや紫キャベツ、そして芽キャベツになったのです。そう、芽キャベツはキャベツの変種、なのです。例えるなら、アブラナ科一族のケール家のいとこ同士?という関係でしょうか。
なので、芽キャベツはあの小さいままで完成。キャベツのように大きくはなりません。
★がぉー!ポイント★
芽キャベツの旬は、冬です。 日本では、静岡県で盛んに栽培され、11月から3月にかけて最も収穫されます。 高温多湿の気候と虫に弱いことから、寒い時期においしく食べられるというわけです。
芽キャベツの旬は冬。今が1番美味しい時期です。ぜひ見かけたらお試しください。
クイズの答え:69個でした★
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。