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1725食目「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

コーヒー飲みますか?1日何杯飲みますか?

農林水産省のサイトにこんな記事が載っています。

コーヒーの消費量をおしえてください。

こたえ

2019(令和元)年の日本におけるコーヒーの消費量は約45万3千トンでした。

全日本コーヒー協会がおこなった「コーヒーの需要動向(じゅきゅうどうこう)に関(かん)する基本調査(きほんちょうさ)」によると、2020(令和2)年の一人1週間当たりの杯数(はいすう)は、11.53杯です。
内訳(うちわけ)はインスタント4.00杯、レギュラー4.11杯、リキッド1.97杯、缶(かん)1.15杯となっています。

2020(令和2)年の世界の1人当たりのコーヒー消費量は以下のとおりです。

国名    消費量    単位

  • 日本 3.40  kg/1人/年
  • ルクセンブルク    17.68    
  • フィンランド    12.14    
  • スウェーデン    10.42    
  • ノルウェー    9.00    
  • スイス    8.54    
  • ブラジル    6.29    
  • アメリカ合衆国    4.85

コーヒーの消費量をおしえてください。:農林水産省

日本人ひとり当たり年に3.4 kgもコーヒーを消費しているんですね。意外と多いので、驚きです。

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

コーヒー(オランダ語: koffie[2] /ˈkɔfi/ Nl-koffie.ogg コフィ[ヘルプ/ファイル]、英語: coffee)

コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎して挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料。歴史への登場は酒や茶には遅れるが、世界各地で愛飲されている嗜好飲料である。家庭や飲食店、職場などで飲用され、コーヒーの専門ショップも多数存在する。抽出前の粉末や粉砕前の焙煎豆も、同じくコーヒーと呼ばれることもある。日本語での漢字表記は「珈琲」。
世界各国において、コーヒーを提供する場の喫茶店(コーヒー・ハウス、カフェ、カフェー)は近代、知識人や文学、美術など様々な分野の芸術家の集まる場として、文化的にも大きな役割を果たしてきた。カフェインに代表される薬理活性成分を含むことから医学・薬学の面から研究の対象となっている。さらに、貿易規模が大きい一次産品であるため、経済上でも重要視されている。
コーヒーは北回帰線と南回帰線の間(コーヒーベルト)の約70カ国で生産されており、そのコーヒー農園でコーヒーノキの栽培と果実の収穫が行われる。さらに引き続いて、生豆(なままめ、きまめ、焙煎前のコーヒー豆のこと)を取り出すコーヒー豆の精製と呼ばれる加工作業までが、コーヒー農園で行われることが多い。精製された生豆は生産国で集積され、選別・等級付けされてから消費国に輸出される。生豆は消費地においてコーヒー独特の香味を生み出すために焙煎され、場合によっては複数の焙煎豆を混ぜてブレンドされる。その後粉砕により細かい粉状にされてから、水や湯で抽出されて、飲用に供されるコーヒーが出来上がる。

コーヒー - Wikipedia

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

夏の時期はよく冷えたアイスコーヒー、美味しいですよね。

ところでコーヒーってどう淹れるかご存知ですよね?

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

焙煎し挽いた珈琲豆にお湯を注ぎます。普通です。

が、しかし、コーヒー豆から淹れないコーヒーを研究しているそうなのです。じゃあ何から淹れるのかというと「細胞」からなんだそうです。

 youtu.be

魅惑の飲み物、コーヒー。じつは、気候変動の影響により、コーヒーが栽培できる農地が、2050年までに、地球上から“半減”する恐れがあるといわれています。どうしたら、未来にコーヒーを残せるのか。世界では、ある“研究”が始まっています。コーヒーを残すための研究がはじまったのは、北欧・フィンランド。コーヒーの個人消費量が世界トップクラスの“消費国”です。

フィンランド技術研究センター・リッシャ―博士「フィンランド国民はコーヒーに特別な感情を抱いています。そのため、私たちの研究に対し、とても大きな反響がありました。」

こう話すのは、ハイコ・リッシャー博士。国内にある研究所で、農地を必要としない、コーヒーの生産方法を研究しています。その“生産”場所をみせてもらうと…

リッシャ―博士「これは200リットルが入るバイオリアクタータンクです。」 

案内の先にあったのは、人の背丈を超える、巨大な機械。この中で、コーヒーが生まれているといいます。

リッシャ―博士「培養液の中で、細胞が浮かんでいるでしょう。この中で植物細胞の培養を行っています。この工程が終わると、細胞の“収穫”を行います。」

コーヒーノキの葉や根から採取した細胞を、このように、人工的に増殖させて生産するため、“細胞農業”とも呼ばれています。およそ1年をかけて、収穫されたのが…

リッシャ―博士「これがコーヒーの細胞です。」

え? この白い塊が、あの、コーヒー?

取材スタッフ「グミみたいですね。プニプニしています。香りは全くしないです。」

これを冷凍乾燥させたのち、オーブンで焙煎。すると、このようなコーヒーの粉になるというのです。

リッシャ―博士「初めて味わったコーヒーは従来のものにかなり近くて、とても嬉しかったです。試飲をみんなが心待ちにしていました。どんな味がするのか、だれも、全く予想が出来なかったのですから。」

今回、誕生した“研究所育ち”のコーヒー。食品として認可されるには、まだ4年程かかるそうですが、今後のコーヒー産業に、どのような影響をもたらすのでしょうか?
「コーヒーの需要が高まるなか、従来のシステムでは今の大量生産量の維持は難しくなりつつある。コーヒー農園では、すでにさまざまな問題が発生しています。」

現に、生産大国のブラジルでは、近年、干ばつや霜の被害が頻発。生産量に深刻な影響をもたらしています。

リッシャ―博士「状況は、この数年では改善しない可能性が高い。そのため代替案が求められています。細胞農業は代替案のひとつなのです。」

近い将来、コーヒーが飲めなくなるかもしれない…そんな“消費国”の不安から生まれた、未来への活路。

リッシャ―博士「(この研究が)転機になる可能性はとても高いでしょう。私たちの願いは、未来の世代にコーヒーを残すことです。」
撮影協力店:ALLPRESS ESPRESSO Tokyo Roastery&Cafe
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

かなりの衝撃映像でした・・・。

そもそもこの細胞珈琲の開発のきっかけとなった2050年問題とはどういうことなのでしょうか。こちらに詳細がありました↓

地球規模の気候変動により、珈琲の産地が軒並みダメージを受け、現在の生産量を保つことができない、ということのようです。

そのコーヒー豆の産地とはどこにあるかというと、

コーヒー豆の種類と産地

コーヒーはそのほとんどが、北回帰線(北緯25度)と南回帰線(南緯25度)の間の地域で生産されています。そのためこの地域は俗に「コーヒーベルト」と呼ばれています。

https://www.asahiinryo.co.jp/customer/dictionary/img/ing_coffee/map_pc.gif

なぜなぜまめ事典 ~コーヒーまめ知識~|お客様相談室|アサヒ飲料

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

赤道の付近、まさにベルト状に拡がっています。どの産地も私たちが住む日本から遥か遠くの場所で、コーヒー豆は生産されているんですね。

★がぉー!ポイント★

「コーヒーをコーヒー豆で淹れなくなる日」コーヒーの2050年問題の解決に向けて新技術@テレ朝newsより【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

オシャレなカフェで美味しいスイーツを頂く。その傍らにとてもいい香りのちょっぴりほろ苦いコーヒーを飲んで口直し。本当に「贅沢な」時間だと改めて思いました。2050年まであと30年ありません。今、できることを今やっていくことが大切だと思います。

 

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

*1 

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。