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1824食目「不老不死と言われる果物」イチジク

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

食べると「不老不死になれる」と言われている果物をご存知でしょうか。その果物の名前はイチジクです。

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

イチジク(無花果、映日果、一熟)

クワ科イチジク属の落葉高木(学名: Ficus carica)、またはその果実のことである。果樹として世界中で広く栽培されている。小さな花が多数入った花嚢をつけ、雌雄異株で、雌株の花嚢が果嚢になる。これがいわゆるイチジクの果実とよばれており、古くから食用にされている。リンネの『植物の種(英語版)』(1753年) で記載された植物の一つである。

イチジク - Wikipedia

イチジクは漢字で表すと「無花果」になります。そう、花が咲かないのに実を付ける不思議な植物と思われていたのです。本当はどうなのかについては以前紹介しています↓

とても変わった?面白い?果物「イチジク」ですが昔からその実を食べると不老不死になれると言われているそうです。なぜでしょう。

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

いちじくはなぜ「不老不死の果物」と呼ばれている?驚くべき理由とは
栄養豊富で甘くておいしいいちじくは、基本的に夏から秋にかけてしか店頭に並ばない。ただし生食でなくてよいのなら、ドライフルーツとして一年中いつでも手に入れることができる。そんないちじくは、「不老不死の果物」と呼ばれている果物だ。本記事では、いちじくの栄養素や食べごろなどを詳しく解説する。

1. いちじくが「不老不死の果物」と呼ばれる理由

いちじくが「不老不死の果物」と呼ばれているのは、おいしいだけでなく栄養素が豊富に含まれているからだ。 いちじくは旧約聖書にも出てくるほど歴史が古く、約6千年前から既に栽培されていたとされている。日本でも江戸時代から栽培され始め、胃腸を整えるだけでなく、痔や喉の痛みも取るとされ、親しまれてきた。

2. いちじくに含まれる栄養素

いちじくには、「食物繊維」「フィシン」「糖質」「カリウム」「ペクチン」などが含まれている。 フィシンは、タンパク質の分解を助けて消化をよくする栄養素だ。ペクチンは、血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、調整作用もある。カリウムには血圧を下げる効果があるため、高血圧の人にはおすすめといえるだろう。

いちじくを食べることで、免疫力アップやがん予防、肌荒れの改善などの効果が期待できる。まさしく、「不老不死の果物」といえるほどの効能だ。

いちじくはなぜ「不老不死の果物」と呼ばれている?驚くべき理由とは | ニュース | オリーブオイルをひとまわし

ヒトとイチジクとのつきあいはとても長く、その長い付き合いの中からイチジクを食べることによって得られる様々な効能が「不老不死の果物」と思わせた原因なのかも知れませんね。

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

医学が発達していない昔、衛生も栄養状態も今と比べてよく無かった頃、胃腸の調子がよくないということは即、死を意味します。そんな恐怖から救ってくれるだけでなく、血圧も抑えてくれたりと、きっとイチジクを食べて体調がよくなった人がたくさんいたのでしょう。

現代ではイチジクを食べることで以下の効果があるとされているようです↓

薬用
熟した果実、葉を乾燥したものは、それぞれ無花果(ムカカ)、無花果葉(ムカカヨウ)といい生薬として用いられる。

6 - 7月頃に採取して日干しにした果実(無花果)には、水分約20–30%、転化糖約20–50%、蛋白質約4–8%、油脂油1-2%、有機酸、酵素、ビタミンC、ミネラルが含まれる。

イチジクには果実の持つ緩下作用(下痢・便秘、のどの痛みに対する効果)、整腸作用があり、食物繊維の一種ペクチンは、腸の働きを活性化し、便秘解消に役立つ働きがある。果実に含まれる酵素フィシンは、消化促進作用があり、胃もたれや二日酔い防止によいと言われている。

民間療法では、果実を干したもの3 – 5個を600ミリリットルの水に入れてとろ火で半分まで煮詰めてかすを取り除いたものまたは、30分ほど煎じたものを1日3回に分けて服用して、便秘の緩下剤に使われた。生の果実をそのまま1日2 – 3個程度を毎日食べ続けても同様の効果が期待される。便秘のほかにも、滋養に利用されたり、痰の多い咳、のどの痛みや痔にも効能があるとされる。

7 – 9月頃に採取した成熟した葉を日干しさせた無花果葉には、蛋白分解酵素、血圧降下作用があるプレラレエン、タンニンが含まれる。風呂に入れて浴用に使われ、冷え性、肌荒れ、痔の出血止め、脱肛、腰痛、神経痛に効能があるとされる。

また果肉や葉から出る白い乳液にはゴムに近い樹脂分が含まれるが、民間薬として、疣(いぼ)に塗布したり、駆虫薬として内服した。正常な肌に乳液がつくと、かぶれやかゆみが起こることがある。

イチジク - Wikipedia

と、たくさんの効果が期待できるイチジク。それだけ私たちの身体にとって嬉しい栄養素が含まれているんですね。

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

そんなイチジクですが年に2回の旬があります。

いちじくの旬は6月頃~11月頃で、年に2回あります。
夏に旬を迎えるいちじく(夏果専用種)と、秋に旬を迎えるいちじく(秋果専用種)があるのです。
夏果専用種の旬は6月頃~8月頃で秋果専用種よりも大きいのが特徴。
秋果専用種の旬は8月頃~11月頃で夏果専用種よりも甘みがあります。
日本で最も多く生産している県は愛知県で、温暖な気候と豊かな水利がいちじく作りの環境に適しているようです。
次いで和歌山県、福岡県と続きます。
いちじくはデリケートな果実なので、海外から輸入されるものは乾燥したドライいちじくがほとんどです。

いちじくの旬の時期は6月頃から!見分け方や保存方法もご紹介! | ふるなび公式ブログ ふるさと納税DISCOVERY

★がぉー!ポイント★

「不老不死と言われる果物」イチジク【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

イチジクがなぜ「不老不死の果物」と言われているのか。その理由はしっかりありました。残念ながら不老不死にはなれませんが、不老不死になった?!と勘違いするくらい身体を元気にしてくれる栄養素が詰まっているようです。

今は2回目のイチジクの旬です。見かけたらぜひ食べてみてください。

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。