今週のお題「ビフォーアフター」
私の好きな食べもののひとつにモモがあります。
モモ(桃、学名は Amygdalus persica L.で、Prunus persica (L.) Batsch はシノニムとなっている。)
バラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実や花のこと。
中国原産。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。未成熟な果実や種子にはアミグダリンという青酸配糖体が含まれる。観賞用はハナモモという。中国では邪鬼を払う力があるとされた。
味はもちろんのこと、色や香り、手触り、どれをとっても私の中で最高ランクの果物、です。
そんなモモですが、旬を知ってますか?
桃の旬っていつ?
果物が1年でいちばん美味しく食べられる時期「旬」は桃にとっていつなのでしょう。
桃にはたくさんの品種が存在します。そのため、品種によって採れる時期や旬は変化します。
桃の収穫時期は早生、中生、晩生と大きく3つに分けられます。漢字のとおり、早生が最も早く収穫され、生の中でも収穫時期の早い「極早生種」は5月ごろから店頭に並び始めます。一般的に最盛期は7〜8月の、夏の時期。夏には多くの品種が食べごろになります。そのため桃は夏の果物、という感覚がある人も多くいるのではないでしょうか。そして、晩生は9〜10月に収穫されます。
さらに今はハウス栽培も普及してきているので12月など、冬も楽しめるようになっています。桃は様々な品種が存在するため、5月から10月までとても幅広い時期で楽しむことができる果物です。
6月〜9月、主に夏がモモの旬、です。
ところが、ここ岡山では12月の今、この寒い冬の時期にモモを頂けるというのです!しかも2つの品種があるそうです!
冬美白とうびはく
“冬美白” 秋から立冬までの白い桃収穫 赤磐市
岡山県特産の桃といえば夏場が旬とされていますが、肌寒くなるこの時期に実が大きくなる桃の収穫が行われています。
「冬美白」という品種のこの桃は、秋から立冬までの時期に美しい白色の桃がとれるようにと名づけられ、赤磐市内の生産者の有志9人がグループを作って、およそ80本を栽培しています。
一般的な桃と同じ時期に実を付けますが、夏の間は小さいままで、秋の訪れとともに大きくなり始めるということで、ことしは10月後半から収穫が始まりました。
冬美白は、甘さと豊かな香りが特徴で、もぎたては梨や柿のようなシャキシャキとした食感ですが、収穫した後にねかせて追熟させることで、みずみずしさが増すということです。
グループのメンバーたちは、実の大きさなどを確認しては、ひとつひとつ丁寧に摘み取っていました。
生産者グループの1人、黒崎充さんは「ことしは実が大きくなる9月以降の天候に恵まれ、おいしい桃が出来ています。ぜひ手に取って味わってみてほしい」と話していました。
ことしは11月上旬にかけて、およそ7トンの収穫を見込んでいて、地元の直売所や岡山市内のデパートなどで販売されるということです。“冬美白” 秋から立冬までの白い桃収穫 赤磐市|NHK 岡山県のニュース
秋から冬にかけて食べ頃を迎える「幻の冬桃」といわれる白桃が「冬美白(とうびはく)」です。「冬美白」は2022年現在、岡山県を代表する桃の産地「赤磐市(あかいわし)」の若手農家9名のみで栽培されている希少な品種です。「冬美白」が花を咲かせる時期は一般的な桃と同じ時期ですが、その実は夏を過ぎて秋の訪れとともに大きくなり始め、時間をかけてじっくり大きく甘くなっていくそう。
岡山県で秋冬に旬を迎える幻の冬桃「冬美白」実食レポート!|おか旅 | 岡山観光WEB【公式】- 岡山県の観光・旅行情報ならココ!
冬桃がたりふゆももがたり
冬が旬の桃“冬桃がたり”出荷に向け選果作業 総社市
朝晩の冷え込みが強まるこの時期に収穫される希少な桃「冬桃がたり」の出荷に向けた選果作業が、総社市で行われています。「冬桃がたり」は、岡山特産の白桃のうち最も旬が遅い品種で、糖度が高くなめらかな舌触りが特徴です。
春先に花を咲かせてから収穫までの期間が長く、管理に手間がかかることなどから出荷量が少なく、希少な桃とされています。
9日朝は、総社市地頭片山のJAの選果場に地元の農家が収穫したばかりの「冬桃がたり」を次々に運び込みました。
そして選果場の作業員たちが桃をひとつひとつ手に取って大きさや傷がないかどうかを確かめたあと、専用の機械に通して糖度を測り、4つの等級に仕分けていました。
JAによりますと、ことしの出来はやや小ぶりなものの、夏に晴れた日が続いたため、特に甘みが強いということです。
吉備路もも出荷組合の板敷隆史組合長は「台風が来たときは被害が出ないか心配したが、いい桃ができてよかった。『冬はこたつでみかん』という人も多いと思うが、ぜひ桃も食べてほしい」と話していました。
「冬桃がたり」は12月上旬まで、およそ10トンが収穫される見込みで、地元の直売所のほか、東京や大阪の百貨店などでも販売されるということです。冬が旬の桃“冬桃がたり”出荷に向け選果作業 総社市|NHK 岡山県のニュース
「冬桃がたり」
桃は夏の果物ですが、冬桃がたりは名前が表しているように、冬が旬。産地の岡山県では11月以降に熟し、基本的に11月下旬から12月上旬頃に出荷されます。
サイズは小ぶりで日持ちがよく、果肉はややかたくてなめらかな食感が特徴。また糖度が高めで、寒い時期に桃の甘味と香りが楽しめるのがポイントとなっています。なお、冬桃がたりという名前は、JA晴れの国岡山農業協同組合によって2012年(平成24年)に商標登録されています。
来歴や正式な品種名について調べてみたのですが、詳しい情報は見つけられませんでした。どうやら2013年(平成25年)から出荷されていて、極晩生の桃として岡山県で栽培が進められているとのこと。
さて、この冬桃がたりは12月中旬に購入したものです。重さが130g前後と小玉で、果皮は白く、少し横幅のある円形。さわると果実がかたかったので、3日ほど室内に置いて追熟させてから食べてみました。
ひと切れ口に含むと、おっ! 12月の桃だというのにちゃんと甘く、桃の香りも感じます。果肉は緻密で締まりがありながらも、ソフトな舌触り。果皮がやや黄緑色がかっていたのでカリカリ食感かと思ったのですが、桃らしい口当たりでおいしいです。
2個目は冷蔵保存して、さらに3日後にカット。こちらは少しやわらかなコリっとした歯ごたえでした。糖度は1個目が14度台後半、2個目は17度以上あり、どちらも甘さは十分です。みずみずしさは夏の桃ほどではありませんが、それでもほどよく果汁も含まれていて、ひょんな時期に上品な桃が味わえめました。
ということで、
で、倉敷に来ましたが、ここ倉敷で季節外れのモモ「冬美白」「冬桃がたり」が頂ける???という情報をネットで見つけてやってきたのです。
それがこちらのお店↓
くらしき桃子総本店
お店の前には
「冬美白」が!
くらしき桃子には姉妹店がいくつかあるのですが、それぞれ店によって頂けるものが違うそうで、ここ、くらしき桃子総本店ではどうやら冬美白が頂ける、との情報が。
期待を胸いっぱいに詰めてお店に入るとなんと「売り切れ」・・・。すでに私が来店した時には冬美白はなくなっていました、、、がーーーーーーーん、、、、
ですが、姉妹店があることを知っている私は店員さんに「冬のモモが食べられる姉妹店」を聞きだし、そうしてやってきたのがこちら↓
くらしき桃子 倉敷市民会館店
です。お店に入ると、
冬桃がたりのポスター!
メニューを開いて左上01、
冬桃がたりといちごのパフェはあるそうなのでオーダーしました!!!!
で、私のテーブルに運ばれてきたのがこちら↓
やっと出会えましたーーー!!!
嬉しすぎて写真いっぱい撮ってしまいました。むしろイチゴも大好きなので逆にポイント高いです!
一見、なんのフルーツが分からないかも知れませんが、これが冬桃がたりという季節外れのモモです!
冬桃がたりを食べた感想。
モモと言えば完熟でやわやわなイメージがあると思いますが、この冬桃がたりは固めです、歯応えという程ではありませんが、やわやわでは全然ありません。しかしもの凄くモモです、とってもモモの味や風味がします、とっても美味しいですーーー★★★ものすごく幸せな味です★★★
★がぉー!ポイント★
晩生はせいぜい10月頃までなのですが、12月でもこんなに美味しいモモを頂けるとは思ってもいなかった分、とてもテンションがあがりました!今回頂く事ができなかった冬美白はそれもそのはずで若手農家9名のみで栽培されている希少な品種というまさに幻のモモ。いつかまた冬の岡山に来て、冬美白頂きたいと思っています。
今回の岡山・倉敷の旅を飾るに相応しい美味しくてとてもめずらしい果物、でした。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。