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適材適食 -てきざいてきしょく-

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1878食目「12月22日は冬至」野菜と果物の記念日シリーズその31

今週のお題「ビフォーアフター」

「12月22日は冬至」野菜と果物の記念日シリーズその31【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

12月22日は冬至。

2022年は1年を通して野菜と果物の記念日を紹介してきました。が、最終回の今回は「冬至」です。野菜や果物が登場していませんが、まずは冬至がなにか確認しておきましょう。

「12月22日は冬至」野菜と果物の記念日シリーズその31【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

冬至(とうじ、英: winter solstice)

二十四節気の第22。天文・平気法・周正などの節切りでは第1となり、暦法上は冬至で1年間の干支が切り替わる。夏正では第22となる。北半球ではこの日が一年で最も日の出から日没までの時間が短い。旧暦11月に存在するが、周代などの王朝では冬至の存在する子月を1月とし、子月後半の最初である冬至を1年の始まりとし、冬至前日を大晦日としていた(子後半で始まり、子前半で終わる)。

天文
冬至は1年間で太陽の位置が最も低くなる日であり、1年間で日中が最も短くなり、冬至を境に太陽が生まれ変わり、陽気が増え始めるとされている。

冬至 - Wikipedia

冬至の日が1年の中で最も昼間が短くなる日というのは知っている人も多いと思います。が、冬至の日から次の干支になるって知っている人は少ないと思います、私は知りませんでした。ということはもううさぎ年???

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ウサギもびっくりです。

そんな冬至の日に食べるものと言えば、カボチャです。

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カボチャ(南瓜)

ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称である。原産は南北アメリカ大陸だが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカである。皮を含む果実を食用とし、不飽和脂肪酸、ミネラル、たんぱく質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、これらのビタミンを含む。
カボチャの種は油、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、パンプキンシードオイル(英語版)が作られる。植物の種子は多価不飽和脂肪酸の供給源でもある。若葉や茎、花なども可食可能である。蜜源植物でもあり、1エーカーあたり巣箱を1個が適切とされ、蜂蜜も生産される。

カボチャ - Wikipedia

でもよく考えるとカボチャの旬は夏のはず。どうして寒い冬の時期に食べる習慣があるのでしょうか。

夏が旬のカボチャを冬に食べる理由?

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カボチャを食べる
日本の冬至といえばカボチャ。カボチャは7月から8月に収穫の最盛期を迎える夏野菜だが、なぜ冬至に食べるのだろうか。
カボチャは漢字で書けば「南瓜」となるとおり、熱帯モンスーン気候に属する南国カンボジアを経て日本まで渡ってきた野菜だ。そのため、太陽の光をたくさん受けて育った野菜といえる。そして、冷凍技術がなかった時代、カボチャは常温でも比較的長い期間保存が可能な食材だったため、冬にも食べることができた。この習慣が、冬至にカボチャを食べることに結びついたとも考えられている。
ほかにも、冬至にカボチャを食べることは栄養の観点からも合理的だといえる。カボチャには消化されやすいデンプンが多く、ビタミンやミネラル、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれるからだ。そのため古くから、「風邪を予防できる」食材ともいわれ、冬至に食することにつながったとも考えられている。また、カボチャは追熟により味わいがよくなるため、冬至の頃にはより一層美味しく食べられるのだ。

冬至とは?2022年は12月22日|意味や日本と海外の風習を紹介 | SKYWARD+ スカイワードプラス

長期間保存できるカボチャを保存しておいて、農作物の収穫が少なくなる冬場に食べる、なるほどです。

と納得したところですが、冬至には他にも「習慣」があります。

「ん」がつく食べ物を食べる?!

「12月22日は冬至」野菜と果物の記念日シリーズその31【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「ん」がつく食べ物を食べる
冬至の日には、ニンジンやキンカン、寒天、うどんなどの「ん」のつく食べ物を食べると運が向上するというユニークな言い伝えがある。ちなみに、この考え方によると、前述のカボチャも「南瓜」を音読みすれば「なんきん」で、「ん」が2つつく食べ物となり、縁起担ぎにうってつけだとされた。
なぜ「ん」のつく食材が運気を向上させるのかについては諸説がある。「うん」を呼び込むといった説や、いろは歌の最後が「ん」なので一陽来復のように開運を願うなどといった説がある。

冬至とは?2022年は12月22日|意味や日本と海外の風習を紹介 | SKYWARD+ スカイワードプラス

知ってましたか?これは季節はあまり関係ない気もしますが、無理矢理季節感を出すならミカンとかもあります!

「冬至粥」を食べる?!

「12月22日は冬至」野菜と果物の記念日シリーズその31【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

「冬至粥」を食べる
冬至粥とは、冬至の日に食べる粥で、一般的に小豆粥のことを指す。お祝いの日に赤飯を炊くように、小豆や小豆の赤い色は、厄を払い運気を呼び込む縁起物とされてきた。

この冬至粥は、地域によっては小豆ではなくカボチャで粥を作るところもあるらしい。また、寒さでエネルギーを奪われて体力が落ちてしまいがちなこの時期において、小豆やカボチャなど栄養豊富なエネルギー源は重宝されたと考えることもできる。

冬至とは?2022年は12月22日|意味や日本と海外の風習を紹介 | SKYWARD+ スカイワードプラス

ちなみに小豆粥とは

小豆粥(あずきがゆ)

米と小豆を炊き込んだ粥。ハレの日に食せられる食べ物の1つである。

小豆粥 - Wikipedia

祝いの日に食べるもの。

柚子湯に入る

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柚子湯に入る
柚子湯(ゆず湯)の明確な起源は定かではないが、江戸時代の銭湯で「催し湯」のひとつとして冬至の日に柚子を入れたのが始まりだといわれている。
 「ひびやあかぎれなどの冬特有の肌荒れを防ぐ」「冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかない」などの言い伝えがあるが、健康と来福を願う縁起物として、鮮烈な香りとともに熱いお湯に浸かるのは、冬ならではの楽しみでもある。

冬至とは?2022年は12月22日|意味や日本と海外の風習を紹介 | SKYWARD+ スカイワードプラス

いいですねー。ゆず湯もいいですが、寒くなってくると温泉に入りたくなります。

ということで、冬至は節目。節目だからこそ、様々な習慣が伝統として残っているんですね。小豆がゆとカボチャを食べてゆず湯に入って湯冷めしないようにしながらミカンを食べるのが冬至の正しい過ごし方?なのかも知れません。

★がぉー!ポイント★

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「とうじ」でも「湯治」という言葉もありますね。

湯治(とうじ)

温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。日帰りや数泊で疲労回復の目的や物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来区別すべきである。

湯治 - Wikipedia

冬至と湯治。意味はまったく違いますが、なんとなーーーく似ている、共通している感じがするのは偶然?

ー 適 材 適 食 てきざいてきしょく

小園 亜由美 (こぞのあゆみ)管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・日本化粧品検定1級

【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)糖尿病専門・甲状腺専門クリニック勤務@福岡姪浜・福岡天神

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。