今週のお題「マメ」
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」
少しずつ出かけることの多くなってきた近頃。とは言え、1月です、家に戻る頃には身体が冷え切って・・・なんてこと、ありますよね。特に今年の冬は寒い・・・。日本各地の大雪のニュースが毎日流れています。
手洗いうがいを済ませたらすぐにあったかい湯船に浸かってリラックス♪ ようやく解凍してきて、生き返ります。
他にも温かな飲み物で一息つく、なんて言うのもいいですよね★
コーヒーブレイクとかティータイムとか言いますが、あなたは珈琲派?紅茶派?
私はどちらも頂きますが、どちらかと言うと紅茶派かも知れません。
と今までもティータイムに合いそうな?紅茶にまつわる話をしてきました。
さて、紅茶と言えば色々な飲み方、種類がありますが、ふと疑問に思ったことがあります。それは「ロイヤルミルクティー」の「ロイヤル」ってなに?ってこと。
日常的にロイヤルって言葉を使うとしたら、それこそトランプのポーカーのロイヤルストレートフラッシュぐらい?
ロイヤルストレートフラッシュ
同種札で数字が1番高い順位にそろったもので、10・J・Q・K・Aとなります。
滅多に揃わないということからも、強いカードということも納得です。ちなみにスペード以外は「ストレートフラッシュ」と言います。
↑これはハートのストレートフラッシュ、ですね。
それはさておき「ロイヤル」という言葉の意味はというと、
王室(おうしつ、英: Royal family)
一国の国王及び王族の総称である。その当主が天皇の場合は、皇族の総称を皇室(こうしつ: 英: Imperial family)とする。
「王室」です。
ということは「ロイヤルミルクティー」というのは、王室のミルクティーという意味???さすが紅茶の国、イギリス!!!ってことで解決!
という訳にはいかないと思い、ちょっと調べてみました。ミルクティー
まずは基本のミルクティーとはどんな飲み物のことを言うのでしょうか。
ミルクティー(英: milk tea)
牛乳などの乳を入れた紅茶のこと。
シンプル!
ミルクティー=紅茶+牛乳などの乳
ということのようです。さらに
アイスミルクティーのつくりかた
氷を入れたミルクに紅茶を加える。好みでガムシロップを加える。喫茶店やカフェなどでは予めミルクにガムシロップを加えておくことでプース・カフェ(2層)状にしたメニューも存在する。ホットミルクティーのつくりかた
予めティーカップに熱湯を入れるなどして十分に温めておく。温まったカップに常温のミルクを入れ、紅茶を注ぐ。このようにすることで常温のミルクによる温度低下を抑え、ミルクの温度変化を最小限にすることが出来る。好みで砂糖を加える。用いるミルクは低温殺菌牛乳が良いとされる。
- アイスミルクティー=氷入りミルク+紅茶
- ホットミルクティー=ミルク+紅茶
のようです。ロイヤルミルクティーとは?
ミルクティーについては判りました、というか想像通りです。では、ロイヤルミルクティーとミルクティーの違いとは何になるのでしょうか。
ロイヤルミルクティー
ロイヤルミルクティーは日本で人気がある種類の茶で、濃く抽出した茶に牛乳を加えたものや、湯の代わりに牛乳で茶を抽出したもの。
「ロイヤルミルクティー」は和製英語。日本のティールームの草分けといわれる『リプトン本社直轄喫茶部 極東支店』(現・株式会社フクナガ)が1965年にロイヤルシリーズの一つとして「ロイヤルミルクティ」という名で提供したのが初まりと考えられ、その後日本で人気を博した。イギリスで一般的な種類の牛乳入り紅茶と比べ、牛乳の量が多いことが特徴。
なんとロイヤルミルクティー自体「和製英語」、つまり紅茶の国イギリスの王族はまったく関係なく、紅茶メーカーのシリーズ展開が名前の由来なんですね!もちろん違いは名前だけでなく、牛乳の量が本場?イギリスよりも多く、しかも淹れ方にも特徴があり、
通常のミルクティーでは水や熱湯で煮出した紅茶にミルクを混ぜるが、ロイヤルミルクティーは茶葉を直接牛乳で煮出す点に特徴がある。ただし牛乳を沸騰させると牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)が茶葉を覆い十分な抽出が出来ないため、以下のような作り方が良いとされる。
ロイヤルミルクティー=牛乳で煮出した茶葉
なんだそうです。さらに詳しい淹れ方はというと、
ロイヤルミルクティーのつくりかた
- 小皿などに紅茶葉を通常の倍量とり、あらかじめ少量の熱湯をかけ茶葉を開かせる。
- 常温の牛乳を水で割り、ミルクパンで沸騰直前まで温めて火を止める。
- 1の茶葉を2に加え、蓋をして数分間蒸らす。
- 茶濾しで濾してティーカップに注ぐ。好みでグラニュー糖を加える。
一般に、水の割合を増やすと後味がすっきりし、牛乳の割合が多いほど濃厚な味わいを楽しめる。 喫茶店やカフェでは、コクを出すためにエバミルクを用いることもある。飲料メーカーからは、牛乳に加え、生クリームなどを添加して濃厚さを売りにした商品も存在する。
ということなんだそうです。がより判りやすいロイヤルミルクティーの作り方の動画も見つけました↓
これは美味しそうです★
ミルク入りの紅茶のバラエティは多い
一言で「ミルクティー」と言ってもロイヤルミルクティーのように淹れ方で違った飲み物になるようです。他のミルク+ティーについても調べてみました。
定義と淹れ方を載せていきます。
ティー・ラテ
ティー・ラテ(紅茶ラテ)
紅茶ラテは、「ティープレッソ(紅茶の濃縮液のようなもの)」と「ミルク」を組み合わせてつくられたドリンクです。
紅茶の濃縮液とは?作り方を見てみると、
ティー・ラテのつくりかた
- 濃い紅茶を淹れる。温めた小さいポットに茶葉を入れ、熱湯を注ぎ蓋をして5分蒸らす。茶こしで濾して、茶葉をスプーンの背で押して最後の一滴までしっかり出す。
- フォームドミルクを作る。背の高い容器に牛乳を入れ、電子レンジで温める。ミルクフローサーを差し込み、牛乳の表面を空気を含ませながら泡立てる。細かな泡ができたら完成。
- カップに濃いめの紅茶を注ぎ、泡立てた牛乳を注ぐ。
ティー・ラテ=濃い紅茶+フォームドミルク(泡立てた牛乳)
ということのようです。チャイ
チャイ(英語: Chai / ヒンディー語: चाय / ウルドゥー語: چاۓ cāy チャーイ)
茶を意味する言葉。狭義には、インド式に甘く煮出したミルクティーを指す。世界的には、茶葉に香辛料を加えたマサーラー・チャイを指す。中国語の「茶 chá」に由来しており、ロシア語、ペルシア語、トルコ語でも茶を「チャイ」という。
チャイと言えばインド。と思っていましたが、茶の事をチャイと呼ぶ国もあるようです。ちゃい/ちゃ。確かに似た発音ですね。作り方はというと、
チャイのつくりかた
茶葉を水から煮て、数分沸騰を続けたところでミルクと砂糖を加える。再沸騰したら火を止め、1分ほど蒸らしてから茶漉しを通して器に注ぐ。量の目安としては、水は1人分でティーカップ半分強。ミルクと合わせてちょうど1杯分くらいと考えれば、蒸発する分を差し引いて八分目程度になる。茶葉は1人分ティースプーン半分程度で充分で、多いと渋くなるので注意が必要。砂糖は多めが基本だが、茶葉ともども好みに合わせて加減していい。
チャイ=水から煮立てた紅茶+ミルクと砂糖+蒸らし
という感じでしょうか。そ、チャイと言えば甘いイメージなのは最初から砂糖を投入するから、なんですね。
しかしチャイの中にはスパイシーなものもありますよね?
「チャイに必要な基本スパイスは、シナモン、カーダモン、クローブの3つ。すべて原形を使うことが、いちばんのポイントです」
【専門店】本格チャイの作り方。基本の3つのスパイスを深い香りに仕上げるコツに注目! | 三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)
とやはりスパイスを入れるチャイもあるようです。なので、
チャイ=スパイス+水から煮立てた紅茶+ミルクと砂糖+蒸らし
とも言えます。
タピオカ入りミルクティー
タピオカティー(繁: 珍珠奶茶、英: bubble tea、black pearl ice tea)またはタピオカミルクティー
ミルクティーに大粒のタピオカパール(スターチボール)を入れた台湾発祥の飲料。
一般的には砂糖を多めに入れたミルク入り紅茶に大粒のブラック・タピオカパールと氷を入れて混ぜ、タピオカパールの直径よりもわずかに太い大径のストローで飲む。店や地域によっては緑茶や烏龍茶でミルクティーを作ったり、熱帯の果物などを紅茶と一緒にミキサーにかけたり、暖かくして飲んだりと、さまざまなバリエーションがある。また、砕いたクッキーを浮かべその上にミントを乗せた盆栽タピオカミルクティーというものもある。
流行ましたねー。って感じなぐらい今は下火ですがそれでもまだまだ街中で見かけるタピオカティー。私も数年前に行きました↓
タピオカミルクティーのつくりかた
- タピオカをお湯で茹でる(タピオカは水から茹でると溶けてしまうので注意する)。水を吸わせた場合は茹で時間が短くなる。
- 茹で上がったら冷水で締めくっつかないようにシロップに漬ける。
- タピオカとドリンクを合わせて完成。
タピオカミルクティー=紅茶+ミルク+氷+シロップ漬けタピオカ
どちらかというとトッピングって感じですね。香港式ミルクティー
香港式ミルクティー(ホンコンしきミルクティー、広東語: 港式奶茶 コンセックナイツァー、大排檔奶茶 タイパイトンナイツァー、絲襪奶茶 シーマックナイツァー)
濃い目に淹れた紅茶にエバミルクを加えて風味をつけた飲み物。
台湾の次は香港。なのですが、
香港式ミルクティーは、産地や形状が異なる数種の紅茶の茶葉をブレンドして、淹れられることが多い。通常、配合は企業秘密であるが、スリランカ産のセイロンティー(ウバなど)を含む、ブロークン・オレンジ・ペコーの茶葉が主で、濃厚さを出すために、プーアル茶も少量ブレンドされることが少なくない。
色々な茶葉をブレンドしたところも特徴のようです。
台湾式ミルクティーのつくりかた
- 鍋に水とティーパックを入れ、沸騰するまで中火に掛け、沸騰してから3分位紅茶を煮出す。
- 1を弱火にし、紅茶を取り出し、砂糖とエバミルクを加え混ぜ、1分位したら火を止め完成。
香港式ミルクティー=煮出したブレンド茶葉+砂糖+エバミルク
ちなみにエバミルクとは
無糖練乳(むとうれんにゅう、英語: evaporated milk)
牛乳を濃縮した乳製品であり、粘状の液体。英語のエヴァポレイテッド・ミルクを略してエバミルクとも呼ばれる。本来の表記は加熱精製したという意味の「煉乳」であるが、現在は常用漢字による表記の関係上、新聞等では「練乳」、法令では「れん乳」と書かれる。なお単に「練乳」といった場合は、加糖練乳を指す場合が多い。
のことで、
練乳(煉乳、れんにゅう、condensed milk)
牛乳や脱脂乳を濃縮したものである。日本で単に「練乳」と呼ぶものは一般に、牛乳に砂糖を加えて濃縮した加糖練乳である。
英語のcondensed milk(直訳的には「凝縮された牛乳」)は濃縮乳全般を指す概念である。日本では「コンデンスミルク」が加糖全脂練乳の通称として用いられており、砂糖を加えないで精製した無糖練乳(エバミルク、英: evaporated milk に由来)とは区別されている。
日本の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(乳等省令)では、練乳を「無糖練乳」、「加糖練乳」、「無糖脱脂練乳」、「加糖脱脂練乳」の4つに区分している。
とは区別します。キリテー
そもそも「キリテー」というミルクティーをご存知でしょうか。
キリテー
紅茶の産地スリランカで飲まれる庶民的なミルクティー。キリはシンハラ語でミルクの意味で、ミルクティーを意味する。隣国インドのチャイとは異なり、スパイスなどは用いない。BOPFのような細かい茶葉と多めの砂糖、それに粉ミルクまたはコンデンスミルクを用いる。キリテーを入れる際は、液体を複数の容器間で何度か激しく注ぎ変えることで、表面を泡立てる。
で、作り方ですが、
キリテーのつくりかた
- キリテーの注文を受けると、ティーカップに熱湯を注いで温めます。
- 縦長の2つの容器のひとつに、ティーフィルター(メッシュ状のストレーナー)を置いて、紅茶の茶葉を入れます。そこに熱湯を注いで、紅茶を短時間に抽出。茶葉の入ったフィルターは外しておきます。
- もう一つの容器にグラニュー糖、粉ミルクを入れたら熱湯を注いで、スプーンでかきまぜて溶かします。このショップでは、グラニュー糖、粉ミルクを入れるのにディナースプーンを使っていました。ざっくりと、2杯ほど入れます。
- 2の容器と3の容器の液体を、出来るだけ高い位置から交互に、何度か移します。このようにするのは、紅茶と砂糖&ミルクを良く混ぜ合わせることと、空気を含ませてフォームをつくるため。
- 温めておいたティーカップのお湯をすて、最後にティーカップに移すと、表面にフォームが出来た、ミルクティーが出来上がります。
キリテー=紅茶+グラニュー糖+粉ミルク
のようです。ロイヤルミルクティーを淹れてみた
と、ここまで様々なミルクティーを紹介してきました。が、紹介しているうちに飲みたくなってきたのでロイヤルミルクティーを作ってみました。参考にしたのはこちら↓
電子レンジ+ティーバッグというお手軽レシピです。
- カップを温めておく。
- 少量の熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れる。
- フタをして1分蒸らす。
- 牛乳を加える。
- 牛乳モードでレンチン。
- 完成。
とても簡単にできちゃいました!あまりに簡単だったので、ロイヤルミルクティーではなく、紅茶に牛乳を足したものも淹れて比較してみました↓
一目瞭然。見た目だけでなく、ロイヤルミルクティーの方がまろやかな味になりました。
ちなみに紅茶メーカーがティーバッグを使ったロイヤルミルクティーの淹れ方の動画を公開しています↓
★ぴょん!ポイント★
- ミルクティー・・・・・・紅茶+牛乳などの乳
- アイスミルクティー・・・氷入りミルク+紅茶
- ホットミルクティー・・・ミルク+紅茶
- ロイヤルミルクティー・・牛乳で煮出した茶葉
- ティー・ラテ・・・・・・濃い紅茶+フォームドミルク(泡立てた牛乳)
- チャイ・・・・・・・・・スパイス+水から煮立てた紅茶+ミルクと砂糖+蒸らし
- タピオカミルクティー・・紅茶+ミルク+氷+シロップ漬けタピオカ
- 香港式ミルクティー・・・煮出したブレンド茶葉+砂糖+エバミルク
- キリテー・・・・・・・・紅茶+グラニュー糖+粉ミルク
ということが判りましたが、文中にもあったように上記だけでなく様々な淹れ方やアレンジの仕方があるようです。もちろん紅茶の茶葉も多種多様。
自分に合った一杯を見つけてみてはいかがですか?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。