今週のお題「行きたい国・行った国」
今週のお題「手づくり」
▼前回
先日じょうもんさんで入手した謎の野菜、アンチョビ菜。
↑ご確認頂けるでしょうか、赤いペンで「アンチョビ菜」と手書きで書かれています。
まずは「アンチョビ」についてお復習いしたいと思います。
カタクチイワシ科(Engraulidae)
ニシン目に属する科の一つ。総称的にアンチョビ(英語 anchovy)と呼ばれる。イタリア語でアッチューガ acciuga (複数形はアッチューゲ acciughe)、フランス語でアンショワ anchois。日本では特に塩蔵品にした食品を指すことが多い。
食用以外に肥料や飼料としても使用され、粉状に加工したものは魚粉やフィッシュミールとよばれる。煮干しや魚醤も生のアンチョビを使って作られることがある。
普通、アンチョビってカタクチイワシのことを言います。さらに↓
塩蔵アンチョビ
塩蔵アンチョビ。そこに黒オリーブ、にんにくを加え、オリーブ油で和えれば、南仏風の万能ソース「アンショイアード」(anchoïade)ができる。
塩蔵品は、三枚におろして内臓を取り除いた小魚を塩漬けにして、冷暗所で熟成及び発酵させたものである。オリーブオイルを加え、缶詰や瓶詰にする。主にイタリアやスペイン、モロッコで生産されている。
缶詰には、三枚におろした身肉をそのまま平らに並べたフィレー・タイプのものと、その身肉をケッパーの実を芯にして渦巻状に巻いたロール・タイプのものがある。ペースト状にしてチューブに入れられた製品もある。
塩蔵アンチョビはヨーロッパの料理によく用いられる。そのまま、あるいはペースト状にして食べるほか、サンドイッチやカナッペの具としたり、ピザ、パスタ(プッタネスカなど)、サラダ(シーザーサラダなど)の味付けに用いたりもする。この他にも、アンチョビを用いる料理にはヤンソンの誘惑やバーニャ・カウダがある。欧米のウスターソースにもアンチョビが含まれている。
なお、アンチョビと似た加工食品に「オイルサーディン」があるが、アンチョビは 「塩漬けにしたカタクチイワシ」で非加熱であるのに対して、オイルサーディンは、「油漬けにしたサーディン(鰯)」で加熱したものである。アンチョビの方がはるかに塩辛く、オイルサーディンよりも小さな魚を用いて作られる。また、オイルサーディンは普通頭と内臓を除くだけで、三枚にはおろさない。
とあります。間違いありません、アンチョビはカタクチイワシのこと。
では、アンチョビ菜とはナニモノでしょう???調べてみました↓
アンチョビ菜とは?
【アンチョビ菜の特長】〜店長より
聞き慣れない名前ですが、キャベツとブロッコリーの良いところどりをした新しい野菜です。ブロッコリーは花蕾を食べますが、一般に花蕾は生殖器官で植物が次世代に種を託するためにあらん限りの養分を集中して蓄える部分です。だからブロッコリーは癌に効く!というほど栄養価が高いのです。一方キャベツは知らぬ人がいないほどいろいろな料理に使えます。アンチョビ菜はこの両方の野菜の長所を兼ね備えた全く新しい野菜なのです。
アンチョビ菜はキャベツとブロッコリーの良いところどり
「アンチョビ菜」という名前を聞いたことはありますか?
キャベツとブロッコリーの「栄養価」と「美味しい」を兼ね備えた新種の野菜です。
栄養価も豊富で、花蕾、茎、葉、全て美味しく食べることができます。
今回のレシピはアンチョビ菜です。多分日本でもほとんど栽培されていないと思います。名前の由来はアンチョビを使った料理にあうということのようですが、茹でたり、炒めたり色々な料理に使えます。スティックブロッコリーやカイランに似ている野菜なのですが、花芽も茎も葉の部分もすべて食べられる美味しい野菜です。ゴニョ研さんのレシピ是非ご覧下さい。今回のレシピの他に炒めご飯、パスタに使用したレシピもあります。「ゴニョ研」で是非検索を!
という感じで、どうやらキャベツとブロッコリーを交配させて?できた?新しい?野菜?なんだそうです。
名前の由来は「アンチョビを使った料理に合う」ことから付けられた?そうです?
今イチ情報量が少なくてよく判らないのですが、とりあえず食べてみたいと思います。
アンチョビ菜のサラダ
↑まずはアンチョビ菜をサラダでダイレクトに味わいました。アンチョビ菜は軽く下茹でしました。
アンチョビ菜の胡麻和え
↑こちらもなるべく素材の味が分かるようにシンプルに。
実際に食べた結果↓
★ぴょん!ポイント★
まず結構甘みを感じました。
で、茎の部分はキャベツ感。蕾の部分はブロッコリー感。クセのない味。初めて食べたのに謎に食べた感のある食感と風味。
そこで提案!
アンチョビ菜改め、キャベッコリーと呼ぶのはどうでしょう?
というのも、
じょうもんさんで
ナノハナの隣に置いてあったのですが、お客さんは手に取るんだけど、アンチョビ菜という得体の知れない謎名称(失礼!)ですっと元の場所に置く人がとても多かったんです。なので、ナノハナは無くなるけど、アンチョビ菜は残っている、そんな状況だったんです。それはきっと名前のせい。私は野菜が好きなので自分の知らない新しいものに積極的にチャレンジしたいタイプなのですが、一般受けはよくないかも知れない。であれば、慣れ親しんでいるキャベツとブロッコリーとの間の味わいをアピールするためにもキャベッコリーという名前にしてみたらどうでしょう?(実際にキャベツとブロッコリーを掛け合わせたかは判らないけど)
一応と思って調べてみると、
・・・既にキャベツとブロッコリーを交配させている人たちはいました。これがアンチョビ菜かどうかは判りませんでした・・・
じゃあ、ブロキャベで・・・
もしアンチョビ菜を見かけたら食べてみてはいかがでしょうか?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。