今週のお題「秋の味覚」
先日衝撃的?!なニュースがありました、なんとあの「うまい棒」が値上がりする!そうです。
うまい棒(うまいぼう)
リスカが製造し、やおきんが販売している棒状のコーンパフスナック菓子。1979年7月の発売以来、42年間は標準小売価格は1本10円(消費税込)を維持してきたが、原材料高騰のため2022年4月出荷分から12円に値上げされた。原材料費全般の高騰などにより、2024年10月1日出荷分から税抜標準小売価格を1本15円とする。
定番のフレーバー(味)にとどまらず、流行を取り入れた味や奇抜な味での商品展開が長年支持されており、これまでに累計60種類以上が発売された。値段も安価なことから子供や若者を中心に絶大な人気があり、新商品や企画が様々なメディアに取り上げられるなど、日本の駄菓子の代表格として君臨している。
その人気により、やおきん公認の派生した展開も行われており、うまい棒をモチーフにしたリップクリームや入浴剤、キャラクターを使用した文房具やグッズ、「パチスロうまい棒」などが発売されている。
先行商品である平型のコーンパフスナック「うまいうまいバー」の改良品であり、名称は明治乳業が1979年3月に販売開始した棒アイス「うまか棒」に便乗したものである。
うまい棒の販売開始当時、製造を行っていた武藤則夫は個人事業主であったが、後に法人化してリスカを創業した。
うまい棒と言えば駄菓子の王様!?10円で買える駄菓子というイメージがありましたが、2022年4月に12円に値上げ、そして今回2024年10月1日から15円に再度値上げとなりました。
ここ数年、あらゆるものの値段が上がっている中、私的には仕方ないと思うのですが、世間ではどうやらそれだけではないようです。うまい棒値上がりについての記事を集めてみました↓
前澤友作氏 うまい棒の〝再値上げ〟に「日本経済のある意味指標になっているのがすごい」
実業家の前澤友作氏が24日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。人気菓子「うまい棒」の値上げに反応した。この日、菓子メーカーの「やおきん」が製造するうまい棒が、10月1日出荷分より、従来の希望小売価格(税抜き)12円から15円に値上げされることが発表された。これは、2022年に10円から12円に価格変更されて以来、2度目となる。公式Xに掲載された文章によると「主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費等も更に大きく上昇してまいりました」と理由を伝え「このような状況では自社内でも許容できる範囲をさらに超えてきており、今後も商品の継続・安定供給を図る為に、誠に恐縮ではございますが、10月からの出荷より、商品の価格改定を実施させていただきます」と報告した。この発表にネットユーザーからは「サイズは変えずに値上げの方がいい」「10円台キープしてる企業努力が素晴らしい」「この値上げラッシュで15円は頑張りすぎ」といった声が寄せられた。また、前澤氏もこのニュースに「日本経済のある意味指標になっているのがすごい」と反応している。
日本経済の指標!
「よく踏ん張った」うまい棒が値上げを発表、ネットで感謝の声溢れる「15円でも20円でも…」
駄菓子の代表格「うまい棒」が、10月1日より価格改定を実施。販売元の「やおきん」(代表:角谷昌彦)が9月24日に発表した。1979年に誕生した「うまい棒」は、サクサクと食べやすい棒状のスナック菓子で、1本10円という手頃さから世代を超えて愛され続けるキングオブ駄菓子。「ソース味」「サラミ味」「カレー味」から始まり、これまでに60種類以上のフレーバーを発表してきた。相次ぐ物価上昇のなかでも価格をキープし続けたが、2022年に初めて値上げをおこない12円に。そして、2024年10月1日出荷分より、希望小売価格(税抜き)15円となることが決まった。同社は、「お子さまのお小遣いでも選ぶ楽しさを感じていただけるよう熟慮してまいりましたが、2022年以後も主原料であるコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇が進み、人件費・包装資材費・配送費等も更に大きく上昇してまいりました。このような状況では自社内でも許容できる範囲をさらに超えてきており、今後も商品の継続・安定供給を図る為に、誠に恐縮ではございますが、10月からの出荷より、商品の価格改定を実施させていただきます」と説明。
この知らせを受けXでは、「今まで企業努力で頑張ってくれててありがとうございました」「15円でも20円でも怒りません。会社が存続しないことのほうが困りますので」「よく踏ん張っていただけました。1本30円でも買いますよ」「いつもありがとう!末長く作り続けてください!」と、感謝や応援のメッセージが溢れ、一時トレンド1位になるなど反響を呼んでいる。「よく踏ん張った」うまい棒が値上げを発表、ネットで感謝の声溢れる「15円でも20円でも…」/関西/芸能/デイリースポーツ online
値上がりというのに好意的!
10円→12円→15円 うまい棒の値上げは「やりすぎ」or「当たり前」? 価格を上げて輸出すれば成功間違いなし?
9月24日、駄菓子のやおきんは「うまい棒」の価格を12円から15円に値上げすることを発表した。背景についてはコーンや植物油などの原材料や人件費、包装資材費などの価格高騰を挙げている。2022年に10円から12円に値上げしたうまい棒。値上げは2年ぶり2度目となる。うまい棒の値上げについて、Trusted CEOのファリザ・アビドヴァ氏は「経済や世界の状況に合わせて価格を上げることでサステナブルなビジネスモデルにすべき」と肯定。その上で「海外では大きな袋の中にお菓子が入っていることが一般的であるため、(種類も豊富で子どもたちが手軽に買える)日本の文化は面白い。もし海外に駄菓子を輸出するのであれば、商品を売るだけでなく、駄菓子ショップごとワンパッケージで持っていくべきだ」と述べた。
駄菓子は海外からの観光客にも人気が高い。大阪のホテルサンリオット心斎橋ではロビーに「DAGASHI CAFE」を設置して好評を博している。ホテルのある南久宝寺町は江戸時代後期に富裕層向けだったお菓子を一般大衆向けに広めた“駄菓子発祥の地”だという。これを受けてファリザ氏は「今日本食はブームで、寿司に始まりラーメン・トンカツなども身近になってきた。駄菓子もきっと人気になる。パッケージもオシャレで、味も追求して旨味物質を発見するなど、日本の食は最もイノベーティブだ。海外でプロモーションして広めればもっとすごいことになる。ネーミングを変えて、価格も上げて輸出してもいいかもしれない」と話した。10円→12円→15円 うまい棒の値上げは「やりすぎ」or「当たり前」? 価格を上げて輸出すれば成功間違いなし? | 経済・IT | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
値上げしたのに「ありがとう」の声であふれていた…うまい棒「3円値上げ」が好感度アップにつながったワケ
日本を代表する駄菓子「うまい棒」が12円から15円へと値上げすることがメーカーから発表された。しかし、値上げを非難する声はほとんど聞かれなかった。桜美林大学准教授の西山守さんは「ディズニーリゾートやNetflixなど、炎上しない値上げには特徴がある」という――。
値上げなのに「ありがとう」の声が上がった「うまい棒」
円安と原材料費の高騰により、値上げラッシュが続いている。多くの消費者は、値上げはやむを得ないものとして受け入れつつも、SNSやネット上では不満の声が吐き出され続けている。
そうした中で、値上げが素直に受け入れられたのみならず、賞賛された商品がある。菓子メーカーのやおきん(東京)が販売する、スナック菓子「うまい棒」だ。
「うまい棒」は、2024年10月出荷分から、現在の販売価格12円から3円値上げし、15円で販売される予定となっている。なお、同商品は、2022年1月に10円から12円に値上げてしている。
「うまい棒」は、2022年からの2回の値上げで価格は1.5倍になってはいる。しかし、1979年の発売当初から1本10円で販売されており、約42年間この価格を維持してきた。
今回の値上げに対して、批判的な声はほとんど見られない。むしろSNS上では「値上げしても買います」「これまで安く売ってくれてありがとう」といった、応援、感謝の声が多数投稿されている。値上げしたことで、これまで安い価格を維持してきたことが逆に注目を浴びる結果となっている。「ガリガリ君」との共通点
この例で思い出されるのが、赤城乳業(埼玉)のアイスキャンディー「ガリガリ君」の値上げである。「ガリガリ君」は2016年に25年ぶりに60円から70円に値上げした。さらに、その8年後の2024年3月1日の出荷分から80円に値上げとなった。
「うまい棒」と同様、消費者は「ガリガリ君」値上げを受け入れたのみならず、応援、感謝の声がSNSで相次いだ。最初の値上げ後、「ガリガリ君」の販売数は減少するどころか増加し、その後も安定的に年間4億本の売り上げを確保している。
両者に共通する要素として、下記のことが挙げられる。
1.長期にわたって低価格を維持してきた
2.競合がいない唯一無二の存在である
3.固定ファンが付いている
4.値上げに対して正直、誠実なコミュニケーションを行った
すべての商品やサービスにおいて、同様のポジションを築けるわけではないが、「値上げ時代」に両商品から学ぶべきところは多いように思う。
(中略)
「値上げ」の根拠を正直に説明し、誠実な態度で伝えること
「うまい棒」「ガリガリ君」の話題に戻ろう。
「ガリガリ君」は2回の値上げの際に、赤城乳業の会長・社長をはじめ社員一同が、神妙に頭を下げる「謝罪広告」を展開している。2016年の広告は、SNS上で賞賛を浴びただけでなく、多数の広告賞を受賞している。さらに、日本のみでなく、米ニューヨークタイムズで記事として取り上げられ、海を越えて話題になった。
実は、これは単なる謝罪広告ではなく、「ネタ」として話題化することを狙って企画されたことが明かされている。
一方の「うまい棒」は、2022年に「42年間、ありがとう。うまい棒は12円(税抜)へ。」という、「感謝広告」を展開している。この広告では、値上げの理由とともに、企業としての「思い」が語られていた。
「ガリガリ君」の広告も、「うまい棒」の広告も、誠実な企業態度に賞賛の声が寄せられる結果となっている。
2024年の値上げはリリース配信とその文章を公式SNSアカウントから発信するに留まっており、広告出稿はされていない。しかしながら、SNS上で多くの応援のメッセージが寄せられている。
価格を上げずに量を減らしたり、品質を下げたりする「ステルス値上げ」を行う企業も少なからずあるが、そうした対応はすぐにネット上で広がって悪評を生んでしまい、逆効果であることが多い。
「価格改定」といった言葉でお茶を濁し、値上げしたことを曖昧に伝えようとするのも同様である。
値上げの告知は、正直でわかりやすくあるべきであるし、ちゃんと理由を説明しつつ、企業としての思いをしっかり伝えれば、大半の消費者は理解してくれるものだ。
値上げしたのに何故か好意的!?
経済に明るい人のコラムを読めば、なるほどなーって思います。値上げされたら誰だって嫌です。でも、バリューを感じていれば値上げになっても好意的に感じることができる。つまり「納得」できている、ということなのかも知れません。
うまい棒の生産・販売
うまい棒の生産・販売
販売開始から10円で製造されてきたが、これは製造元が武藤の個人事業、中小企業、中堅企業と会社規模を拡大したことによる量産効果と、大手が扱わない生産効率が悪い商品に特化したためであり、過度なコストカットなどの企業努力によるものではないという。
原材料費の価格変動に合わせその長さは常に予告なく変更されている。中央を貫く穴は、スナック菓子としての強度を上げ輸送中に製品が崩れることを防ぐと同時に、見た目の容量アップと、中まで均一に熱を通すことで食感を良くするために空けられている。
内容量は種類によって異なる。2005年から内容量が公開され、2007年秋まで内容量7〜9gであった。原料費高騰による影響のため、2010年1月時点では内容量5〜6gとなっている。原料価格高騰に伴い、2022年4月出荷分より価格が12円になることが2022年1月に報じられ、同月27日に本商品を発売して以来、初めての価格改定を行うことを正式発表した。なお2008年には武藤がコストカットが限界に達したことをインタビューで答えている。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
うまい棒ってたくさんの種類がありますが、いったいどれだけの種類があるのでしょうか。
うまい棒のバリエーション
- とんかつソース味
- サラミ味
- やさいサラダ味
- チーズ味
- テリヤキバーガー味
- めんたい味
- チョコレート味
- たこ焼き味
- コーンポタージュ味
- なっとう味
- エビマヨネーズ味
- 牛タン塩味
- シュガーラスク味
- プレミアムうまい棒明太子味
- プレミアムうまい棒モッツアレラ&カマンベール味
- やきとり味
- プレミアムうまい棒わさびソースの和風ステーキ味
- のり塩味
- レモンスカッシュ味
- ちまき味
- きりたんぽスナック
- もんじゃ焼味
- ハニーうまい棒 蒲焼き味
- お好み焼味
- 辛子めんたいこ味
- うまい棒キャンディあずきミルク味
- 焼とうもろこし味
- いちごミルク味
- コーヒー牛乳味
- ブルーベリーアイス味
- マンゴー味
- パイナップル味
- いぎなり!!うまい棒 牛タン塩味
- うまい棒 牛タン塩味 肉の万世
- さとうきび味
- シナモンアップルパイ味
- パズドラコラボ ドラゴン味
- プレミアムうまい棒ドラゴンビスク味
- うまい棒 カップヌードル味
- うまい棒 シーフードヌードル味
- うまい棒 カップヌードル カレー味
- うまい棒 チリトマトヌードル味
- うまい棒 カップヌードル 欧風チーズカレー味
- うまい棒 カップヌードル しお味
- うまい棒 カップヌードル みそ味
- うまい棒 カップヌードル 旨辛豚骨味
- カレー味(初代フレーバー)
- キャラメル味
- カニシューマイ味
- アメリカンホットドッグ味
- マリンビーフ味(イカとビーフ味)
- ギョ!the味(餃子味)
- ロブスター味
- チョコピー味(チョコレートとピーナッツ味)
- オムライス味
- カニチャンコ味
- 梅おにぎり味
- カニ味
- デラックスうまい棒 めんたい味
- デラックスうまい棒 チーズ味
- デラックスうまい棒 カニ味
- デラックスうまい棒 テリヤキビーフ味
- デラックスうまい棒 ホルモン味
- デラックスうまい棒 抹茶クリーム味
- デラックスうまい棒 デラックスチョコクリーム味
- デラックスうまい棒 キャラメルクリーム味
- 豆リカン味(エンドウ風味)
- ちょいからパンチ味
- ココア味
- 元祖さすがたこ焼き味
- かばやき味
- さきいか味
- チキンカレー味
- ぶたキムチ味
- オニオンサラダ味
- マーボー味
- 黒糖味
- ピザ味
- かぼちゃコーンポタージュ味
- ピザ味
- さきいか味
- ギョッ!the味
- カニシューマイ味
- 梅おにぎり味
- スパイシービーフカレー味
- たこ焼き味
過去に発売されたものも含めてなんと86種類のフレーバーがあったようです!これも驚きです。本当にうまい棒ってスゴイ棒ですよね。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。