今週のお題「生活の知恵」
2024年11月22日金曜日、糸島医師会学術講演会で講演させて頂きました。
一般講演
『いま食事カウンセリングを妨げているもの 適材適食~あなたに合った食べものをあなたに合った食べ方で』
以下、質疑応答を記載します。
問:プロテインは勧めても良いでしょうか?
答:講演の中では「タンパク質の摂取」について注目しましたが、それは「意識してタンパク質を摂るように」という意味で「タンパク質だけを摂る」ということではありません。特に食事摂取可能であれば、タンパク質摂取を目的にプロテインだけを摂取するのではなく、食品からも摂取することでたんぱく質以外の栄養素もできること。また、咀嚼をすることができるという理由から、基本的には食品からの摂取を勧めます。が、口腔内の環境で咀嚼困難だったり、食品からの摂取が難しい状況の場合はプロテインも選択肢に入ると思います。ただし、ダイアベティス(糖尿病)のある人の場合は、プロテインの糖質に注意して案内する必要があると考えます。
問:硬いもの食べられない人にはどんなタンパク質がオススメでしょうか?
答:どのようなものが食べられるかをまず確認します。また、調理方法により食べられる場合もあるので、いろんな調理方法を検討しながら提案します。また、硬いものが食べられない人で調理困難な場合も多く見受けられるため、そのような場合には宅配食の利用も検討します。
特別講演
『ダイアベティスケア 最近の話題』
下野 大(二田哲博クリニック[ 福岡・姪浜 ]院長)
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
最後になりましたが、
座長を担当して頂いた
菊池 洋平 先生(医療法人健正会 菊池内科医院 副院長)、
ネットワークの先で参加頂いた医療従事者のみなさま、
講演会のスタッフのみなさまに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。