今週のお題「今年の目標どうだった?」
あなたはAIを使っていますか?
人工知能(じんこうちのう、英: artificial intelligence)、AI(エーアイ)
「『計算(computation)』という概念と『コンピュータ(computer)』という道具を用いて『知能』を研究する計算機科学(computer science)の一分野」を指す語。「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピュータに行わせる技術」、または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」ともされる。大学でAI教育研究は、情報工学科や情報理工学科コンピュータ科学専攻などの組織で行われている(工学〔エンジニアリング〕とは、数学・化学・物理学などの基礎科学を工業生産に応用する学問)。
生成的人工知能(せいせいてきじんこうちのう、英: generative artificial intelligence)または生成AI(せいせいエーアイ、英: GenAI)
文字などの入力(プロンプト)に対してテキスト、画像、または他のメディアを応答として生成する人工知能システムの一種である。ジェネレーティブAI、ジェネラティブAIともよばれる。
生成的人工知能モデルは、訓練データの規則性や構造を訓練において学習することで、訓練データに含まれない新しいデータを生成することができる。
著名な生成AIシステムとして、OpenAIがGPT-3やGPT-4の大規模言語モデル[9]を使用して構築したチャットボットのChatGPT(および別形のBing Chat)や、GoogleがLaMDA基盤モデルに構築したチャットボットBardがある。その他の生成AIモデルとして、Stable DiffusionやDALL-Eなどの人工知能アートシステムがあげられる。
生成AIは、アート、執筆、ソフトウェア開発、ヘルスケア、金融、ゲーム、マーケティング、ファッションなど、幅広い業界で応用できる可能性があるとされている。生成AIへの投資は2020年代初頭に急増し、Microsoft、Google、Baiduなどの大企業だけでなく、多数の中小企業も生成AIモデルを開発している。しかし、生成AIを訓練する目的での著作物の野放図な利用や人をだましたり操作したりするフェイクニュースやディープフェイクの作成など、生成AIの悪用の可能性も懸念されており、欧州連合における人工知能法など法規制の議論も進んでいる。また、効果的加速主義などの技術思想との関係も指摘されている。
特に使うつもりがなくても、Googleで検索した時に生成AIが「回答」していたりします↓
もう私たちの日常に溶け込んでいる生成AIですが、最近、こんな事件がありました↓
生成AI、実在しない観光名所紹介 福岡市後援の官民連携サイト
福岡県の魅力を発信する目的で今月開設されたサイトに、実在しない観光名所やご当地グルメが紹介された。記事は生成人工知能(AI)で作成していたといい、サイトを運営していた東京のウェブ関連会社は、事実と異なる記事だったとして全記事を削除して謝罪。サイトを後援していた福岡市は事態を重く見て後援を取り消した。魅力を伝えるはずが、なぜ誤情報の発信となったのか。
問題となったのは「官民連携」のキャンペーンをうたうインターネットサイト「福岡つながり応援」。沖縄や宮城、山口各県の応援サイトを運営するウェブ関連会社が、11月1日から福岡県向けを新たにスタートさせ、県内の観光情報を掲載した。
ところが、閲覧者が保存した画像によると、福岡市の紹介記事では、アミューズメント施設として「うみなかハピネスワールド」という実在しない施設を紹介。また遊園地で「かしいかえん シルバニアガーデン」を取り上げたが、施設は2021年末に閉園している。
福岡県古賀市に関しても、「福津大自然公園」「鹿児島湾」や「恋の浦海岸」はいずれも市内にない。観光客の人気メニューとした「古賀刺身(さしみ)定食」も実在しない。
記事には注意事項として「本記事はインターネット上の情報をもとにAI生成しており、情報の正確性を保証するものではありません。情報が誤っている・変更されている場合もありますのでご注意ください」と付記。これに対し、SNS(ネット交流サービス)では、紹介する内容への違和感や批判が相次いだ。
こうした中、サイト運営側は開設から6日後の7日、「情報発信に関するお詫(わ)び」を発表し、記事の誤りを認めて謝罪した。「お詫び」では、インターネット上の情報を基に生成AIを活用して記事を作り、「人的確認」をしていたと釈明。今後は正確な情報収集や確認体制の強化をするとした。
事態を受け福岡市は14日付で後援を取り消した。市によると、後援申請時点で生成AIによる記事作成は知らされておらず、担当者は「内容の正確さやチェックは大前提だ」と話した。福岡県飯塚市も対応を検討中で、担当者は「困惑している。生成AIを使うとは把握していなかった」と述べた。両市ともキャンペーンへの支出や補助はない、いわゆる「名義後援」という。
また、後援に関わっていないが誤情報を掲載された古賀市の担当者は「誤った観光の情報はイメージダウンにつながりかねない」と困惑した。サイトを閲覧した一人でライターの大塚拓馬さん(37)=福岡県大野城市=は「不正確なサイトに行政が後援の形でお墨付きを与えていた。行政は責任を持って対応してほしい」と注文を付けた。
ウェブ関連会社の社長は14日、毎日新聞の取材に応じ、「(システムを)紹介した人から『生成AIを活用して文章をスムーズに作れる』と聞いたので問題ないと認識していた。落ち度だった。大変ご迷惑をおかけした」と述べた。
↓問題のあった「福岡つながり応援」のサイト
ちなみに「海の中道」の正しい情報はこちら↓
海の中道(うみのなかみち)
福岡県福岡市東区にある志賀島と九州本土とを繋ぐ陸繋砂州である。全長約8キロメートル、最大幅約2.5キロメートルの巨大な砂州で、この砂州の北は玄界灘、南は博多湾となっている。うみなかとも略称される。福岡市内のリゾート地域として多くの施設を抱える。
★Grrrrrrrrrr!(グォーーー)ポイント★
知りたいことを入力すると、ちゃんとまとめた情報を表示してくれます。書きたい文章や表をオーダーすると、ちゃんと作ってくれます。最近では、とてもリアルな感じの画像や動画も作れます。なんなら会話もできます。天気予報や店舗情報も瞬時に丁寧に教えてくれます。
生成AIはとても便利です。時間のかかることを瞬時にこなしてくれます。しかし、今回のような問題が起きてしまうので何故でしょうか。よく「AIが仕事をしてくれる」なんて表現がありますが、本当にそうなのでしょうか。
生成AIはツールではないでしょうか。それは自動車に似ています。自動車はとても便利です。生身の人間では到底運ぶことのできない量の荷物を、到底たどり着けない距離まで、到底不可能な短い時間で運ぶことができます。が、それは自動車を操作する人が「ルール」を護ることで成り立っています。扱い方によっては人の命も奪いかねないのも自動車です。
生成AIで作られたコンテンツと、人が作ったコンテンツを判断することは難しいです。しかし今後AIが作ったコンテンツは加速度的に増えていくでしょう。
コンテンツを利用する私たちは、Web上にある情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、根拠=裏取りする必要があるのではないでしょうか。
考えさせられるニュースだと思いました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。