今週のお題「遠出」

ーーーバナナ、好きですか?

バナナ(英: banana、学名: Musa spp.)
バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群の総称または、その果実のこと。東南アジア原産で、いくつかの原種から育種された多年性植物。熱帯~亜熱帯の地域で栽培されるトロピカルフルーツ。種によっては熟すまでは毒を持つ。
日本では古くは芭蕉と呼ばれ、甘蕉(かんしょう)、実芭蕉(みばしょう)という別称もある。
食用果実として非常に重要で、2009年の全世界での年間生産量は生食用バナナが9581万トン、料理用バナナが3581万トンで、総計では1億3262万トンにのぼる。アジアやラテンアメリカの熱帯域で大規模に栽培されているほか、東アフリカや中央アフリカでは主食として小規模ながら広く栽培が行われている。花を料理に使う地域もある。
葉は皿代わりにしたり、包んで蒸すための材料にしたりするほか、服飾品づくりや屋根葺きにも用いられる。世界最大のバナナ生産国であるインドには葉を扱う専門店もある。葉の繊維を主に利用するイトバショウは同属異種である。
バナナって誰もが食べたことのあるフルーツ界隈の「超メジャー」って感じですよね。
でも、不思議に思いませんか?
バナナってバナナの1種類しかないですよね?!
イチゴやリンゴにミカンなどなど、他のフルーツには種類がたくさんあります。でもバナナは「バナナ」だけ。

私たちが食べているバナナは「キャンベルディッシュ」という種類なんだそうです。
キャベンディッシュ(英語: Cavendish)
バナナの栽培品種。種としてはMusa acuminataに、品種群(英語版)としてはAAA栽培型のキャベンディッシュ亜群に属する。ドワーフ・キャベンディッシュ(英語版)やグランド・ナイン(英語版)など商業的に重要な栽培品種が含まれる。1950年代以降、キャベンディッシュはもっとも流通量の多い栽培品種であり、パナマ病によって荒廃したグロス・ミチェルから主役の座を奪った。
もちろん、バナナには色々な種類があります。なのになぜ「キャベンディッシュだけ」なのでしょうか。
その答えはこちらの記事で↓

ほとんどの人が1種類のバナナしか食べたことがない理由
スーパーに行くと、「ふじ」「つがる」「ジョナゴールド」など、様々な品種のリンゴを購入できます。しかし、同じく品種が豊富で身近なフルーツであるバナナに関しては、ほぼ1種類しか並んでいません。ほとんどの人は「キャベンディッシュ(英語:Cavendish)」という品種しか食べたことがないのです。ここでは、世界の多くの人が1種類のバナナしか食べたことがない理由を解説します。
バナナの品種は豊富
バナナと聞くと、どんな形や色、また味を思い浮かべますか?ほとんど人は、甘くてデザートになるバナナを思い浮かべます。ある程度の太さと長さがあり、皮は厚く、熟すときれいな黄色になる「いつものバナナ」です。
しかし、これらはすべて「キャベンディッシュ」という品種の特徴であり、バナナすべてに共通するものではありません。実際バナナには、加熱調理される大きな「プランテン」、赤茶色の皮をした「モラード」、小ぶりで皮が薄い「ラツンダン」など、さまざまな品種があります。もちろん、違いは見た目だけではありません。デザートに最適なバナナだけでなく、炒め物やビールの醸造に適した品種さえあるのです。
とはいえ、そんな多種多様なバナナの中でも、やはりキャベンディッシュが世界を制覇しています。
キャベンディッシュは世界で生産されるバナナのほぼ半数であり、国際取引されるバナナのほとんどを占めています。そのため多くの国のスーパーには、キャベンディッシュ1種しか並びません。では、このような状態になっている理由は何でしょうか?
多くの人がキャベンディッシュしか食べたことがない理由
多くの人がキャベンディッシュしか食べたことがないのは、キャベンディッシュを超えるバナナが作られたり、世界に流通したりしないからです。
その原因は主に3つあります。
①同じ大きさや形、味が求められている
「消費者は一貫した体験を求める」というのが、青果業界での定説です。私たちはスーパーに並ぶものが、同じ形や大きさ、色であることを望んでいます。もちろん、これはバナナだけに限った話ではありません。ニンジンも同じ形や大きさが求められていますし、アボカドも同じ理由で1種類しか販売されていません。②キャベンディッシュは安い
昔はバナナも貴重でした。実際、18世紀半ばのニューヨークでは、バナナを食べることが一種のステータスとなっていたようです。しかし現在では、バナナが最も安価な果物になっています。人々にとってバナナは「安くて美味しいもの」であり、高いバナナの需要は一部の除いてほとんどありません。費用を投資して「美味しく高価な別のバナナ」を作ったとしても、見返りは少ないでしょう。③インフラの固定化
バナナのようなトロピカルフルーツを安価で世界中に流通させるには、専用のグローバルインフラが必要となります。現在、冷蔵輸送コンテナ、熟成を遅らせるホルモン剤、膨大な数の輸送箱などは、すべてがキャベンディッシュに合わせて作られています。他の品種を導入することは、世界規模の機械にサイズの異なる歯車を入れるようなものであり、大規模な変更が必要になります。これらの点を考えると、今後もしばらくはキャベンディッシュだけを楽しむしかなさそうですね。
キャベンディッシュ以外が店先に並ぶ方法
では、スーパーに並ぶバナナが多様化する可能性はゼロなのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。2つの可能性があります。
1つは、病気や害虫による攻撃です。
単一品種が生産の大半を占めているということは、その品種を攻撃する「病気や害虫の影響を強く受ける」ということでもあります。実際、1950年代までは「グロスミッチェル」と呼ばれる品種が世界的にも主流でしたが、病害によって壊滅したため、耐性があった現在のキャベンディッシュの栽培が始まったという経緯があります。しかし生物の世界では、一方の耐性はもう一方の進化を促します。2015年以降、グロスミッチェルを壊滅させたのと同じ病原菌が、キャベンディッシュの耐性を突破して病害をひろめつつあります。そのためバナナ農家は代替品(3代目)を探しているとのこと。
もう1つの可能性は、顧客による投資です。
現在、フロリダにある熱帯教育センターでは、「あまり知られていない果物や野菜に対して、顧客がどれほど投資するか」といった点が調査されています。そして見込みのある果物や野菜を対象に、小規模農家と協力して新たな供給ラインを構築しているとのこと。実際にライムやアボカドでは新しい種の生産と販売が始まっているようです。こうした団体の活動をサポートしたり、直接農場に新しい品種を注文したりするなら、顧客として投資していることになります。また多くの人が、店先に並ぶキャベンディッシュ以外の品種に目を光らせて購入するなら、需要と供給が徐々に向上し、バナナの多様化に貢献できるでしょう。
現在、多くの人は1種類のバナナしか食べたことがありません。
しかし私たちが望めば、いつかは他のフルーツと同じように、バナナの多様化を楽しめるときが来るかもしれませんね。

バナナに関するこれまでの記事↓

★にょろにょろポイント★

まさか?!の理由でしたね。
今まで当たり前に食べることができたものがこの先食べられなくなる可能性はなくはないですね。最近話題の「お米」。今の様子では、これから先がどうなるか分かりません。
バナナも含めあらゆる食材には途方もないほどの手間と時間がかかっていると、いただきますの前に思い出し、感謝を込めて頂くようにしています。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。


多くの人がキャベンディッシュしか食べたことがない理由
