今週のお題「夏の足元」

これから暑い夏がやってきます。
暑い時に喉を潤すもの、特にキンキンに冷えた炭酸飲料、好きな人も多いのでないでしょうか。

炭酸飲料(たんさんいんりょう、carbonated drink)
炭酸を含んだ清涼飲料水。この定義では果汁入りのものもあるが、果汁入り飲料を除外する定義もある。なお、これとは別に「炭酸ガスを含むアルコール分のない炭酸飲料及びアルコール分のある炭酸飲料」などすべての炭酸ガス含有飲料を含めて「発泡飲料」とする文献もある。
炭酸飲料の中には甘いものがあります。
そう、甘い炭酸飲料には多くの「砂糖」が使われています。たとえばペットボトル500mLの「コカ・コーラ」の場合、
コカ・コーラ
コカ・コーラに含まれる糖質の量は、100mLあたり11.3gです。コップ1杯(200mL)では、糖質の量は22.6g、角砂糖に置き換えると約7個分になります。スティックシュガーで例えると、約7.5本分です。500mLペットボトル1本のコカ・コーラを飲んだ場合、糖質を56.5g摂ることになります。角砂糖に換算するとおよそ17個分です。スティックシュガーで例えると、約19本分に相当します。
と、かなりの量が溶け込んでいる、ということは多くの人が知っているのではないでしょうか。
そこでこんな記事を見つけました↓


健康とソーダ税:糖尿病予防の切り札か、過剰介入か?
はじめに
砂糖入り清涼飲料(SSB: Sugar-Sweetened Beverages)は、現代における重要な公衆衛生の課題のひとつです。糖分の過剰摂取は、2型糖尿病、肥満、心血管疾患、虫歯など多くの疾患リスクを高めることが知られています。そのような背景のもと、世界各国では「ソーダ税(soda tax)」の導入が進められており、飲料の消費行動に対する政策的介入として注目されています。本稿では、ソーダ税の定義や実例、健康指標への影響、そして日本における導入の可能性まで、医療者の視点で多角的に掘り下げていきます。ソーダ税とは何か
ソーダ税とは、糖分を含む清涼飲料水に対して課される税のことを指します。目的は単なる財源確保ではなく、消費者の選択を健康的な方向へと誘導し、糖分摂取の抑制を通じて生活習慣病の予防につなげる点にあります。税の課し方にはいくつかの方式があり、たとえば「飲料1リットルあたり〇円」など容量に応じた定額課税のほか、「100mlあたりの糖分量が〇g以上の場合に課税される」といった含有量ベースの段階的課税も存在します。これにより、メーカーに対しても減糖製品への改革を促す圧力となり得ます。各国の導入事例とその効果
世界で最も有名な事例のひとつはメキシコです。2014...
【続きを読む】ソーダ税の導入で糖尿病予防は可能か?各国の事例と日本の未来を探る(残り約3003文字)
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ではまずは「砂糖入りの炭酸飲料」のカロリーはどれくらいなのか調べてみました。


炭酸飲料カロリーランキング(2017年)
商品名 |総カロリー |100mLあたり
|(kcaL)|(kcaL)
デカビタCダブルスーパーチャージ|245.0 |49
ペプシコーラ |240.0 |48
コカ・コーラ レモン |230.0 |46
ファンタ グレープ |230.0 |46
ファンタ オレンジ |230.0 |46
ペプシストロング5.0GV |225.4 |46
コカ・コーラ |225.0 |45
リアルゴールドフレーバーミックス|215.6 |44
特産三ツ矢北海道産らいでんメロン|211.6 |46
三ツ矢サイダー |210.0 |42
ちょっとデータが古いのですが、でも砂糖入り炭酸飲料のカロリーの「目安」はわかると思います。
ここでは500mLあたり「230kcaL」と仮定します。
230kcaLというカロリー=エネルギーがどれくらいのものかというと、
約171cm/70kgの30-40代男性の場合
食事では
- 白米のご飯・・・・・・・1杯の92%
- おにぎり・・・・・・・・1.1個分
- 6枚切り食パン・・・・・1.5枚
運動では
- ウオーキング・・・・・・約50分
- ジョギング・・・・・・・約27分
に相当します。
ーーーあれ?大したことないのでは???
そうかも知れません。でも多くの砂糖入り炭酸飲料で得られる殆どが「エネルギー」であって、食事の最大の目的である栄養素摂取は達成することはありません。

人工甘味料は?
昨今の「健康ブーム(?)」に乗ってか、飲料に関しては広く「カロリーゼロ」が普及しています。
ーーー人工甘味料のものを選んでる
という人も多いと思います。人工甘味料について簡単にまとめると、

人工甘味料
砂糖のような自然な甘味成分とは異なり、化学的に合成された甘味料のことです。多くの場合砂糖に比べて甘味度が高く、しかも低カロリーであるため、ダイエット食品や、減糖製品に使用されています。代表的なものとしては、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなどがあります。
人工甘味料の特徴
甘味度が高い
砂糖に比べて数百倍高い甘味を持つため、少量で甘味を出すことができます。
低カロリー
砂糖に比べてカロリーが低いか、またはゼロカロリーのものがあります。
砂糖の代替
砂糖の代わりに、主に低カロリー製品や、糖尿病患者向け製品に使用されています。
種類
各種人工甘味料は、甘味の強さ、味の持続時間、熱安定性など、それぞれ特徴が異なります。
- アスパルテーム 砂糖の200倍の甘さで、カロリーは砂糖と同じですが、少量で甘味を実現できるため、低カロリーにつながります。
- アセスルファムK 砂糖の200倍の甘さで、0カロリー。
- スクラロース 砂糖の600倍の甘さで、0カロリーです。
メリット
- カロリー制限 低カロリーであるため、カロリー制限に役立ちます。
- 虫歯の予防 糖類と異なり、微生物によって発酵されず、酸を産生しないため、虫歯の予防に役立ちます。
- 血糖値を抑える 血糖値の上昇を抑えるため、糖尿病患者にも利用されています。
デメリット
- 味覚の混乱 甘味は感じるが、血糖値が上がらないため、脳が混乱し、食べ過ぎにつながる可能性があります。
- 腸内環境への影響 人工甘味料が腸内細菌に影響を与える可能性があります。
- DNA損傷 スクラロースがDNA損傷を引き起こす可能性があるという研究結果もあります。
人工甘味料に関する注意点
- 人工甘味料は、摂取量に注意する必要があります。
- 人工甘味料を毎日摂取する習慣は、腸内環境や糖代謝に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 海外では、使用が禁止されている人工甘味料もあるため、注意が必要です。
- 人工甘味料を過剰に摂取すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取量に注意し、適量に留めることが大切です。
非糖質系甘味料
非糖質系甘味料は、炭水化物に分類されない甘味料であり、天然甘味料と合成甘味料からなる。
天然甘味料
- ステビア加工の甘味料
- 甘草のグリチルリチン[5]
- モグロシド
合成甘味料
非糖質系甘味料で天然に存在しない甘み成分を人工的に合成したもの。人工甘味料とも。国によって食品添加物としての使用が禁止・規制されているものがある。
- アスパルテーム
- ネオテーム
- アドバンテーム
- アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
- スクラロース
- サッカリン(サッカリンナトリウム)
と言えます。
色々ありますが、どの人工甘味料も殆どが「エネルギー」をゼロ、もしくはゼロに近くまで減らすのであって、食事の最大の目的である栄養素摂取は達成することはありません。

★にょろにょろポイント★

飲料、特にソーダ系の飲料、つまり「砂糖」がやめられず、このままでは糖尿病などの病気になる可能性が高くなる、ならば税金をかけて「入手し辛く」することで抑制ができるのではないか。
アプローチのひとつとして、私には思いつきませんでした。
確かに「摂取しなければ」オーバーカロリーに陥ることはありません。でもお菓子やケーキなどを食べてしまえばソーダ税を導入しても目的を達することはできなくなるのでは?と考えてしまいます。お菓子やケーキにもよりますが、栄養を得ることもできるかも知れません。
「美味しい」や「好きだから」も食べる理由になりますが、「身体に負担をかけないから」というのも選ぶ理由になるのでは?と考えてみたりしています。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
