今週のお題「買ってよかった2025」

2025年12月14日日曜日、私は九州大学にいました。本日、こちらでセミナーが行われます。





第77回福岡糖尿病セミナー
日時 2025年12月14日(日) 9:30~12:30
場所 九州大学医学部百年講堂『大ホール』
福岡市東区馬出3丁目1番1号


テーマ「災害への備えと対策」
一般演題
座長 勝田 仁 先生 (九州大学大学院医学研究院 保健学部検査技術科学分野 教授)
加藤 康男 先生(福岡県済生会二日市病院 検査部 臨床検査技師)
1)「 福岡県の災害対策について 」
佐野 正 先生 (福岡県保健医療介護部 医監)
2)「 平時・災害時における看護師のDiaMAT活動 」
藤井 純子 先生(佐賀大学医学部附属病院 慢性疾患看護専門看護師/糖尿病看護特定認定看護師)
3)「 災害時の薬剤師の役割 ~田主丸豪雨や能登半島地震の事例を通じて~ 」
立山 勝規 先生 (しらかべ調剤薬局 薬剤師)
4)「 激甚災害に備える!~災害拠点病院検査部の取り組み~ 」
新田 誠 先生(福岡県済生会二日市病院 検査部技師長)
特別講演
糖尿病の災害医療
座長 赤司 朋之 先生(社会医療法人シマダ 嶋田病院 内科部長(糖尿病))
演者 安西 慶三 先生(医療法人社団 高邦会 高木病院 副院長 糖尿病内分泌肝疾患センター長)
本日の内容
- 災害時における糖尿病患者支援の目的
- DiaMATの平時、災害時の活動
- 災害時における災害時の活動事例
- 災害は地震だけではないが、日本全国で地震が発生している
- 日本糖尿病学会と日本糖尿病協会で災害の対応を実施
- 2011年 東北震災 DiaMAT設置検討
2016年 熊本地震の際にK-DATが設置(ボランティア活動として)
2024年 能登半島地震DiaMAT:糖尿病医療支援チーム(JMATの一員として活動) - 災害時糖尿病医療支援チーム DiaMAT|公益社団法人日本糖尿病協会(参考)
- DiaMATとは of DiaMAT_2024(参考)
災害時のDiaMATの役割
①災害に際にして発生後3日間患者が自助で生きのびるすべを得る+環境整備
②災害に関して糖尿病関連の防げた死と二次健康被害を最小化する
災害時、自衛隊のDMAT、モバイルファーマシーだけで賄えない=患者自身で守っていくことが必要。
- 自助=自分で守る
- 共助=みんなで守る
- 公助=国や自治体で守る
災害死
①直接死:避難遅れなど
②関連死:災害そのものではなく災害に関連した死。医療が適切に介入したらなくならなかった死を防ぐ必要がある。(熊本地震ではこちらが多かった)
糖尿病の患者の特徴
感染症にかかりやすい→シックデイ、災害のことを日頃から教育する必要がある
- 日本糖尿病学会+日本糖尿病協会で共同してDiaMATを立ち上げた
- CDE、行政、医師会も合わせて活動することが大事。
平時:災害時のシステム構築、患者とスタッフへの災害教育
災害時:災害発生時の活動
DiaMAT教育支援
JADEC DiMAT認定制度
diamat_certified_250624.pdf
e-ラーニング2025/8より開始(120項目:視聴無料)
研修終了したら認定し、DiaMATとして登録することとなっている。
登録数:46人/全国
視聴:105人/全国
患者に説明するうえで、医療スタッフが災害のことを知っておく必要がある。=e-ラーニングを作った。
JADECで災害用の資料あり
糖尿病とともに生きる人の災害への備え|公益社団法人日本糖尿病協会
特に糖尿病連携手帳挟み込み型防災リーフレット
このリーフレットを実際に記入してもらうのが大事。家族と事前に情報共有しておくこと。事前準備、避難所での食事や運動の簡単なまとめ、薬の調整方法などのポイントがまとめられている。
糖尿病患者は脱水に注意が必要。
通常は腎機能正常の人でも脱水になると腎機能障害がおこることあり。ビグアナイド薬を服薬していると乳酸アシドーシスになる可能性ので注意が必要。
1型糖尿病の患者
14万人/日本、5000人/福岡←この数のインスリンの備蓄は不可能。日頃から患者自身で備蓄しておくことが必要。
R5.11.8よりインスリン(ヒューマリンR)備蓄薬となった。
災害薬事コーディネーター 福岡:35人(災害時に薬の供給調整する人)
インスリン治療が必須の糖尿病のある患者の位置情報が必要なのでLINEで登録システムができた=diamat_p_line.pdf
①災害時インスリン製剤を持って逃げられなかった場合に位置情報を送信することで、速やかな薬剤手配が可能に
②平時も糖尿病とともに生きる毎日に役立つ情報を届ける。
※まだ登録数が少ないため普及が必要。JADECの認定医に登録依頼予定。
避難した人の医療情報がないことで医療提供が十分でなかったが、今後マイナポータルが重要になるのではないか
まとめ
災害時には備えたことしか役に立たなかった (国土交通省 東北地方整備局長)
どんなに優れた支援体制を描いても、平時から備え、訓練し、連携していなければ実際の災害では機能しない。平時の準備こそが、有事の命を守る唯一の手段。
平時
①災害時のシステム構築
・行政や医師会との連携
・患者登録システムの構築
②患者・スタッフへの災害教育
・災害対策に関する糖尿病患者のための勉強会

★にょろにょろポイント★
つい先日2025年12月8日23:15頃、青森県東方沖で青森県八戸市で震度6強を観測しました。その後も余震が続いています。その後、12日には茨城県南部で震度4、14日には能登半島沖で震度4と大きな地震が続いています。
平常時にいかに災害時の想定ができるか、その意識を持続し続けること、備えることの大事さを改めて確認させて頂きました。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。