今週のお題「おやつ」

サプリメント、利用していますか?
栄養バランスのよい食事を心がけていてもなかなか全ての栄養素を毎回揃えるのは至難の業です。そんな時に役立ってくれるのがサプリメント、です。

サプリメント(supplement)
栄養補助食品(えいようほじょしょくひん)とも呼ばれ、ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養摂取を補助することや、ハーブなどの成分による薬効が目的である食品である。略称はサプリ。ダイエタリー・サプリメント(dietary supplement)は、アメリカ合衆国での食品の区分の一つである。他にも生薬、酵素、ダイエット食品など様々な種類のサプリメントがある。健康補助食品(けんこうほじょしょくひん)とも呼ばれる。
サプリメントとは?
食品は、「特定保健用食品」、「栄養機能食品」、「機能性表示食品」、「一般食品(健康食品含む)」に分類され、一般食品以外は、国が定めた安全性や有効性に関する基準などに従って、食品の機能が表示されています。
サプリメントは健康を補助する食品です。ビタミンやミネラルなど体に必要な成分が、粒やカプセル状などに加工されて販売されています。なお、サプリメントには法律上の定義はありません。 厚生労働省 によると、一般的には「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」と認識されています。なお、サプリメントと同様、健康食品も明確な定義がなく、「健康の保持増進に資する食品全般」と捉えられており、広義ではサプリメントは健康食品の一部だと言えるでしょう。
若い女性の間では、美容目的のサプリメントも人気となっています。必要な栄養をしっかり摂取し、日々自分の体をケアすることは、健やかで綺麗な肌や髪を保つことにもつながります。
ある意味「お守り」のようなサプリメントですが、そのサプリメントについて気になる記事がありましたので紹介します↓


日本人の約2割がサプリを過剰摂取 耐容上限量の超過も確認 東邦大学
東邦大学医学部の朝倉敬子教授、杉本南助教らの研究グループは、日本人成人のサプリメント摂取量を調査し、約2割で過剰摂取が生じていることを明らかにした。
サプリメントは栄養補給に役立つ一方、摂取量が多い場合、一部の栄養素では過剰摂取となり、健康リスクにつながる可能性がある。しかし、利用者がメーカーの示す摂取目安量を守っているかどうかについては、これまで十分に検討されてこなかった。
そこで研究グループは、サプリメントの購買履歴データを活用したオンライン調査を実施。過去3か月間に主要25製品のいずれかを購入し、直近1か月以内または定期的に使用していると回答した日本人成人2,002人(18~74歳)を解析対象とした。
その結果、自己申告の摂取量と頻度から推定される1日当たりの摂取量が、メーカーの摂取目安量を超えていた人は18.5%(371人)に上った。過剰摂取と関連する要因として、「50~64歳」、「有職者(パートタイムまたはフルタイム)」、「錠剤タイプ(特に水溶性ビタミン単剤)の使用」、「6か月以上の継続使用」、「意図的に推奨量より多く摂る行動」が挙げられた。
さらに、過剰摂取者371人のうち、食事摂取基準で「耐容上限量」が定められている栄養素を含む製品を摂取していた297人を分析したところ、62%(184人)が1つ以上の栄養素で耐容上限量を超えていた。
以上の結果から、日本人成人のサプリメント利用者の約2割が目安量を超える過剰摂取をしており、その一部では耐容上限量の超過に至っている可能性が示された。
本研究は、サプリメントの安全な利用に向けた情報提供の重要性を示唆しており、注意喚起や表示のあり方を検討するうえでの基礎資料となることが期待される。
この記事によるとサプリメント利用者の約2割が目安量を超える過剰摂取状態であるとしてます。
「お守りとして」なんて話しましたが「身体によいから」と言ってついつい「多め」に飲んでしまう、というのはあり得る話です。
サプリメントの使用について以下の記事を紹介します。

医薬品・医薬部外品とサプリメントの違い
医薬品・医薬部外品とサプリメントは、口から摂取するものという点では同じですが、分類や目的が大きく違います。
医薬品は、薬機法により「身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物・疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物」と定義されています。
また、医薬部外品は「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されています。
一方、サプリメントは食品に分類されており、それ以上の明確な定義はなく、その役割は健康補助や栄養補給となります。
効能効果や病気を治すといった表現は法律によって基準が定められており、サプリメントではそのようなことを表示することができません。
医薬品・医薬部外品は人体に対する作用を起こすものですが、サプリメントは健康補助という立ち位置であることを理解しておきましょう。
サプリメントの種類
コロナ禍における在宅勤務時間の増加や、運動不足によって健康維持におけるサプリメントの需要と関心は高まっています。一方で、商品の数が多く、サプリメントにはどのような種類があるのかを把握することが難しくなっています。ここでは、サプリメントの種類について解説していきます。ベースサプリメント
ベースサプリメントとは、健康維持に必要不可欠な栄養を補うためのサプリメントです。不足してしまうと、健康維持に大きな影響を与えてしまう成分です。《ベースサプリメント例》
ビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維・DHA・EPAなどヘルスサプリメント
ヘルスサプリメントとは、健康維持や美容を目的として使用されるサプリメントです。免疫機能をサポートする目的などで使用されます。《ヘルスサプリメント例》
カテキン・イソフラボン・ローヤルゼリー・プロポリスなどオプショナルサプリメント
オプショナルサプリメントとは、体の調子を整えるため、健康増進を目的として使用されるサプリメントです。日頃の食事では摂取することが難しい成分を補う目的などで使用されます。《オプショナルサプリメント例》
グルコサミン・ハーブ・ウコンなど
サプリメントの選び方
自分に不足している栄養素を知る
普段の食事だけでは不足しがちな成分は、その成分の入ったサプリメントを摂取して補いましょう。たとえば食生活でフルーツや生野菜が不足していると感じる場合は、ビタミンCが不足している可能性が高いため、ビタミンCのサプリメントの摂取が好ましいです。
貧血気味で食事からの鉄分摂取が難しい人は、鉄分のサプリメントを摂取しましょう。
仕事などで忙しく、外食、コンビニ弁当などが中心の食生活となり、食べるものが偏ってしまう場合は、マルチビタミンや、マルチミネラルなどの総合的に栄養が補充できるサプリメントがおすすめです。
またサプリメントを飲むだけではなく、普段の食生活で不足している栄養素は何かを考え、食事や生活を見直すことが重要です。あくまでも不足する栄養素の補助として捉え、理想は普段の食生活や習慣の改善であることを忘れてはいけません。
サプリメントの目的や含まれている成分を確認する
パッケージに書かれている言葉だけで判断するのではなく、各種サプリメントの目的や含まれている成分をきちんと確認しましょう。最近では、ネットで簡単に販売、購入できるため、国内で承認されていない成分を含んだサプリメントの販売や、購入した商品の問い合わせ先とつながらないといったトラブルも報告されています。
どのような成分が含有されているのか? 製造元や販売元はしっかりしているか? など、懸念点がある場合は購入前に確認、問い合わせをしておきましょう。
含有されている成分名がわかったら、インターネットや書籍などで改めて確認しましょう。また、サプリメントを複数、同時に摂取すると、過剰摂取や体の不調につながる可能性もあります。そのため、薬剤師や医師に相談することで、安心してサプリメントを摂取しましょう。
継続的に摂取可能か確認する
サプリメントは継続的に適切な量を摂取することで、不足しがちな栄養素を補助します。購入前に、そのサプリメントは自分にとって継続可能かを考えていきましょう。推奨されている目安量は継続的に摂取できるか? 味や形状は飲みやすいものか? 継続して購入できる値段か? など、一時的な購入ではなく継続的な摂取を見据えての購入がおすすめです。
また、キャンペーンで初回のみのお得な価格、無料で提供されているサプリメントもあります。まずは試してから継続を考えたい人は、こうしたサービスを利用してみるのもよいでしょう。
また、サプリメントを使用中、体調に異常が生じたら摂取を中止し、医師に相談しましょう。
摂取可能な体の状態か確認する
一部のサプリメントにおいては、摂取を控えた方がよい人がいます。例えば妊娠中、授乳中、持病のある人は、推奨できないサプリメントもあるため、自分が飲めるものかをしっかり確認する必要があります。また、お子様の摂取が制限されているミネラルもあり、誤ったサプリメントを選ぶことで、体に悪影響がでる可能性もあります。そのため、事前の確認はとても大切です。
アレルギー体質の人は、サプリメントの成分によってはアレルギー反応を起こしてしまう危険性もあります。また、服用中の薬との飲み合わせによっては、薬の効果に影響が出るため、事前に医師か、薬剤師へ相談しましょう。アレルギーの成分名が分かっている人は、その成分が含まれていないかを確認しましょう。

★ユニコーンポイント★

サプリメントを使うことは悪いことではありません。十分な栄養価が摂れない状況でそれを放置するよりも、一時的な緊急処置としてサプリメントを摂ることは有効だと考えます。

しかしサプリメントは食材には適いません。
色々な食材から様々な栄養を取り入れる。それは肉体だけでなく、精神、心にも届きます。「美味しい」という感動は大きな歓びに繋がるはずです。
サプリメント、上手に利用しましょう。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・糖尿病病態栄養専門管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。


