今週のお題「おやつ」

老化。
生まれた瞬間から誰も逃れることが決まっているもの。
老化(ろうか、英: ageing、aging)
生物学的には時間の経過とともに生物の個体に起こる変化。その中でも特に生物が死に至るまでの間に起こる機能低下やその過程を指す。
「aging」は実年齢として考えられ、「年齢を重ねる」「年を取る」という意味を表す。
老化度がだんだん重なると、最終的には老衰死に至る。
老化は、死を想起させたり、成熟との区別が恣意的であることから、加齢(かれい)、エイジングと言い換えられる場合もある。
学術分野では発生、成熟、老化などを含めた生物の時間変化すべてを含む言葉として「老化」を用いる。例えば、樹木の葉が加齢と共に黄色くなってやがて落ちるのも、同じく樹木が発芽してからの生長するに従って、挿し木時の発根や成長程度が悪くなるのも、動物が生まれてから時間が経つに従って、活動性が低くなりやがて死に至るのも、「老化」と表現されるが、その起こっている事象は全く別であると考えられており、混同すべきではない。
老化は45歳から55歳の間に急激に進むという研究の記事を紹介します↓


老化は「45歳から55歳」で急激に進む? 「DNAはたしかに影響する。でもそれより大事なのは...」米専門家がアドバイス
長年、老化は時間とともに徐々に進むものと広く考えられてきた。しかし2024年、アメリカの専門誌『Nature Aging』に掲載された研究では、老化は一定のペースではなく「スパート」で進むことが示唆された。そして今回、その非線形的な老化を裏付ける新たな研究が発表され、老化が加速する「特定の時期」が特定された。専門家によれば親からの遺伝子はもちろん老化に影響を与えるが、それ以上に重要な決め手となるポイントがあるという。
この研究は医学専門誌『Cell』に発表されたもので、14歳から68歳で外傷性脳損傷により死亡した76人の臓器提供者の血液と組織サンプルを分析した。対象となったのは心血管系、消化器系、免疫系、内分泌系、呼吸器系、皮膚、筋肉といった身体のシステムである。
研究者たちは、これらの組織に存在するタンパク質のカタログを作成し、年齢に伴う変化を調べた。これらのタンパク質は細胞成長を促す役割を担っており、その量が減少すると、細胞の再生能力が若年期ほど高くないことを示す。そしてそのデータを疾病と関連遺伝子のデータベースと照合した結果、心血管疾患、脂肪肝、肝臓腫瘍などに関わる48種類のタンパク質の発現が年齢とともに増加することが判明した。
研究結果から分かったこと
最大の変化は45歳から55歳の間に起こることが明らかになった。この時期、多くの組織に大きな変化が見られ、特に大動脈(心臓から全身へ血液を送り出す主要な動脈)、膵臓、脾臓に劇的な変化が見られた。研究者たちは最終的に、50歳前後に「老化の転換点」が存在し、中でも血管組織は早期から老化しやすく、老化に対して脆弱であると結論づけた。研究者たちは、なぜ50歳が転換点になるのかを明確に解明していない。ただ、いくつかの臓器やシステムにおいて、50歳前後を境目に老化が加速する傾向があることを確認した。
「遺伝的要因なのか、炎症なのか。なぜ50歳前後にこうした現象が起きるのかは分かっていない」と、ニューヨーク州立大学バッファロー校医学部で総合内科学准教授を務めるジョン・フディマ医師は述べる。しかし、本研究で正常な細胞機能に必要なタンパク質が50歳前後で減少することを示しているという。
ホルモン変化が関与する可能性もあると、ジョージ・ワシントン大学看護学部のメリッサ・バチェラー博士は語る。「50歳を迎えるタイミングでホルモンの変化が始まります。筋肉量が減少し、代謝も落ちます。しかしこれは自然な老化過程の一部です」
ただし、この研究は規模が比較的小さく、すべての人に同じように当てはまるわけではないことも指摘されている。セダーズ・サイナイ整形外科のバート・マンデルバウム医師は「老化のプロセスは非常に個人的なものだ」と強調する。
「老化を理解する上で重要な点は二つある」と彼は言う。「ひとつはゲノム。つまり遺伝子。そしてもうひとつは、その遺伝子に対して自分が何をするかです」。遺伝子が老化の土台を決める一方で、生活習慣がそれを良くも悪くも左右するのだと彼は付け加える。
バチェラー博士も同意する。「人によって変化が現れるスピードはさまざまです。多くは生活習慣に依存します。良くない生活習慣を持つ人は、そうでない人よりも早く老化するでしょう」。生活習慣を改善することで老化の転換点を先延ばしにできる可能性がある。
健康で長生きするためにできること
専門家たちは、健康的に年齢を重ねるためにはライフスタイルの選択が極めて重要だと強調する。「上手に年齢を重ねることは、思っているほど運任せではありません」とバチェラー博士。「日々の生活に小さな健康習慣を取り入れることが重要なのです」
医師たちは次のような方法を推奨している。
- 7時間以上の睡眠を取る:十分な休息は全体的な健康を支える。
- 身体を動かし続ける:日常的に活動的であることが不可欠。「座りすぎは新しい喫煙です」とバチェラー博士。
- 筋力トレーニングを取り入れる:ホルモンや筋肉量の変化に対応するために重要。
- 健康的な食事を心がける:「加工食品を控えたバランスの取れた食事を取ることが基本」とフディマ医師。
- ストレスを管理する:簡単ではないが、ストレスを和らげる工夫は心身の健康を支える。
マンデルバウム医師は最終的に「人は食べたもの、飲んだもの、考えたこと、そして行ったことの結果です」と強調する。さらに、健康は特定の部分に偏るのではなく、全体を包括的に見ることが大切だと指摘する。「身体は与えられた良いものにも、悪いものにも素直に反応するのです」
バチェラー博士は「年齢を重ねるうえで、健康的な生活を送り、長寿を支えるためにできることを行うことが大切です。衰えや崩壊は必然的な老化の一部ではないのです」と語る。

★ユニコーンポイント★
老化するのは生き続けた証。でも可能なら老化に抗いたい。どうすればよいか。DNAなど自分ではどうすることもできないことはあるとしても、食事や運動、睡眠、ストレスなどなど生活環境を整え、それを続けることで少しずつ変化する、そんな話かと思います。
ダイアベティス(糖尿病)も日々の積み重ね。老化に抗うこととダイアベティスを治療していくことに共通点は多いようです。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・糖尿病病態栄養専門管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
