

よく肉料理の添えて出される「クレソン」。
オランダガラシ(阿蘭陀芥子・和蘭芥子、学名: Nasturtium officinale)
水中または湿地に生育するアブラナ科の多年草。クレソン(フランス語:Cresson)またはクレス(cress)ともいう。「葶藶(ていれき)[注 1]」ともいう。ヨーロッパから中央アジアの原産。辛みがあり、肉料理の付け合わせとしてよく知られる。
名称
日本では一般にクレソンと呼ばれていて、標準和名オランダガラシは、外国から渡来したという意味で名付けられている。英名をウォータークレス (Watercress) 、仏名クレッソン (Cresson / Cresson de fontaine) 、伊名クレシオーネ (crescione) 、中国名では豆弁菜(とうべんさい)とよばれている。別名では、オランダミズガラシ、ミズガラシ(水芥子)、セイヨウゼリ(西洋芹)、バンカゼリなどともよばれているが、いずれも同じクレソンである。
学名としてはNasturtium officinale、N. nasturtium-aquaticum、N. aquaticum、Rorippa nasturtium-aquaticum(別属Rorippa に含める場合)が用いられる。
別種のガーデンクレス(学名: Lepidium sativum)は、アブラナ科マメグンバイナズナ属の植物で、和名をコショウソウという。
つい先日旬の野菜として紹介しました↓
そんなクレソンですが、大量に自生しているというニュースを見つけました↓

川に異変、クレソンが大繁殖 専門家が懸念するポイントは
外来種の植物の一種で、スーパーマーケットの野菜売り場に「クレソン」として並ぶ「オランダガラシ」が、愛媛県内各地の川で大繁殖している。松山市内の住宅街を流れる川では、この時期に水面が見えないほど繁茂していることから、専門家は川の流れを妨げる危険性に加え、生態系への影響についても心配している。
オランダガラシはヨーロッパ原産のアブラナ科の多年草で、明治時代の初めに日本に入ってきたとされる。ステーキの付け合わせなどに使われ、ピリッとした辛みがある。
日当たりのよい水辺を好み、ちぎれた茎からもどんどん再生するほど繁殖力が旺盛なことから、全国各地に広がっている。環境省などがまとめた生態系被害防止外来種リストでは重点対策外来種の一つとして掲載されている。
松山市内の住宅街を流れる吉藤川。市立潮見小学校付近では水面がほとんど見えないほどの植物で一面が覆われている。
大きなものは草丈が1メートルほどもあり、小さなジャングルのよう。試しに手近な茎を一本手折ってかじってみると、口の中に独特の辛みが広がった。確かにクレソンの味だ。
川沿いの住宅で長年暮らしているという男性に声をかけると、「この時期にこれほど繁茂するようになったのは、ここ10年ぐらいかな。大雨が降って流されるまで待つしかない」と嘆く。
吉藤川を管理する県中予地方局河川砂防課の担当者によると、吉藤川の現場では昨年度に洪水対策の土砂の除去を実施したばかりだという。ただクレソンなどの草は、土砂と一緒に取り除くことはあるものの、漂流物が引っかかりやすい樹木とは異なり、河川管理上で特に問題視はしていないという。
一方、植物の専門家で松山東雲短期大学名誉教授の松井宏光さんによると、クレソンが繁茂して根を張ることで川底に土砂がたまりやすくなり、川の流れが悪くなる可能性があるという。またクレソンが繁茂すると水中に光が届きにくくなり、在来の生き物の生息にも影響が大きいという。
クレソンの繁茂は吉藤川だけにとどまらず、愛媛県内各地で見られた。記者は八幡浜市の宮内川や伊方町の伊方大川のほか宇和島市内の水路でも確認した。
松井さんはクレソンが繁茂する原因について、生活排水や農地の肥料由来の栄養分が川に流れ込み、クレソンの成長を促している可能性を指摘する。
また今後の対策について松井さんは、「繁茂する前の春先に除去するのが効果的で、地元住民も参加して官民共同でやってはどうか」と提案している。


クレソンの分布・生育地
水辺によく自生する
ヨーロッパ・中央アジアの温帯が原産といわれている。北アメリカ、南アメリカ、アジア(日本を含む)、オセアニアに移入分布する。水を好み、各地の遊水池、小川、河原などきれいな水の流れる水辺に群生する。日本には明治3 - 4年ごろに、料理の付け合わせにする西洋野菜として導入されて栽培が始まり、それが野生化して帰化植物となり、平地から山地までの勇水地や小川、河原、しばしば深山の水際などで群生しているのが見られる。
オランダガラシは清流にしか育たないという俗説は誤りで、汚水の中でも生育する。日本でもよく似たコバノオランダガラシ(N. microphyllum またはN. officinale var. microphyllum)とともに川や溝に野生化・雑草化しているのがよく見られる。
思ったよりクレソンは自生する力があるようです。

クレソンの形態・生態
多年草。多湿を好む抽水植物もしくは沈水植物。繁殖力はきわめて旺盛で、水辺のところに節がある切った茎を置けば容易に発根するうえ、生長が速く、たやすく増殖する[14]。茎はやわらかく、横に這いながら高さ30 - 50センチメートル (cm) くらいになる。円柱状の茎の節から、白い根を出す。葉は奇数羽状複葉で、長楕円形の小さな小葉を3 - 9枚つけ、小葉には縁に鋸歯はなく、上部のものほど大きい。葉は黒っぽい緑色でやわらかく、水面を覆うように茂り、寒い時期は葉が紫紅色になっている。花期は初夏(5 - 6月ごろ)で、茎の先に白い小花を穂状に咲かせ、花弁は十字状に4枚つく。花後に細長いさや状の果実を結び、中に種子が入る。

★ユニコーンポイント★

もしかすると、あなたの近くの水辺にも野良クレソンがたくさん育っているかもしれません。ただパッと見で「クレソン」だと判る人は少ないと思います。判らないのにクレソンと決めつけてしまうのはとても危険。他の草かもしれません。場合により毒性のある植物かも知れません。野良クレソンには十分な注意が必要です。
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・糖尿病病態栄養専門管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。
