今週のお題「シーズン開幕」

日本伝統の競技、相撲。
相撲(すもう)
土俵の上で力士が組合って戦う形を取る日本古来の神事や祭であり、同時にそれを起源とする武芸や武道の一つ。興行としては大相撲が行われている。日本由来の武道・格闘技・スポーツとして国際的にも認知されている。
相撲を取る人たちを特に「力士」と呼びます。
力士(りきし、ちからひと)
相撲を行う者のこと。厳密には、相撲部屋に所属して四股名を持ち、番付に関わらず大相撲に参加する選手の総称。力士は皆、日本相撲協会の専従職員という扱いだが、一方で相撲協会と力士との間で結ばれている契約は「準委任契約(力士は個人事業主)」であるとする東京地裁の判例も存在する。
別称は相撲取り(すもうとり)とも呼ばれる。しばしば関取(せきとり)と呼ばれることもあるが、元来は大関のことを指す異称であり、現代では十両以上の力士のことを指す。幕下以下の力士は力士養成員(りきしようせいいん)と呼ばれる。また、本来は神事に関わる者であるため、日常会話では親愛と尊敬をこめてお相撲さんとも呼ばれる。英語ではsumo wrestler、もしくはローマ字表記でrikishiと呼ばれる。
アマチュア相撲で相撲を取る者は四股名を持たないため厳密には力士とはされず、選手と呼ばれる。
力士のみなさんは身体が大きいです。かなり大きいです。
幕内力士の平均(2023年〜2024年秋場所)
- 平均体重 :約 161 〜 164 kg
- 平均身長 :約 184 〜 186 cm
- 平均BMI:約 46 〜47
BMIだけを見ると平均的な人の約2倍、重度肥満となる数値です。
BMI(Body Mass Index)
身長と体重から算出される肥満度を表す国際的な体格指数です。「体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗」で計算され、日本肥満学会では18.5未満が低体重、18.5〜25未満が普通、25以上が肥満と定義しています。標準値は22.0で、最も病気になりにくい数値とされています。
BMIの計算式: 体重( kg ) ÷ { 身長( m ) × 身長( m ) }重度肥満(高度肥満)は、一般的にBMI(体重kg÷身長m²)が35以上、あるいは40以上の状態を指します。
力士の大きな身体を維持するために、たくさんの量の食事を摂ります。いくら伝統競技とは言え、無尽蔵に食べてダイアベティス(糖尿病)の心配はないのでしょうか。
参考になる記事を見つけましたので紹介します↓

力士は大食いでも「糖尿病」にならないって本当? 筋肉量多くても防げない“意外な落とし穴”とは【専門医解説】
大相撲春場所(三月場所)が3月8日、初日を迎えました。横綱昇進を目指す大関安青錦に注目が集まっており、観戦を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。ところで、力士は体を作るために食事量が多いことで知られています。SNS上では「あれだけ太っていて糖尿病にならないの?」と驚く声がある一方で、「力士には糖尿病が多い」という正反対の声も見られます。実際のところ、筋肉量の多い力士は糖尿病になりにくいのでしょうか。力士やスポーツ選手、痩せ体形に悩んでいる人が無理なく体重を増やす方法について、藤保クリニック(東京都新宿区)院長で糖尿病専門医の飯島康弘さんに聞きました。
生活習慣病が重なると糖尿病になりやすい
Q.SNS上では「力士には糖尿病が多い」「力士などが体を大きくしようと無理に大食を繰り返して糖尿病になる例もよく聞く」という声が上がっています。実際に、力士は糖尿病になりやすいのでしょうか。飯島さん「確かにSNSを見ると『力士には糖尿病が多い』『大食いを続けると糖尿病になる』といった声が見られる一方で、『力士はあれだけ食べても糖尿病にならない』といわれることもあります。
糖尿病専門医の立場から整理すると、現役の力士は稽古による運動量と筋肉量が非常に多く、食後の血糖値が上がりにくい傾向にあります。『現役中は糖尿病になりにくいように見えるが、発症リスクが低いとは限らない』と捉えるのが現実に近いと考えます。
力士には糖尿病に限らず、脂質異常症や高血圧、痛風(高尿酸血症)などの生活習慣病が一定の割合でみられるという報告もあり、これが『糖尿病が多い』といわれる背景だと考えます」
Q.なぜ筋肉量が多いと血糖値が乱れないように見えるのでしょうか。
飯島さん「次の3つの要因が考えられます」
(1)筋肉は、食後の糖の“受け皿”になりやすい
食事をすると血糖が上がるのは自然な反応です。大切なのは「上がった糖が体のどこに取り込まれるか」です。筋肉は糖を取り込む大きな“置き場”で、筋肉量が多く、日々しっかり使っていると、血糖を下げるホルモンの「インスリン」が効く状態が保たれやすいと考えられます。
一般の人は食後に少しスクワットをするだけで筋肉が「糖の受け皿」になり、糖尿病予防になるでしょう。
(2)稽古の運動量が多く糖の消費も増えやすい
相撲の稽古は強度が高く、全身を使います。一般の生活と比べて体が糖を使う量が増えやすく、同じ量を食べても血糖値が上がりにくい場面が出てきます。(3)見た目では分からない内臓脂肪のリスク
同じ体重でも、脂肪が皮下脂肪にたまりやすい人もいれば、内臓脂肪や肝臓(脂肪肝)に脂肪がたまりやすい人もいます。内臓脂肪が増えやすいタイプの人や、脂肪肝になりやすいタイプの人は血糖値が乱れやすい傾向があり、体格だけでは判断しにくい部分です。つまり、筋肉量が多くても、内臓脂肪がたまれば糖尿病の発症リスクは高まります。個人差を説明する考え方として「個人が耐えられる脂肪の量の目安(Personal Fat Threshold)」という概念も提案されています。
Q.それでも「力士に糖尿病が多い」と言われるのはなぜなのでしょうか。
飯島さん「糖尿病は単独で起きるというより、脂肪肝や脂質異常、高血圧、睡眠時無呼吸などと同時に進むことがあるため、複数の要因が重なったときに表面化しやすくなります。先述のように、脂質異常症や高血圧、痛風などの生活習慣病にかかっている力士もいるとされています。
特に注意したいのは、けがや休養、引退などで運動量が減ったときです。運動量が落ちると、同じ食事量でもエネルギーが余りやすくなり、内臓脂肪や脂肪肝が進みやすくなります。こうした変化は時間差で血糖値に表れることがあります」
炭水化物を極端に減らすのはNGQ.力士やスポーツ選手のように職業柄、体を大きくするために体重を増やさなければならない場合、どのように対処することが多いのでしょうか。また、痩せ体形に悩んでいる人が無理なく体を大きくすることは可能なのでしょうか。
飯島さん「力士や重量級のスポーツ選手の増量は、『ただ食べて体重を増やす』のではなく、競技力を保ちながら体格を大きくすることが目標になります。
体重を急に増やし過ぎると、内臓脂肪や脂肪肝が増えやすくなるなど、将来的な負担につながる可能性があるため、日々の目標を適切に設定しながら進めることが大切です。実際には、次の3つが柱になります」
(1)摂取エネルギーを増やす(量と同時に“質”も意識する)
・食事回数や補食で、必要な総量を確保する
・毎食タンパク質を入れて、筋肉の材料を切らさない
・炭水化物は練習の燃料になるため、極端に減らし過ぎない脂質は1グラム当たりのエネルギーが大きく、増量には役立つ一方で、取り方によってはカロリーが過剰になりやすい面もあります。
そのため「脂質をゼロにする」ではなく、揚げ物や高脂肪の加工食品に偏らないようにしつつ、量を調整することが現実的です。
(2)トレーニング設計(増えた栄養の行き先を筋肉へ)
・競技練習に加え、筋力トレーニングを組み合わせることが多い
・けがで運動量が落ちたときは、食事量や内容を見直す必要が出やすいまた、けがをしにくいように負荷を調整し、痛めた場合はトレーニング部位のローテーションを行うなど、継続できる形にすることが重要です。
「良質で大きな筋肉を育てること」が、競技力を保ちながら体を大きくする上での基本になります。
(3)睡眠や休養といった回復を増量の一部として扱う
睡眠が乱れると、食欲や回復が崩れ、脂肪ばかりが増える傾向にあります。体作りでは「食べる」「鍛える」と同じくらい「回復する」ことが大切です。いびきがひどい場合や日中の眠気が強い場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるため、医療機関で相談すると安心です。
なお、体重だけでなく、代謝の状態も一緒に見ることが重要です。増量が必要な人ほど、体重だけでなく、体の中で何が起きているかも定期的に確認しておくと、早めに軌道修正しやすくなります。
【増量中にチェックすべき項目】
・体重:週1回
・腹囲:月1回
・血圧:週1回
・血液検査:3〜6カ月ごと
・空腹時血糖、HbA1c
・肝機能(脂肪肝の目安)
・脂質(中性脂肪など)
・睡眠:いびき・無呼吸・日中の眠気の有無力士やスポーツ選手、痩せ体形で悩んでいる人など、増量が必要な人ほど、体重だけでなく腹囲や血糖値、肝機能、脂質、睡眠を総合的に見て、早めに調整することが安全につながります。ただ食べるのではなく、自分の体と会話をしながら、安全で持続可能な体作りを目指して頑張ってください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b61bbff4a2e8681498c4fa504a4fc0e3afb60987?page=1

こんなデータも見つけました↓
幕内力士の平均体脂肪率は約25〜30%台前半(調査例では約32.5%)で、体重150kg〜160kg超という巨体の割には意外と低い。皮下脂肪の下に厚い筋肉を隠し持つ「重戦車」のような体型であり、内臓脂肪は少ない健康的な肥満であることが多い。
- 驚異の筋肉量:体重160kg以上の力士でも、脂肪だけでなく除脂肪体重(主に筋肉)が100〜110kg以上あるため、脂肪率が驚くほど高くはならない。
- 個別データ:過去の調査で、元横綱日馬富士が23%、白鵬が29%など、30%を下回る力士もいる。
- 健康的な肥満:筋肉量が多く、日々の激しい稽古でエネルギーを消費しているため、見た目の割に「内臓脂肪」は意外と少ない(肥満の達人)。
- 測定方法:日本相撲協会では、精密な測定ができる「BOD POD(ボッド・ポッド)」と呼ばれる空気置換法を用いた測定器で体脂肪率を測っている。
力士は「隠れマッチョ」とも言える、相撲という競技に特化した身体能力の高い体脂肪構成をしている。
やはり力士たちの体重は私たちと比べても筋肉量による部分も大きいようです。
とは言え、やはりしっかり管理することの重要性も書かれていましたね。
そこで体重を増やし、同時に栄養も摂れる食事ということで「ちゃんこ鍋」なのです。


ちゃんこ鍋(ちゃんこなべ)
相撲部屋において、日常的に食されている鍋料理である。「ちゃんこ」とは本来、相撲部屋において「ちゃんこ番」の力士が作る手料理の全てを指すが、その中でも特に広く知られているのが、この鍋料理全般を指す「ちゃんこ鍋」である。相撲部屋のちゃんこ鍋は力士の体格を作り上げるために栄養バランスが第一に考慮されるほか、門外不出の隠し味なども存在する。
起源
力士の食事は明治時代中期までは個々に配膳されていたが、1909年(明治42年)の旧・両国国技館(のちのメモリアルホール)完成の頃に当時の現役横綱である常陸山谷右エ門の人気で出羽海部屋への入門者が一気に増え、個々に配膳していてはとても間に合わなくなった。そのため、1つの鍋を全員で囲んで食べる形式が考案され、それ以降の相撲界では鍋料理が定番として定着している。なお、常陸山が考案するより前にも力士が鍋料理を食べることはあったが、江戸時代までの力士の食生活については記録が無いため詳細不明である。
大正から昭和初期あたりまでの両国は鶏の相場が決まる鶏の大市場だったといい、そのような時代背景から当時は御馳走だった鶏で作る「ソップ炊き」が浸透したという。力士は巡業で回る各地の農家から余り物の野菜を貰い、食あたりしないように肉や魚と煮込んでちゃんこ鍋を作ったという。
概要
ちゃんこ鍋のメリット
前述のように、明治時代終盤に当時の横綱・常陸山谷右エ門以降の相撲部屋では鍋料理が広く取り入れられ、鍋料理そのものが相撲部屋の食事の代名詞となっていった。鍋料理のメリットとしては、
- 一度に簡易かつ大量に調理できること
- 栄養のバランスが良く、材料を加熱するために伝染病や寄生虫などの心配も少ない(ただし佐渡ヶ嶽部屋フグ中毒事件のように素人調理が原因となる死亡事故も発生している)
- 1つの鍋を囲むことで連帯感も生まれる
以上のことから鍋料理は力士の食事に適している。

★ユニコーンポイント★

身体を大きくするだけでなく、栄養バランスを整えるための具材を集めた料理がちゃんこ鍋。野菜だけでなく、お肉やお魚など色々な食材が詰め込まれているイメージです。身体を大きくする必要のないあなた。でも栄養バランスは大事です。あなたも栄養バランスに優れた自分だけのオリジナルちゃんこ鍋を開発してみては?
ー 適 材 適 食 ーてきざいてきしょく
小園 亜由美 (こぞのあゆみ)
管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士・糖尿病病態栄養専門管理栄養士・病態栄養専門管理栄養士・日本化粧品検定1級

*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は医療行為です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。

