3月は卒業式のシーズン。
そろそろ袴姿を見かけるようになりました。
卒業式の思い出と言えば、
私の場合、
卒業式の1週間後に迫った
管理栄養士の国家試験で
正直、それどころじゃなかった
という印象です。
しかも
親元を離れ京都に部屋を借りていたのですが
なぜか卒業式の翌日に引越という
強行なスケジュールでした。
ところでなんで「卒業式」と言うのでしょう。
入「学」に対して卒「業」式。
学問に入るから、入学。なるほど、です。
業?を卒だから、卒業?
どうもしっくり来ません。
そこで調べました。
卒業の「業」の由来とは、
サンスクリット語で,本来の意味は行為であるが,仏教では特に身,口,意が行なった行為ならびにその行為が存続して果報をもたらす力という意味に用いられる。また身体と口と心によって行なった行為を身口意の三業 (さんごう) と呼び,さらに個人の業である不共業 (ふぐうごう) ,社会全体の業である共業 (ぐうごう) をも説いている。
だそうです。
え?
行ったり、言ったり、思ったりした行為のこと?
しかも何だか過去に悪いことをしたって感じですね。
自業自得って言いますもんね。
梵語で業は「カルマ」って言うらしいですし。
・・・謎は深まりました。
確かに「卒業」という言葉は例えば
「もう赤ちゃんは卒業だね!」
なんて使い方もしますね。
学校を去る意味から転じて「卒業」を比喩的に使用し、何かから足を洗うこと(例:「煙草を卒業する」)や、学校以外の組織から去ること(例:「アイドルグループのメンバーが個人活動のためグループを卒業する」、「町内会の青年部を卒業し壮年(婦人)部に上がる」等)を表現することもある。
なるほど「比喩」なんですね。
ということは、
何かから外れることを「卒業」と言う?
・・・さらに謎は深まりました。
ちなみに
卒業式(そつぎょうしき)は、教育課程を全て修了したことを認定し、そのお祝いをする式典である。特に日本では、学校教育法施行規則によって定められた学校行事となっている。欧米でも大学の学位授与の式典はあるが、各学校の修了ごとに祝う式典は日本と韓国でのみ見られる習慣である。
法律で学校行事として定められていたんですね。
学校を卒業する度に卒業式をやっているのは
世界でも日本と韓国だけなんだそうです。
さらに業の言葉の意味を調べてみたら
「読み方」で意味が違ってくるようです。
ゴウ
1)仏語。人間の身・口・意によって行われる善悪の行為。
2)前世の善悪の行為によって現世で受ける報い。
3)理性によって制御できない心の働き。
なり
生活のための仕事。生業。なりわい。
わざ
1)おこない。行為。所業。しわざ。
2)職業。仕事。「物書きを業とする」
3)こと。ありさま。おもむき。
4)仏事。法要。
5)たたり。害。
ぎょう
1)なすべきこと。仕事。わざ。
2)暮らしの手だて。生業。職業。
3)学問。技芸。「業を修める」
4 「実業界」「業界人」の略。
ありました!
業って「学問」という意味があったんです!!!
そして「卒」は、
「ついに、とうとう」とか「終える」という意味。
「卒業」とは「学問を終えた」ということで解決!です。
すっきり★
卒業、おめでとうございます。
進学される方、就職される方。
新しい生活が始まる春はもう目の前です。
夢や希望をぜひ叶え実現してください。
お互い、頑張りましょう★
★わん!ポイント★
新生活は生活リズムを整える絶好のチャンス。
しっかり勉強や仕事をがんばりつつ、
しっかり寝て、
しっかり3食食べる。
健康は、夢や希望を叶えるために重要な要素です。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。