まず最初に。
「ダイエット」という言葉の意味をここでは
適正な体重
=生活習慣や年齢、性別、仕事や趣味などの
様様な条件や要因を考慮した上で、
その人にとって理想的で適正な体重
とします。
適正な体重を目指し維持するダイエットは
健康なカラダを創り、維持する上では
とても重要なことです。
そこで太りすぎな人は
ダイエットすることになるのですが、
糖質の摂取量を減らす「低糖質ダイエット」
脂質の摂取量を減らす「低脂質ダイエット」
どちらかチャレンジしてるって人もいると思います。
でも、どうやら
「誰にでも効く方法とは言えない」
ことが判ってきました。
注目すべきは
①低糖質・低脂質のいずれかの方法を
同じようにやったとしても、
人によって成功する人と成功しない人が出てくる。
②どちらの方法も減量効果としては
大差がないとのこと。
という2点。
つまり、
「個人差が大きくでやすい」
ということ。
どちらの方法が体重を落としやすいかは
個人によってまったく違うので、
やってみないと判らない
ということ、です。
大事なのは
「新鮮な野菜を食べる」
「精製された加工食品をなるべく控える」
「極端に空腹になるのを避ける」
「食後に運動をし、血糖値が上昇するのを防ぐ」
など
一般的によいとされることを
「長く続けること」
が、健康的な適正体重を目指すダイエット方法です。
食事で必要な栄養素を充分に摂り、
摂取カロリーが消費カロリーを超えないように
コントロールすること、です。
そして、
「求められているのは、食べることを我慢することではなく、もっとスマートな食べ方に変えていく方法を探ることです。食事療法を成功させるために、患者よって個別化することを考えるべきでしょう」
と記事は締めています。
糖尿病のある人だけではなく、
健康な人にとっても
とても大切な食事に対する考え方だと思います。
食べるということは誰にでも簡単にできる娯楽です。
「ぽんっ!」とお口に入れて
「もぐもぐ」すれば
「わー」としあわせな気分が味わえます。
そして生まれてから亡くなるまで続ける日常です。
そうして食べたものを使って私たちの身体は創られていきます。
食を考える、
なんて言うととても堅苦しい感じがしちゃうので、
いつもよりちょっとだけ味わうようにしてみる、
というのはいかがでしょうか。
なにげなく食べるのではなく、ちゃんと味わう。
すると、
今までとは違った食の楽しみ方が
できるようになるかも知れません。
ひとつひとつを味わう。
とても幸せなことではないでしょうか。
そうやって食事をしていくことで、
自分らしい食事のスタイルを組み立てていくのも
決して悪いことではないと私は考えます。
★わん!ポイント★
ダイエットは、
自分らしいカラダ、
本体のカタチを手に入れること。
そう考えることもできると思います。
食事カウンセリングでは
その人のために考えつくした
最適なアドバイスができるように
もっともっともっと頑張っていきます。
ー適材適食ー
小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士
*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。