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適材適食 -てきざいてきしょく-

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241食目「朝食に飲む牛乳は1日を通して血糖値の上昇を抑えてくれる」

「朝食に飲む牛乳は1日を通して血糖値の上昇を抑えてくれる」【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

 

牛乳、飲んでますか?

 

なんとなく牛乳を飲むシーンって「朝」をイメージしますよね?

実は、それ大正解かも!?という研究発表がありました。

 

カナダにある大学の研究チームが朝食に

・シリアル+「牛乳」を飲む

・シリアル+「水」 を飲む

場合の血糖値の上昇を調査した結果、

牛乳は食後の血糖値の上昇を抑えることが判ったそうです。

しかも牛乳を飲むと「セカンドミール効果」が食欲を抑え、

さらに1日中血糖値の上昇を抑える効果が持続したそうです。

 

 

1日の最初に摂る食事をファーストミールと呼び、

その次に摂る食事をセカンドミールと呼びます。

セカンドミール効果とは

ファーストミールがセカンドミールを摂った後も影響することです。

具体的に言うと、

朝食で「糖質を控え、食物繊維の多い食事」をすると、

朝食後の食後高血糖を抑えるだけではなく、

昼食後の血糖値の上昇も抑えてくれる、という話です。

 

なぜでしょう。

 

それは牛乳に含まれる成分「タンパク質」が理由だと考えられています。

牛乳のタンパク質は「機能性成分」で、

炭水化物の吸収を遅らせるだけでなく、

食欲を抑えるホルモンの分泌を増やしてくれるのです。

 

『え!?じゃあ牛乳サイコー!』

 

と思った人、ちょっと待ってください!

牛乳には動脈硬化の原因となる

悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしてしまう

飽和脂肪酸が含まれています。

 

なので、適量が重要です。

 

今回の研究では

牛乳をコップ1杯=250mL(約165kcal)

飲んで行われたそうです。

 

牛乳はとても栄養価の高い食品です。

摂り過ぎに注意して、上手に取り入れましょう!

 

www.dm-net.co.jp

 

 

 

★わん!ポイント★

 

今回紹介した朝食は

シリアル+牛乳

だけでしたが、

野菜を取り入れると

もっと栄養バランスがよくなります。

野菜を最初に食べるベジファースト+牛乳のセカンドミール効果。

期待できそうです。 

 

でも朝食ご飯派の人も野菜と牛乳を。

 

  

ー適材適食ー

小園亜由美(こぞのあゆみ)|管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ・健康運動指導士

 

*1 

 

YouTubeでは野菜や果物など食べものに関する情報を動画配信しています★【適材適食】小園亜由美(管理栄養士・野菜ソムリエ上級プロ)

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*1:文中の表現は全ての人が対象ではない場合があります。現在治療中の方は必ず担当医や管理栄養士の指示に従ってください。食事療法は治療です。ひとりひとりの身体の状態に合わせた適切でオーダーメイドなカウンセリングが必要です。充分に注意してください。